日本の古代道路 道路は社会をどう変えたのか
著者 著者:近江 俊秀
中央と地方とを結んだだけではなく、中央の文化を地方に伝え、地方と地方とを結ぶ役割を果たした古代の道路網。駅路廃絶後も地域社会に政治・経済・文化的な影響を及ぼした歴史を、最...
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商品説明
中央と地方とを結んだだけではなく、中央の文化を地方に伝え、地方と地方とを結ぶ役割を果たした古代の道路網。駅路廃絶後も地域社会に政治・経済・文化的な影響を及ぼした歴史を、最新成果から明らかにする。
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ローマ街道との違い
2023/04/23 17:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
塩野七生の「ローマ人の物語」で繰り返し繰り返し述べられているインフラの重要性、それの代表例としてのローマ街道と、日本の古代道路のあまりの違いに呆然としてしまった。一番大きな要因は、地中海帝国を拡大し維持管理してゆく意欲に満ちた政権と、白村江の大敗に動転しその大敗の記憶が薄れる対外脅威が薄れると、自分たちの小さな世界に安住してしまう極東の島国との違いかな。現在の世界でも言えることのような気もするが。それはそうとして、この本は多方面からの分析検討がよくなされていてとても読み応えがあった。
古代道路の影響
2021/10/01 05:37
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代道路が日本に与えた影響として平将門の乱が一気に広範囲に広まったのに古代道路を利用していた点、徳一由来とされる寺の分布から会津から放射状に伸びる街道の存在、古代官道は平安時代中頃に律令制の崩壊とともに廃絶するがそれで地域間交流がなくなるわけではなく規模を縮小して使い続けられたこと、中津では宇佐八幡に向かう勅使街道が現代に至るまで使われていることなどを挙げており面白かった。