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紙の本
秀吉の枷 中 (文春文庫)
著者 加藤 廣 (著)
「例の本能寺に通じる抜け穴を、本能寺の古井戸から至近距離で封鎖するのだ」。光秀の謀反を察知した秀吉は、前野将右衛門に命じた。その光秀を天王山に破り、秀吉は後継者争いのトッ...
秀吉の枷 中 (文春文庫)
秀吉の枷 中
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商品説明
「例の本能寺に通じる抜け穴を、本能寺の古井戸から至近距離で封鎖するのだ」。光秀の謀反を察知した秀吉は、前野将右衛門に命じた。その光秀を天王山に破り、秀吉は後継者争いのトップに躍り出る。やがて信長の遺児や嫡流を葬り去ると、信長の姪、茶々に触手を伸ばす。独裁者となった秀吉の心に広がる、消えることのない闇とは。【「BOOK」データベースの商品解説】
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歴史好きの方に読んでもらいたいです
2023/12/10 20:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
秀吉が天下を狙いがむしゃらにやってきた。その秀吉には秘密が秘められている。信長に関する秘密が。それを背負い続ける。
電子書籍
猿のイメージを崩す秀吉像
2023/05/27 19:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
勢力争いを制するための懐柔、根回し、権謀術数。人たらしたる秀吉の魅力と、想いを隠し頭を垂れても実を取る感覚。 そのような性格と言えばよいのか、悪しき見本としての信長のお陰か。新体制を作り、そのトップになるため前体制の有力者と切り崩す。それも力ずくではなく、用意周到に批判を浴びぬように。猿と呼ばれて卑しい身分から出世したイメージの秀吉だったが、本作ではそれを覆す明晰さを示している。それも知将官兵衛のサポートを受けてではなく、自ら何事も分かっている節がある。このスムーズさがまた盛り上がりに欠ける印象を受ける。