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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発売日:1975/04/27
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:26cm/1冊
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-8340-0449-X
紙の本
ティッチ (世界傑作絵本シリーズ アメリカの絵本)
著者 パット・ハッチンス (さく・え),いしい ももこ (やく)
大きな兄さんの手にはシャベル。植木鉢をかかえているのは姉さん。でも末っ子のティッチの手には小さな種がひとつだけ! 末っ子の心が大きくはばたくさまを明快な構図で描いた絵本。...
ティッチ (世界傑作絵本シリーズ アメリカの絵本)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:25,300円(230pt)
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- 税込価格:25,190円(229pt)
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商品説明
大きな兄さんの手にはシャベル。植木鉢をかかえているのは姉さん。でも末っ子のティッチの手には小さな種がひとつだけ! 末っ子の心が大きくはばたくさまを明快な構図で描いた絵本。【本の内容】
著者紹介
パット・ハッチンス
- 略歴
- パット・ハッチンス
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紙の本
シンプルでおもしろい
2021/02/23 13:20
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
三人兄弟の末っ子が主人公。文もみじかく、くりかえしが続きます。そして、最後にあっと! ハッチンスの絵本はシンプルでおもしろいです。
紙の本
小さい物が大きくなることもある
2018/10/17 08:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nabe - この投稿者のレビュー一覧を見る
お兄ちゃんお姉ちゃんは立派なものを持っていて、小さなティッチはちょっとしょんぼり。
我が家も3人きょうだいの子供たちがいるので、その気持ちがすごく良く伝わってきました。
うちでも末っ子はいつも「なんで○ちゃんのは小さいの?」って言っていましたから。
でも、小さい物が大きくなっちゃうことだってある素敵なハッピーエンドで、ほんわかしました。
これからティッチ(末っ子)が大きく成長していく様子を想像させてくれているようです(^^)
紙の本
末っ子
2018/06/17 18:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
兄、妹、弟の3人がそれぞれ身の丈に合うもので遊んでますが、末っ子ティッチは小さいのですべてのものが小さい。でも、小さいのは悪いことじゃなく、大きくなる要素を含んでるので成長する喜びもあるのです。
紙の本
大きい子と比べちゃう、小さい子へ
2016/11/10 10:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
3人きょうだいの末っ子ティッチ。
お兄さんのピート、お姉さんのメアリと比べると、年齢も身体も小さいのは当たり前。
当たり前ではあるけれど、比べちゃうのが人情。
自転車や凧などを比べて、自分の持ち物が劣っていると思うのか、表情を硬くするティッチ。
でも、小さいからって劣っているとは限らない。
機転のきいたラストは、ティッチにのびしろがあると解釈しました。
紙の本
たとえ小さくとも
2016/03/18 21:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常にシンプルなお話です。
ほとんど兄と姉の持っているものと自分の物の比較で
最後に…という展開です。
今はたとえ小さくてもいつか花開く、
ということを教えてくれる絵本だと思います。
紙の本
子どもにも・・
2016/02/29 21:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あしもと - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が子どもの頃に、気に入っていた本ですが、手元に残っていなかったので、子どもにも読ませてあげたいと思ってもう一度買いました。お兄ちゃんお姉ちゃんにいつも負けていたティッチが最後には・・・シンプルでとても面白い本です。
紙の本
ひとつのムダもない簡素な絵と言葉による見事な絵本。弟や妹、末っ子としてコンプレックスを感じている子たちに自信をつけてあげるお話。「よい絵本」選定。
2001/07/20 12:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「実力のある絵本」「底力のある絵本」という感じのする絵本です。絵が多くて字の少ない本なら絵本だ…という判断がされてしまうことが多いけれど、絵本ってそういうものじゃない。
字で書ききれないことを絵に托し、絵で描ききれないことを字に助けてもらう−−絵と字が相まって大きな感動を受け手に響かせていくものなのだよということを、しみじみと教えられます。 ここで絵本論を広げても仕方ないけれど、絵本の素晴らしさに気づかせてくれる、地味だけどそんな大きな1冊だと私は大切にしています。
字の量は極端に少ないです。だから読み聞かせがラク。全部の字を400字詰め原稿用紙に書き出してみれば、1枚ぐらいしかないでしょう。
(この子いいかげんに眠ってくれやしないかしら。寝たら自分の本が読みたいんだから)
と少しイラついているときに限って、「あと1冊読んで」とせがまれて(あじゃーっ)と落胆します。そんな局面で、<交響曲の演奏を終えたあとのアンコールの小曲>といった味わいの本書は使えます。
短い文章をゆーったりと読みます。こまかな描き込みがなくて、そこにある情報をすぐに「読める」絵ではありますが、間を置きながらゆっくりゆっくり進めるのがコツです。
主人公のティッチは小さな男の子で、上に兄さんのピートと姉さんのメアリがいます。
彼らがまだ登場しない本文に入る前から、3組ならんだ靴、3組干された衣服で、きょうだいのもつ力関係やら優越感とコンプレックスが暗示されているかのようです。
本文に入るとすぐ、身体の大きさが見て取れます。続いて、兄と姉の自転車に対しティッチの乗物が三輪車であり、同じように兄と姉のおもちゃが凧であるのに対しティッチの手にしたものが風車であることが紹介されます。
兄のピートが大きなたいこをたたいて姉のメアリがラッパを吹くとき、ティッチは小さな木の笛を吹く。ピートがのこぎりを使いメアリがかなづちを持ち出すのに、ティッチが持っているのは、くぎ。
いつも1ランク下という憂き目を印象づけられたところで、お話はクライマックス、そして一気に終息へ向かうのです。
ピートが大きなシャベルで土を掘り、メアリの大きな植木鉢にそれを入れます。そこに来たティッチの手にあるのは、とても小さな種。種が芽を出し、ぐんぐん伸びて、彼らすべての背丈を追い越したところで、おしまい。
これだけシンプルな本のなかに込められているものの多さを、読むたびに考えさせられ、その力に圧倒されます。成長の素晴らしさ、人が持つ無限の可能性、きょうだいの協力関係…など。
手にしてぜひ見つけてみてください。