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紙の本
ばくりや (文春文庫)
著者 乾 ルカ (著)
あなたの「能力」を誰かの「能力」と交換しますという文句に導かれ、女に異常に好かれる三波は店を訪ねるが…。就職先が必ず潰れる、ささいなことでも泣けるなど、能力を交換した人び...
ばくりや (文春文庫)
ばくりや
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商品説明
あなたの「能力」を誰かの「能力」と交換しますという文句に導かれ、女に異常に好かれる三波は店を訪ねるが…。就職先が必ず潰れる、ささいなことでも泣けるなど、能力を交換した人びとの悲喜劇を描く連作短篇集。【「TRC MARC」の商品解説】
あなたのもてあましているその能力、誰かの能力と交換します
あなたの「能力」を誰かの「能力」と交換しますという文句に導かれ三波は「ばくりや」を訪ねたが――人々の悲喜劇を描く連作短篇集。【商品解説】
収録作品一覧
逃げて、逃げた先に | 9−49 | |
---|---|---|
雨が落ちてくる | 51−80 | |
みんな、あいのせい | 81−118 |
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設定はおもしろいが、内容がそれを生かせていない感あり。
2015/09/09 09:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽く楽しめることは楽しめるが、あまりにも非現実的すぎて、のっていけなかった。フィクションだから、リアリティがなくてもいいというわけではない。
「能力と能力を交換する」という設定事態は変わっていていいと思う。問題は、その変わった設定をどうリアリティのあるものに感じさせるかではないだろうか。話の流れがリアルだとか、なるほどそれは交換したいだろうと思わせるものにするとか、どこかにそういう要素がないと馬鹿らしくなってくる。更によくないのは、能力の交換で幸せになるというより、後味悪いものが多くいところ。前提とした設定の発想はおもしろいのだから、描き方にもう少し工夫がほしかった。