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紙の本
貝のうた (河出文庫)
著者 沢村 貞子 (著)
チェッ、女か、と生まれたときに父親に言われた「おていちゃん」は、はからずも左翼劇団に身を投じることになり、貧しい人たちに幸福を!という真ごころから、左翼政治活動にも従事す...
貝のうた (河出文庫)
貝のうた
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商品説明
チェッ、女か、と生まれたときに父親に言われた「おていちゃん」は、はからずも左翼劇団に身を投じることになり、貧しい人たちに幸福を!という真ごころから、左翼政治活動にも従事するが、翻弄され、投獄の浮き目を見ることに。波乱・激動の人生を真っすぐひたむきに歩み、後の名脇役を育んだ半生の記。【「BOOK」データベースの商品解説】
「チェッ、女か」と生まれたときに父親に言われた「おていちゃん」。左翼劇団に身を投じ、政治活動にも従事するが、翻弄され、投獄されることに…。激動の時代、昭和の戦前戦中を女優として生き抜いた沢村貞子の半生記。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
沢村 貞子
- 略歴
- 1908年、東京生まれ。女優、随筆家。出演作に「赤線地帯」「駅前シリーズ」など多数。『私の浅草』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。おもな著作に『貝のうた』『老いの楽しみ』など。1996年没。
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紙の本
昭和の名脇役女優・沢村貞子氏の波乱万丈の半生を語ったエッセイ集です!
2020/06/21 09:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和に活躍された女優であり、随筆家でもあった沢村貞子氏の半生を綴ったエッセイ集です。沢村氏は生涯に350本以上の映画に出演し、幅広い役柄と個性的な演技で名脇役女優として活躍された方で、その一方で半世紀である同書をはじめ、『私の浅草』なども発表されています。同書は、生まれた時、「ちぇ!女か!」と父親に落胆された誕生秘話から、その後、左翼劇団に身を投じることになったいきさつ、さらに貧しい人たちに幸福を願い左翼政治活動への従事、そして東国の経験など波乱万丈の人生が綴られています。同書では、「生いたち」、「兄と弟と」、「関東大震災のころ」、「家庭教師・女子大時代」、「山本安英さんに導かれて」、「劇団・新築地時代」、「赤い恋と青いリンゴ」、「留置場というところ」、「蚊がすりの壁」、「挫折して…」、「映画女優誕生」、「戦争がはじまる」、「一生懸命生きてみたい」といったテーマで話が語られていきます。
紙の本
昭和の名脇役の凛と生きる姿
2022/01/31 21:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aki - この投稿者のレビュー一覧を見る
平松洋子『野蛮な読書』(集英社文庫、2014)に紹介されていたのを読んで購入。
昭和の名脇役、沢村貞子さんの半生記。
左翼劇団に入り、投獄もされるなど、いろいろな荒波にもまれながらも凛と生きる姿に感動。