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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1999/05/07
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/227p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-761601-7
文庫

紙の本

地を這う虫 (文春文庫)

著者 高村 薫 (著)

地を這う虫 (文春文庫)

税込 704 6pt

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収録作品一覧

愁訴の花 7-60
巡り逢う人びと 61-114
父が来た道 115-168

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みんなのレビュー67件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

100メートル決勝の前に

2006/11/05 11:42

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 高村薫というと 長編豪腕作家で鳴り響いている。数ある伏線をたどりながら やがて大きな結末を迎えるという姿はフルマラソン、いや 100kmを走るウルトラマラソンと言っていい。


 そんな長距離ランナーが 短距離走に出ているのが短編集である本作である。


 見事と言ってよい。どの作品も短いながらも それが短編であることを忘れさせる濃密な時間が満ちている。高村十八番の 犯罪を切り口とした人間をえぐる純文学が 闇の中に息づいている。堪能という言葉があるが 正しく 高村純文学を堪能させる。彼女は犯罪を題材とした純文学者である。ドストエフスキーの「罪と罰」が 良い比較であるべきだ。


 思えば陸上の100mの決勝戦も見ていて 濃厚である。競技自体は10秒を切る時間だけしかないが それまでの緊張感は圧倒的である。同じ匂いが本書からも漂ってくる。

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紙の本

とても密度が濃い短編集

2021/12/27 20:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

高村薫の短編は初めて読んだ。読んでもいないのに高村薫は長編小説が得意な作家だと勝手に思い込んでいた。この短編集には4つの短編が収められている。主人公はそれぞれ違うが、元刑事であるという共通項がある。60ページほどの短編群だが、とても密度が濃い。短編であるのに非常に長い物語を読んだ気持ちになった。この人の短編も買いかもしれない。

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紙の本

市井の一隅に生きる普通の人たち美しい、実に美しい逸品

2001/06/25 01:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マツモトユカコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「愁訴の花」「巡り逢う人びと」「父が来た道」「地を這う虫」の四篇による短篇連作集。文庫化に当たって元の単行本(1993年12月発行『地を這う虫』)を全面改稿し、四篇をもって再構築。いずれも退職した元刑事が主人公の話となっています。

 以前、単行本『地を這う虫』を読んだときにはあまりピンと来ていませんでした。それはわたしが今よりもっと若かった(笑)からかもしれませんが。 今回、改めて文庫で読んでその印象が一変しました。

 地味ながらも深い人間洞察、独特のカタルシスと泥沼、滋味あふれる一文一文。短篇なのにその文章サイズ以上に広がる世界。読後に渺々と残る余韻。隅々まで磨き抜かれた逸品となっており、本当にすばらしかったのです。掌の上で温もりのある光を放っている魂の玉のよう。短いながらも高村節炸裂。高村薫のエッセンスをぎゅっと閉じこめてあって、一口一口が至福のときでした。 ※上記書評初出香雪雑記帳

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紙の本

地を這いつづける男たちの矜持

2003/12/06 03:03

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:味噌まめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

実は高村薫が苦手だ。
『黄金を抱いて飛べ』は読了できたが『神の火』は下巻残り80ページくらいでギブアップ。
原因は文章がとにかく重い、読みにくい。
重い作品はたくさんあるけど、必ずどこかに軽みがあります。

しかし、やはり評価されている作家なので、短編集ならと思い読んでみました。
元警察官の男たちが主人公です。
警察をやめたにもかかわらず、匂いや癖、芯には警察官としての何かが熾きとして残っています。
そして、芯に残ったそれがちりちりと燃えて、男たちは事件に立ち向かっていきます。

『愁訴の花』『巡り逢う人々』『父が来た道』『地を這う虫』の4篇を収録。
陰影の深い作品集でした。ハードボイルドのにおいすらします。
人物表記の点でおかしい所があるものの(『巡り逢う人々』)面白かったです。
文章に軽みがあり、彼女の違った面が見えました。
特に『愁訴の花』『地を這う虫』がいいです。

『愁訴の花』…警察を定年退職した男が過去の事件と向き合う。
どこか松本清張(みうらじゅん言うところの、マツキヨ)を思わせる作品。
人物造形・ストーリーともに上手いです。
短い作品の中でうまく「典型」を作っています。
意外にも淡白なラストがより効果をあげていました。

『地を這う虫』
本庁一課勤めを辞め、昼は倉庫会社社員に、夜は警備員として働く沢田省三が主人公です。
日々気付いたことをメモしながら生活しています(なぜかは読めば分かります)。
そんな彼が近所で起こる空き巣事件に興味を持って…。
暗めの作品が多い短編集の中で妙にユニークです。
5年間、毎月会社へ行く道を変えてみたり、道々の木々を観察したり、家々の状態を観察したりしています。
それを逐一メモにしているのが面白い。
元警官なのに、不信人物として交番に苦情が届けられていて、派出所警官から半分胡乱な眼で見られたりもします。
このあたり、どことなくおかしみがあります。
で、もちろん「住民の苦情あり」と書き込みます。

こんな件も。

省三はそれなりに細かい事に根を持つタイプで(200ページ)

そりゃそうだって。逐一メモに書き込むような人がアバウトな訳ない(笑)。

文庫は大幅に改稿されたものらしいので、ハードカバーも読んでみました。
こちらは全5編。
結末が違っていたりしましたが、文庫版の方が刈り込んで見通しがよくなっています。

その中で『父が来た道』。
父親が疑獄で捕まっている元SP。現在は父が支援していた大物政治家の運転手となっています。
結末はかなりステレオタイプでした。
なんというか、エッセイで高村薫が見せる姿みたいでダメ。
文庫版はクールになっています。

文庫には収録されなかった『去り行く日に』
警官最後の日に迎えた事件を追う主人公の姿が良いです。
ラストシーンが秀逸。これは素晴らしい。
なぜ収録されなかったんだろう。
他の作品は警官を辞めている人間が主人公だから?
『地を這う虫』という題名は収録短編から採られたものですが、全短編を貫いているイメージです。
この退職間近の警官もそう。
やはり元警官と現職では「這う地」がやはり微妙に違うというニュアンスも感じるけれど。
まぁ、文庫だけでなく、ハードカバーも読んでみてください。

なんにしろ、今まで抱いていた高村作品のイメージがかなり変わりました。
短編、もっと書いて欲しいです。

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紙の本

重厚でありながら

2019/06/09 01:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:beni - この投稿者のレビュー一覧を見る

前から気になっていた作家であったが、このたび初めて読んだのがこの著書。

重厚でありながら、大変読みやすいと感じた。
確実に物語を前へ進めていくための一言一文に無駄が無い。
あっという間に読み終えた。

他の著書も読みたくなったが、目につくのは長編ばかりで、
読書の時間が限られている自分は、ちと困っている。
ほかの短編集がないか、これから探す。

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紙の本

老いた刑事が地道に事件を解決

2002/02/12 14:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 退職した刑事が主人公の短編4作.それぞれ別の男が主人公だが,みな刑事の時代の性を引きずって生きている.たとえば,意味もなく,通勤経路にある家々を調べてメモをとったりしてしまう.こんな彼らが事件に遭遇したとき持ち前の地道さでコツコツと調査をすすめて,現役にはたどり着けなかった真相に到達する.派手さはないが,素敵な作品といえよう.

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2005/01/16 04:21

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2007/11/05 22:44

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2005/06/26 03:00

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2005/11/26 13:34

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2005/12/04 07:45

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2006/04/09 21:02

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2006/06/24 11:34

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2006/06/26 23:34

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2006/12/31 00:10

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