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紙の本
カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)
著者 重松 清 (著)
二十九年ぶりに帰ったふるさとで、病魔は突然暴れ始めた。幼なじみたち、妻と息子、そして新たに出会った人々に支えられて、俊介は封印していた過去の痛みと少しずつ向きあい始める。...
カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)
カシオペアの丘で(下)
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商品説明
二十九年ぶりに帰ったふるさとで、病魔は突然暴れ始めた。幼なじみたち、妻と息子、そして新たに出会った人々に支えられて、俊介は封印していた過去の痛みと少しずつ向きあい始める。消えてゆく命、断ち切られた命、生まれなかった命、さらにこれからも生きてゆく命が織りなす、あたたかい涙があふれる交響楽。【「BOOK」データベースの商品解説】
苦しみ、傷つき、やがて輝く星になる。壮大な命の物語
ぼくはゆるしてもらえるんでしょうか。
ゆるされて、しぬことができるんでしょうか。
29年ぶりに帰ったふるさとで、病魔は突然暴れ始めた。幼なじみたち、妻と息子、そして新たに出会った人々に支えられて、俊介は封印していた過去の痛みと少しずつ向きあい始める。消えてゆく命、断ち切られた命、生まれなかった命、さらにこれからも生きてゆく命が織りなす、あたたかい涙があふれる交響楽。【商品解説】
目次
- 第十一章 夜空
- 第十二章 恵理
- 第十三章 嵐
- 第十四章 敏彦
- 第十五章 東京
- 第十六章 楽園
- 第十七章 星に願いを
- 終 章
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電子書籍
カシオペアの丘で
2020/04/26 17:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とし - この投稿者のレビュー一覧を見る
土日で一気に読みました。それだけの良い作品でした。人生をじっくりと考えささられました。
紙の本
心が伝わりました。
2016/02/28 12:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アンくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公を取り巻く大きな愛情に、悲しい状況でありながらも暖かさを感じました。小説の中に自分が入り込み、主人公の最期のために何かしてあげられないかと思うくらいでした。
紙の本
赦されたい者と、赦したい者。
2010/08/26 10:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後、ぐううと唸り声しか出ない。最後の100ページくらいはもう、何と言う奇跡的な文章かと言葉も無い。重松さんの筆致の凄さを、改めて痛感。物語そのものも凄いけれど、その物語を紡ぐ言葉一つ一つが何とも素晴らしい。そんな表現をどうして生み出す事が出来るかと、これが天才という事かと思わされた。
物語は後半に入り、肺癌が全身に転移し死を覚悟したシュンが故郷の北海道へと帰る。そこでやはり老衰で死期の近づいた、祖父と再会する。その土地の王にして、友人の親たちを見殺しにした祖父。絶対に赦せない祖父。しかしその祖父も、赦される事を願っていた。強くあらねばならぬからこそそんな姿を見せられず、苦悩の人生を歩んできた。その事に気が付いた時、シュンの心は揺れ始める。祖父を赦さねばならない、そして親友達には赦して欲しい。妻と息子にも、先立つ事を赦されねばならない・・・。一方妻の不倫相手に娘を殺された川原も、妻を赦したくてもどうしても赦せず、死ぬためとして北海道にやってきた。「赦されたい者」と「赦したい者」が、死期を悟った二人を中心に集い、命と人生を深く考える。そしてそれぞれの答えに、歩み出していくのだ。
先にも書いたが何しろ最後の100ページ。物語が色んなエピソードや布石と共に昇華していく様が、非常に素晴らしい。死期が近づき意識も朦朧となった者達の思いや、言葉。それらがとても深くて胸に染み込むようだ。晴天の霹靂のように、突然訪れる死がある。そのあまりの不条理に自分が陥った時、何が出来るか残せるか。それを深く考えさせられるばかりか、一つの答えさえ、見つけさせてくれたように思う。
電子書籍
シュンさんと祖父の関係
2015/10/29 20:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シュンさんと祖父の関係が辛すぎてよむのが途中きつかった。
おじいさんの気持ちもシュンさんのきもちも理解できて、すごく考えました。