電子書籍
人々の日常
2020/10/05 20:18
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投稿者:sawa - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な人々の生活を感じながら、自分の日常を振り返った。
皆で社会を支えたいと感じた。
電子書籍
今だからこそ
2021/06/15 06:46
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
……の本です。日本中、自粛自粛の日々で、それでも、働かないといけない……その中で、いろんな職業の人たちの努力や苦労や……身に染みます。中には、テレビでよく見る有名人の方もいて……皆さん大変だったんだなあーと……。
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コロナ禍で働く、77人の日記。
普段、取り上げられることのないような職種まで、多様な仕事を取り上げてるのがとてもよかった。
人それぞれ悩みや変化、怒りが違う。自分では、気づいていなかった視点の苦しさや不安もあり、ぐんぐんのめり込むように読んだ。スーパーの店員さん、ごみ収集員さんなど、毎日見ているあの人かもしれない、とすごく身近な日記として感じた。
ドイツのイラストレーターさんの日記も印象的で、保障の制度について、「この国に住んでいてよかった、と思う」という文章に、そんな風に国に対して思える日が来るといいと、心から思った。
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コロナ禍の最中 在宅勤務 自粛生活の数ヶ月
いろんな職業や立場の人の実情が垣間見える内容
いるんな人や事情が知れて 自分だけではないと思えただけでも良かった気がしました
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自分で勝手に夏休み課題図書シリーズ、「はたらく」ことについて考える本第二弾。「働くわたし」に続いて。2020年4月1日から30日の緊急事態宣言下の日本のお仕事についてのCTスキャンです。TwitterなどのSNSではフローとして流れ去ってしまう日々の気持ちを、すぐさま本という形式で、残そうとした企画者に拍手、です。明治維新、関東大震災、敗戦、原爆投下、東日本大震災などに負けじとも劣らない時代の変革期の貴重な記録として、あとあと価値がある資料になると思います。いや、外的に「風景」が変わるような変化ではなく「働く」という外からは見えづらい変化を後世に残す、という意味ではさらに重要度は高いかも。しかし、未だにunder corona下にある今としては、それぞれのお仕事の悩みと苦しみと怒りと諦めと頑張りと繋がりへの連帯感を確認する本でした。あとは現時点8月から振り返れば4月ってだいぶ昔のことに思え、4ヵ月前はそういうこと思っていたな、という確認もできました。とにかく在宅って日々PCに向かいながら猛スピードで時間だけが経っていく感じなので、時間感覚も変になってしまっています。「働く」ということにおいての人と交わる、という部分がニューノーマルといわれる時代にどうなるか、まだまだ分からない現在進行形の物語です。「仕事本」に書かれたことが、一瞬そういうこともあったね、になるのか、これから起こることの先駆けの記録になるのか…
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いろいろな立場の人たちの「あのとき」の想いがそのまま記録されている。貴重な記録、素晴らしい企画。
しかし、まだ続いているんだよな。
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さまざまな職場で働く人たちの、コロナ禍で緊急事態宣言が発令された十数日間の日記。
芸能人やプロの文筆家だけでなく、パン屋さん勤務のおばちゃんや農家のおじさん等ごく一般の方のリアルな言葉や生活を垣間見れたのが良かった。
装丁に「何に対しても私と関係ないと思ったら終わりじゃん?」と本文の言葉を引用してあるのだが、まさにそうで、自分もこの本で語る人たちの一人であり、社会という歯車の一員なのだと、コロナ禍という今世界共通の苦難を通して、より一層強く感じた。
故郷で辛い学生時代を過ごしてきたという中国人留学生の女の子の日記が刺さる。「いくら濁っている環境にいても自分が悪くなる理由にはならないと思う」強く生きられる気がした。
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全ての人にあまねく降りかかった災厄。
世界が変わってしまった中で、市井の人々は何を思い、どう生きているのか。
読めば、改めてその被害の大きさを知る。
そして、そんな状況下でも強く生きる人々の姿を知る。
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この1か月、チビチビ読んだ。本当に様々な職業の方たちの日記。私は、緊急事態宣言が出されたあの時、どう過ごしていただろうか。
未曾有のことであり、どうなるかもわからないことだからこそ、一人一人思うことも、怒りを案じることも、視点も違う日記を残しておくことが大事なのだろう。
再び感染拡大が続いている今、日々、どうしようか悩むことがいろいろある。それを自分も記録しておきたくなる。
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図書館より拝借。読めるとこまで読もう、の厚さ。温又柔氏の日記内でウティット・ヘーマムーン氏の文章のことにふれていたので、早速「文藝夏号」を図書館予約する。だいたいそんな感じで、わたしの興味はかろうじてつながってゆくのです。
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〇コロナの渦中、その時その場所にいたそれぞれの職業77人が、生々しく苦しさやうれしさ、そして乗り越えていこうとする様子を語る
COVID-19こと、新型コロナウイルスの流行は、海外のみならず日本人の生活や経済に大きな影響を今も与え続けている。コロナ禍においては、家族関係や政治、人生や将来設計にまで大きく混乱を与え続け、これが何か月後、何年後、いつになったら収まるのか、まったく誰も予想がつかないまま年が暮れていきそうだ。
そしてそれら以外に影響されている、日本人にとっての最たるものと言えば、「仕事」だ。
この本は、77名もの語り手の「仕事」を切り口にして、自らの行動や仕事、私生活の中でのコロナ禍の混乱をひたすら語らせる本である。
共感した言葉を何個か引用しよう。
・映画館の副支配人の坪井氏は、緊急事態宣言が出た折、ミーティングで支配人に詰め寄ってしまう。そこで得た回答に、
"つまり「3ヶ月」何もしないまま休館することはシネマスコーレの「死」を意味することだった。(p83)"
・東京在住の小説家は、編集者たちとの打ち合わせなどがことごとく中止になったおり、ZOOMでの打ち合わせに参加することになり、
"画面越しとはいえ、Kさんたちと「会えた」のは嬉しかった。(p227)"
・医者の少ない休暇は、
"一日中Netflix漬け。(p360)"
一読して気づいたことがある。それは、きっと77名の語りがあれば、読んだ者は一つくらいは当てはまりそうなことがある、ということだ。
コロナ禍で多くの人と「誰かと会えていた」過去を捨てきれない我々は、会えない状況におかれ不安になった。しかし、その現状を何らかの方法で変えていかなければならないのもこのコロナ禍で得た知見であると思う。
また、ただただ生々しい、生活や仕事における苦しさは誰も代われるものではない。しかし似たような経験で救われることはきっとあるはずだ。五里霧中を歩いていても、この本で得られる一筋の光明はあるだろうし、わたしはあった。
小口の厚さ、3cmの超大作・・・と思いきや、自分のことだと思えばすいすい読めるだろうから、目の前が少し開けてくると思いますよ。
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『仕事本』
付箋部分を抜粋します
・小さな経済を親愛なる人たちで回していけることに、ささやかな希望と幸せを感じる(p23)
・きっと「コロナ後」は働き方や人生観が変わる人がたくさんいるんじゃないかな(p24)
・「地味なことは打たれ強い」(p25)
・政治への怒り、誰かを心配すること、見知らぬ人に不要な攻撃心を持たずにいること、日々をたのしくすごすこと
すべてをきちんと分別しながらどれも大切にできるように生きたいけど、ちょっと放っておくとすぐに混ざって
ぐちゃぐちゃになってしまう(p31)
・テレビをつけても、バラエティ番組はどれも再放送ばかりだ。そのうえ、自分の今日も昨日の再放送だなんて
悲し過ぎる(p63)
・自宅で難なく仕事できた人、通勤時間をズラして効率が上がった人、いままでの習慣にならってきただけの
思考停止かしこまりお仕事ルールが幸か不幸か一旦くずされたわけだから、より良いやり方だけが今後も柔軟に
採用されていくといいよね。せっかくだし(p74)
・やはり生の声が聞きたい。人と会うは大事なことだったんだ、と気づく(p76)
・しかし本当のプロならば、1日中練習していられるこの期間にこそ、誰よりも努力し、より高みを目指して自分の技に
磨きをかけるものだ(p158)
・こうして一人で海を歩くことを愛してきたはずだし、今日も楽しんではいるのだが、どこか以前とは違う寂寥感がある。
その正体が何なのか、今はまだ判然としない(p194)
・あたりまえと思っていることのほとんどが、誰かのおかげで成り立っていることをふだんからもっと意識しなくてはと
反省する(p228)
・なんだかそう簡単に「来年は」なんて言葉を口にできなくなる。来年のことよりも、今この瞬間をどれだけ真剣に、大切に
楽しく過ごすか。そのほうが彼らには重要だし、きっとそれは自分の余命を知らないだけで、僕だって同じことなのだと思う(p240)
・身内は必至で守るのに、一歩離れた他者の生活や生命や財産に対しては、どこか冷酷になる。社会を守ることが自分を守ることに
なるという感覚の欠如。空気は守るのに人は守らない(p243)
・小さなネタを、小さく売って、目に見える範囲でお金を回していきたい。で、そんなスモール循環世界を、自分の周りに百個ほど
構築して、したたかに生き抜いてみたい(p251)
・ひとは、ありがとうの数だけかしこくなり、ごめんなさいの数だけうつくしくなり、さようならの数だけ愛を知る(p268)
・大事なのは体力。何せよ体力なくして闘えない(p291)
・星は巡る。冬は、日食はいつか終わる。空の星に想いを巡らせることができるぼくたち占星術家は幸いなのだ(p442)
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「何に対しても私と関係ないって思ったら終わりじゃん?」と表示にある。その通りだと思い、この本を手に取った。
「コロナの時代の僕ら」を読んだ時も思ったが、この手の本を読むと、記録って大事だとつくづく思う。
この本の素晴らしいのは、これだけ色んな職種の人の日常が、どう変わったかを記録してもらう大切さに気付いた事。緊急事態宣言が解除される前に、記録は終わっているので、その後どうなったかが気にはなったが…
私たちの当たり前に過ごしてきた日常は、平和なうえで成り立っていたという事を改めて痛感した。
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コロナ禍の緊急事態宣言で変わるいろんな仕事が日記で綴られる。
葬儀社スタッフと内科医、歯科医の日記に一番哀れを感じる。
印象に残った文章
⒈ ひとは、ありがとうの数だけかしこくなり ごめんなさいの数だけうつくしくなり さようならの数だけ愛を知る。
⒉ 敵はコロナであって、目の前にいる夫や妻ではない。
⒊ 歯科医院は医療機関ではなかったらしい。
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全く同じ日を色んな人が生きているんだ、ということを考えた。
期間の中に自分の誕生日も入っていて、今年の誕生日の過ごし方は覚えていたので、自分と比較もできて、面白かった。