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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2005/03/10
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/417p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-710699-X
文庫

紙の本

昭和史発掘 新装版 1 (文春文庫)

著者 松本 清張 (著)

昭和史発掘 新装版 1 (文春文庫)

税込 990 9pt

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収録作品一覧

陸軍機密費問題 5-67
石田検事の怪死 69-139
朴烈大逆事件 141-211

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みんなのレビュー20件

みんなの評価4.3

評価内訳

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紙の本

資料の裏付けと読みの深さに感服の松本史観。

2008/12/09 20:58

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この一冊には下記の5つの事件について、松本清張の視点で解説が加えられている。
・陸軍機密費問題
・石田検事の快死
・朴烈大逆事件
・芥川龍之介の死
・北原二等卒の直訴

 刊末にも注釈がある通り、社会の不条理に対しての松本清張自身の憤りも加味した内容となっているが、これはそのまま、松本清張の身の上に不思議と重なりあう気がする。戦前の軍部が膨張の一途をたどり始めた陰には官僚化した高級軍人が政治の世界に介入し、政治を支配し始めたことにあるが、その象徴的な事件が「陸軍機密費問題」である。冒頭、乃木希典が政治の世界に身を置かなかったというエピソードが対極にある田中義一の人間性を浮き出させ、興味を惹かれてしまった。
 
 このなかでも、「北原二等卒の直訴」を読んでいて思ったのは、これは松本清張が朝日新聞に所属していたときの、いわれのない差別に対する憤りをこの作品にぶつけたのではと思えてならない。差別は差別を受けている人間が闘って、自ら勝ち取るということを暗に訴えているが、これは芥川賞という社会的にも高い評価を受けたにも関わらず、新聞社の催場の受付係をやらされていたという組織差別に対する反抗の言葉かもしれない。

 また、「芥川龍之介の死」においては、『半生の記』に描かれてはいるが、松本清張自身の陰の部分を芥川龍之介に見たのかもしれない。

 尚、これらの作品は昭和39年(1964)、40年(1965)に書かれたものなので、当時、まだ生存している関係者に配慮して綴られているように見受けられる。前後の関係がすっきりとしない箇所が散見されるが、こういったところに松本清張という作家の社会に対する優しさが偲ばれるようだ。

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紙の本

いよいよ大作「昭和史発掘」に挑戦という思いで松本清張の捉える大正末期から昭和に一歩を踏入れました

2020/08/22 17:56

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:多摩のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

このコロナ禍でステイ・ホームで家で籠る日々が続く中、某テレビで原武史氏がゲストで「100分de名著・松本清張
スペシャル 昭和とは何だったか」の最終回で取り上げた遺作となった小説「神々の乱心」の主題と構想の凄さにすっ
かり魅了され、上下巻を読破したのですが、同氏の関連書籍の「松本清張の「遺言」『昭和史発掘』『神々の乱心』
を読み解く」でも紹介の「昭和史発掘 」は是非とも読まなければと本書から挑戦してみました。
何せ9巻もあり、特に同氏が「秩父宮と二・二六事件の関わり」を指摘の二・二六事件は5巻も割いている訳ですから・・・
なお、上記の関連書籍の中の『昭和史発掘』を再発掘する」は、この大作を読むに当たっては、その概観を理解す
る上では道標的な内容で、事前に読み理解しておくことは多いに助けになると思います。

さて、第1巻の5話中で4話目「芥川龍之介の死」を除き「陸軍機密費問題」「石田検事の怪死」「朴烈大逆事
件」「北原二等卒の直訴」の4話は全てが大正末期から昭和初期の軍部に関わるもので昭和史と言えば太平洋
戦争と昭和20年の終戦に繋がる軍部の動静は避けることが出来ないテーマですが、まず、1話の「陸軍機密費問
題」は陸軍大将であった田中義一が1925年(大正14年)に政界に転身し、立憲政友会入りした際に用意した
300万円の持参金に関し、田中義一の長州閥への反感を持つ恢弘会の小山大佐の煽動で元主計・三瓶俊二が
告発し、翌1926年(大正15年)3月4日の衆議院で憲政会の中野正剛がこれを取り上げ帝国議会でも審議され
るも10月30日この問題を追及していた石田基検事が大森-蒲田間の鉄橋下で変死体で発見され、疑惑はうや
むやに終わった2話の「石田検事の怪死」に繋がっています。
而も石田基検事は3話「朴烈大逆事件」や与党憲政会の「松島遊郭収賄事件」(p.65)に関わる鬼検事(p.49)
であり、機密費問題を追及した中野正剛は寺内内閣下でのシベリア出兵に反対し、関連した尼港事件で当時の
田中義一陸相を追求(p.57)しており、一方、軍部は中野に対し赤化思想と捉え、宇垣陸相は陸軍に対する侮辱
とし若槻首相に迫り(p.47)、3月11日には立憲政友会の牧野良三が中野正剛の攻撃演説(p.60)、翌1927年
(昭和2年)に新正倶楽部の清瀬一郎が機密費問題を再追及し、立憲政友会の議員連中が壇上に上がり暴行を
加え演説を中止させた(p.67)と大活劇を呈するあらすじですが、著者は様々な史実の記録を散りばめ前後しながら
事件を鋭く検証するスタイルは、フィクションとノンフィクションが織り交ざった小説「神々の乱心」とは違い慣れるには
少し時間を要します。

そういう意味では、2話の「石田検事の怪死」、3話「朴烈大逆事件」、そして5話「北原二等卒の直訴」は、1話の延
長線上にあり、また2話、3話は著者の真骨頂の鉄道に絡む当時の時代背景の下の日本と満州の状況が比較的判り
易く描かれ読み易さがありますが、とは言え、夫々異常で政治、社会への影響が大きい事件が堂々と実行され、現在
の我々の感覚では理解し難いものを感じざるを得ない歴史があったことを知ったことは重要です。

ただ、その中で異色な4話「芥川龍之介の死」は、他の4話と同じ時代背景ですが、「芥川龍之介論や作品論でも
なく昭和史の一駒として書く」(p.215要約)とありますが、著者が昭和史のどういう一駒を描きたかったのかと疑問だけ
が残念ながら残りました・・・

因みに、「昭和史発掘 新装版 2」の「潤一郎と春夫」は二人の妻を巡り作品と昭和初期の時代背景が、ある意味で
小説のように描かれ、まさに昭和史の一駒に触れた作品でした。

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2006/05/17 01:15

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2006/10/12 09:30

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