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商品説明
テロリストが誤って仕掛けた時限爆弾により、太平洋上を飛行中の289人を乗せたジャンボジェットが大破。機長を失うが女性副操縦士の奮闘で飛行機は成田空港へと向かっていた。しかし突然、通信機器が使用不能となり地上との交信ができなくなる。飛行機をそのまま墜落させるため、アメリカが電子戦機を出動させ、電波妨害を始めたのだ。—いったい、何故?米政府、CIA、日本政府、北朝鮮。権力同士の闇のつばぜり合いと、最後まであきらめない女性パイロットの活躍が息を呑む、壮大にして猛スピードで突き進むノンストップ・エンタテインメント。第11回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【日本ミステリー文学大賞新人賞(第11回)】時限爆弾により機長を失ったジェット機は、女性副操縦士の奮闘で空港へ。しかし突然、通信が不能となり−。権力同士のつばぜり合いと、最後まであきらめない女性パイロットの姿を描く、ノンストップ・エンタテインメント。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
緒川 怜
- 略歴
- 〈緒川怜〉1957年生まれ。東京外国語大学卒業。「霧のソレア」で第11回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー。
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紙の本
女性パイロットによる航空サスペンス
2008/08/31 09:14
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロス発成田行きの日本トランス・パシフィック航空のジャンボジェットに
テロリストが爆弾を仕掛けます。それにより機長は死亡。
若い女性副操縦士が乗客290人の命を預かり、成田に向うも
燃料タンクのトラブル、米国による電波障害、天候と
最悪の事態がどんどん重なります。
航空機の描写は細かく、わかりやすく伝えようという
著者の姿勢はかいたい。
なんといっても、ジャンボジェットに穴が開いても
飛んでいられることを初めて知りました。
かなり安心して飛行機に乗れます。
副操縦士には操縦ミスで航空機を落としたパイロットの父親がおり
(父も死亡)、その親友が機長として同乗。
ヒューマンドラマの要素も盛り込んでいて
よくあるパターンながら、なかなかいい話です。
人物設定では、キャビンアテンダントの綾子や通信社記者の石坂には
もう少し人間臭さがあってもよかったかも。
わけのわからない事態がどんどん起こるパニック小説で
ちょっとやり過ぎのところもありますが
一気呵成に読ませる力は衰えず、最後までサスペンスを楽しみました。