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朝鮮人特攻隊 「日本人」として死んだ英霊たち (新潮新書)
著者 裵 淵弘 (著)
第二次大戦末期、日本軍の特攻隊として死んでいった朝鮮半島出身者たちがいた。しかし祖国独立後、彼らは「国賊」的存在としてタブー視されてきた。いったい彼らは何のために死んだの...
朝鮮人特攻隊 「日本人」として死んだ英霊たち (新潮新書)
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商品説明
第二次大戦末期、日本軍の特攻隊として死んでいった朝鮮半島出身者たちがいた。しかし祖国独立後、彼らは「国賊」的存在としてタブー視されてきた。いったい彼らは何のために死んだのか。歴史の闇に埋もれた真実を掘り起こす。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
裵 淵弘
- 略歴
- 〈裵淵弘〉1955年東京生まれ。神奈川大学法学部卒。ジャーナリスト。AFP通信、AP通信、『サンデー毎日』を経て独立。著書に「中朝国境をゆく」など。
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内容は興味深いところもあるが。
2010/01/05 21:14
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題は「朝鮮人特攻隊」だが、特攻隊員や薫空挺団の一員として戦死した日本軍の朝鮮人将兵だけではなく、本文中には昭和初期に活躍した朝鮮女性のパイロットや光復後、韓国空軍の創立に参加した日本軍出身のパイロット達も含まれているので、やや合わない感じがする。第一、朝鮮人だけで編成された部隊は「満」軍の間島特設隊はともかく、日本軍には昭和初期に解体された朝鮮歩兵隊以降は存在しない。
ところで158頁には開戦当時朝鮮人の陸軍将校のパイロットは金貞烈将軍しかいない、とあるが、陸士52期に加藤隼戦闘隊として有名な64戦隊に所属してパレンバンで戦死した崔鳴夏大尉がいる。参考文献に彼について触れた「開聞岳」や学徒動員の際に「軍神武山大尉」として宣伝された事を書いた「朝鮮人学徒出陣」があるので、知っているはずだが。陸士50期にはノモンハンで戦死した池麟泰中尉もいるし。
これは他の著者にも見られるが、「満洲帝国」軍官学校出身で日本陸士に留学した経験がある朴正熙大統領をはじめとする人々も日本軍出身になっているし。韓国国軍の歴史を紐解けば、日本軍出身者と「満」軍出身者との対立があったのが読み解けるから、重要な点だ。