- 販売開始日: 2021/07/15
- 出版社: 角川春樹事務所
- レーベル: 時代小説文庫(角川春樹事務所)
- ISBN:978-4-7584-3831-5
瑠璃の水菓子 料理人季蔵捕物控
著者 和田はつ子
長い梅雨が明け、江戸に夏がやって来た。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋では、今が盛りの茗荷風味の叩き胡瓜などが供されていた。そんな折、胡瓜を手にした妙な彫り物が入った死...
瑠璃の水菓子 料理人季蔵捕物控
商品説明
長い梅雨が明け、江戸に夏がやって来た。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋では、今が盛りの茗荷風味の叩き胡瓜などが供されていた。そんな折、胡瓜を手にした妙な彫り物が入った死体が発見された。塩梅屋の主、季蔵も創作の手伝いをすることに……。鰹のきじ焼き、鮎尽くし料理、瑠璃との思い出の真桑瓜で作った水菓子……など美味しい夏の料理に腕をふるいつつ、奇妙な事件を追いかける季蔵の活躍を描く、大ベストセラーシリーズ、熱望の第二十四弾。
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今回の構成は今までとはちょっと違ってたように思える。以前にもあったことはあったが、小事件の方は一応の結末をみつつも、巨悪の方は次回に持ち越しのようでした。
2016/12/11 10:29
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の構成は今までとはちょっと違ってたように思える。以前にもあったことはあったが、小事件の方は一応の結末をみつつも、巨悪の方は次回に持ち越しのようでした。しかも、平助(河童話を得意とする胡瓜売り)と弘吉(胡瓜の種苗を商う元武士)が絡む小事件の方も、犯人は分かっているのだが私利私欲や意図的な殺しでもないことから、季蔵は封印することにする。むしろあばずれ女・お連が絡む米問屋の事件の方が巨悪に繋がっているらしいのだが、そちらは次回持ち越しらしい。
なお、前回[23]で活躍した、南町奉行所所属の亀吉親分の飼い犬である「シロ」が全く消えてしまったのがかなり寂しいです。また、前々回[22]で自害を仄めかして去った料理侍・武藤も影すら伺えず、やはり自害してしまったのだろうか。かなり寂しい。
いずれにしろ、このシリーズ、料理を中心とした部分は和田はつ子主導だが、捕物を中心とした部分は他に筋書づくりの助っ人がいるように思えてきた。