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マーブルさんのレビュー一覧

投稿者:マーブル

246 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

これまでとは違った知識を与えてくれる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ライトセーバー全58本がその所有者と共に掲載された本書。本編劇場映画ばかりでなくスピンオフ作品、ゲーム作品までを網羅している。ほぼ劇場公開映画のみ触れている、ベテランかもしれないが、カルトとは言えない初級クラスの私には大部分のセーバー&所有者が未知。一人一人のエピソードを読むことで、知らなかったサーガの広がりを知ることができた。知っていたはずの登場人物についても、ライトセーバーを基点とした見方は、これまでとは違った知識を与えてくれる。

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紙の本

紙の本時間は存在しない

2023/04/25 19:27

まるで人生論を読んでいるかのような

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これは、物理学の本だったはず。読み終えて、そんな想いがしみじみと湧いてきた。最新の「量子重力理論」という、いかにも難しそうな理論を解説しながらも、まるで人生論を読んでいるかのような心地。しかも、生に対する肯定に満ちた。時間の概念を見直し、世界のありようを考え直し、我々人類の狭量な視野について思いを巡らせることは科学の世界にとどまらず、より深く、広い哲学的なものと言える。そもそも哲学とはそういうものだったのだろう。古の賢者たちが行なってきた様々な方向からのアプローチ。

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紙の本

ざわざわと鳥肌が立ち

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子供の頃に再放送を含め繰り返して観たウルトラセブン。その最終回にかかる音楽の素晴らしさに心打たれ、その曲を探す長い経験で音楽そのものが人生になったと言っても過言ではない筆者。高校合格祝いにようやくステレオセットを買ってもらい、遅蒔きながら本格的に音楽に触れることができるようになった我が家の環境と、ピアノを習える筆者とは比ぶべくもないのだが、それにしても羨ましいほどの熱心さである。セブンとともに過ごした少年時代の描写は懐かしく。セブン内容を音楽とともに語る部分はざわざわと鳥肌が立ち。演奏の描写には舌を巻く。

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紙の本

完全無欠な正義の味方は、それ故魅力的な敵対者を必要とした

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現在でも続くウルトラシリーズの魅力は何と言ってもヒーローであるウルトラマンの存在にあるのは疑いの余地はないだろう。しかし、ヒーローは彼独りではその存在意義を成立させることができない。ことに完全無欠な正義の味方は、それ故魅力的な敵対者を必要とした。あらためて本書のページをめくりながら、その魅力に胸が踊る。クモ男やハエ男などの怪人たちを知らない妻であっても、バルタン星人やダダ、ジャミラは姿を見てすぐ分かるほどだ。写真を一切使用せず、全てモノクロの手描きイラストというちょっとチープな体裁ながら意外にも楽しい。

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紙の本

紙の本ゴジラ

2023/05/30 06:01

人類が造り出した恐怖の武器

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はじめに香山はこの小説を原・水爆使用反対運動のひとつとして参加したものと述べている。もちろんこれが「ゴジラ」誕生のキーワードであることは揺るぎないことなのだろうが、あらためて読んでみると、それに加えて別な問題提起も含まれていることに気づかされる。ゴジラが象徴する原・水爆という人類が造り出した恐怖の武器。それは人類に数々の便利さ、快適さを与えてきた科学の進歩の側面でもある。その自らが持て余すほどの強大な力を行使されたとき、人類はどのような対抗策を取ればいいのか。強大な力には、さらに強大な力を、なのか。

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紙の本

紙の本宇宙創成 下

2023/05/29 07:03

知識がなくとも楽しめる科学の書

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本書の中心はビッグバン論を巡る反対理論との攻防ではあるが、その前段として描かれる科学、ことに宇宙に関わる天文学、物理学、等々も詳しく、そして分かりやすく書かれている。しばらくすれば忘れてしまうのかもしれないが、核融合と核分裂の違いなども非常に理解しやすく書かれている。興味さえあれば知識がなくとも楽しめる科学の書として多くの人に読んでもらいたい。それは作者の優れた手腕のなせる業なのだろうが、単なる理論の解説ではなく人間ドラマとして書かれていることもその理由だろう。やはり人が興味を持つのは人なのだ。

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紙の本

紙の本ゴジラ傳 怪獣ゴジラの文藝学

2023/05/25 19:07

生体解剖の如く『ゴジラ』という映像作品を切り刻む。

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『ゴジラ』(1954年版)をあたかも『古事記』を読み解く様に、大学の授業として取り上げ分析、解釈を行なったテキストを基に編まれた本書。それは生体解剖の如く『ゴジラ』という映像作品を切り刻む。当時の社会情勢。公開時の世評。経済。製作者の話。そしてシリーズ化された後振り返って見直される再評価。解剖されたものは骸に過ぎないだろうか。元の作品の美しさはそこにはないのだろうか。 それとも、熟練の手になる分解のように、仕組みを理解され、丁寧に組み立てる事でより一層愛着の湧く機械のようにもなり得るだろうか。

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紙の本

紙の本魔術師の帝国 上

2023/05/23 06:22

長き物語の序章

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トールキンの世界観を正統に継承しているようでありながら、後継者としてそれだけには終わらぬ工夫もある。主人公の少年二人が辿る道の分岐。味方の帝国内部の政争。敵がやってきた異次元世界。魅力的に描かれる登場人物たちが物語に厚みをもたらし、今後の展開への期待が膨らむ。上巻では登場するだけに留まる人物も多く、主人公二人も舞台から姿を消してしまい、長き物語の序章に過ぎないことを感じさせる。それまでまったく意思疎通のできない異界の敵としてだけ描かれる敵の人間性が描かれるラストが、下巻での物語の広がりを予感させる。

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紙の本

紙の本魔術師の帝国 下

2023/05/23 06:15

4回目読み直しても面白い

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パグとトマスという二人の主人公が辿る運命は、一応の決着を見る。 少年らしい憧れや、魔法や剣といったファンタジーの定番。 9年に渡る戦いの合間に繰り広げられる政争、無慈悲な死。 沢山の魅力的な登場人物を配し、続きが気になる終わり方でありながら、本作自体も十分に面白い筆運び。4回目でもまったくそれは変わらなかった。 トールキンの世界に別次元の世界をもう一つつなげ、 超古代の種族という時間的な広がりをさらに付け加え、 その上、宇宙空間の概念まで持ってきている。 もちろん、人間達の描き方も魅力たっぷりだ。

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紙の本

裏話や出演者の想いを知った後で観直すことで作品が何倍も楽しめる

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実は、この手の撮影裏話的なものにはあまり近付かないようにしてきた。嫌いということではなく、一旦はまり込んでしまうと底なし沼のような悪魔的魅力に経済的負担が心配だったのだ。しかし、読んでみると実に楽しい。裏話や出演者の想いを知った後で観直すことで作品が何倍も楽しめる。これは買ってよかった。え?足が抜けない?お二人の会話には、何十年もの間「ダン」であり「アンヌ」であった歴史の積み重ねを感じる。セブンの撮影現場の生き生きとした証言として価値あるのは当然だが、当時のテレビドラマ撮影の裏側を知る面白さもある。

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紙の本

単なるオタクの知識を増やすための蘊蓄ではなく

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著者は四人の内面に深く分け入り、その描こうとする意図、描かずにはいられなかった精神に刻まれた刻印を暴きだす。それは『ウルトラマン』を代表とする特撮作品の評論ですらなく、彼らの人となりを探る行為だ。彼らの心のひだに分け入りながら、己自身の心を晒している。そこに書かれたものはだから、単なるオタクの知識を増やすための蘊蓄ではなく、自らと、自ら以外の存在についてあらためて考えることを要求する。  漆黒の闇に広がる星空を眺めながら、この地球の上に立つ自分と、星々に住まう外星人に思いを馳せるように。

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紙の本

紙の本定訳 菊と刀 日本文化の型 改版

2023/04/30 05:41

日本人を知るにあたり、たくさんのヒントを与えてくれる

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日本について著された書を紐解き、アメリカに住む日本人に聞き取りし、日本の映画を分析した。現地調査ができなかったことなど感じさせない、膨大で具体的な事例と冷静な分析。日本、そして日本人を知るにあたり、たくさんのヒントを与えてくれる本書はまったく古さを感じさせない。ベネディクトが考察した日本人の行動の特徴を現すキーワードは、現代でも日常的に耳にすることができる。それがそもそも日本人の特徴として本当に重要なのか、あるいは現代でもそれが生きているのか。単なる言葉の綾なのか。あらためて考えるきっかけになる。

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紙の本

紙の本草迷宮

2023/04/30 05:38

一行目で魂を掴まれた

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「三浦の大崩れを、魔所だという。」一行目で魂を掴まれた想い。しかし、容易に正体は掴ませない。初鏡花である。これは、と思う文章が現れたかと思うと、意味不明の言葉、表現が続き、霧の中に迷い込んだ如く。それが良い、それで良い、とこころ落ち着けば、霧の合間に透かして見える幽玄な美の情景。折口信夫にも似た雰囲気が漂うが、折口の方が影響を受けたのか。よく噛みしめられないだけに、ストーリーを恐ろしくは感じない。時折現れる描写も怖さと言うよりは、グロテスクな美を感じさせる。

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電子書籍

電子書籍AΩ 超空想科学怪奇譚

2023/04/28 20:03

これは我々ウルトラファンが楽しむための作品だ

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これはウルトラマン世代こそが堪能できる作品だ。その名前。その出会い。その形状。その叫び声。貸してくれた我が子には決して理解のできない小さな類似に歓喜する。大きな設定部分から気づかずに読み過ごしてしまいそうなところまで。ああ、これは我々ウルトラファンが楽しむための作品だ。しかし、ウルトラファンだけでなく、グロテスク好きのためだけでなく。SFとしても楽しめる。人類とは次元の違う生命体の描写も非常にクールだ。宇宙のあちこちに離れ離れに存在する生命体同士が、簡単に意思疎通してしまう従来のSFが陳腐に見えかねない。

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紙の本

紙の本氷柱の声

2023/04/28 20:01

いつしかそれらを乗り越えて

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薄い本だ。すぐ読み終えられる。しかし書評を書く行為は、すぐにとりかかることはできなかった。それは書くことがない、ということではなく沢山の想いが波のように、揺れながら私の心に迫って来たから。私の脳裏にもあの日々が蘇った。壊れてしまった日常。それでも維持しようとする建前。それが成立する程度の被害。ピリピリした空気に、ひと皮むかれて表に現れてくる人間の本性。与えられた役割。押しつけられた役割。いつしかそれらを乗り越えて、飲み込んで、前へ進む力を身に着ける。そして冬は去り、春は訪れ、氷柱から陽に輝く水が滴る。

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