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紙の本
神楽坂謎ばなし (文春文庫)
著者 愛川 晶 (著)
武上希美子は中堅老舗出版社の編集者、三十一歳。元気な祖母と二人暮し。手堅く教科書を出版している社が三代目の独断で人気落語家の本を出すことに。妊娠や病気で同僚が戦線離脱して...
神楽坂謎ばなし (文春文庫)
神楽坂謎ばなし
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商品説明
武上希美子は中堅老舗出版社の編集者、三十一歳。元気な祖母と二人暮し。手堅く教科書を出版している社が三代目の独断で人気落語家の本を出すことに。妊娠や病気で同僚が戦線離脱していくなか、この本を担当した希美子は制作の最終段階で大失敗。彼氏の浮気も判明し、どん底の彼女に思いがけぬ転機が…。【「BOOK」データベースの商品解説】
希美子は中堅老舗出版社の編集者、31歳。手堅く教科書を出版している社が3代目の独断で人気落語家の本を出すことに。担当になった希美子は制作の最終段階で大失敗。彼氏の浮気も判明し、どん底の彼女に思いがけぬ転機が…。【「TRC MARC」の商品解説】
冴えない女性編集者、落語界へ。新シリーズ始動
出版社勤務の希美子は仕事で大失敗、同時に恋人も失う。どん底の彼女がひょんなことから寄席の席亭に。女のお仕事小説、新シリーズ。【商品解説】
収録作品一覧
セキトリとセキテイ | 9−118 | |
---|---|---|
名残の高座 | 119−263 |
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まだ様子見という感じの、シリーズ一冊目。
2015/08/27 16:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の女性が古典芸能に無理解で、絶望的なまでに古典のことばを知らない。出版社勤めならもうちょっとましでも…と思う。そんな古典オンチの生き別れの父親が落語家で、出版ミスとの関係もあって彼女は無理矢理席亭代理になる、というトンデモ話。とんでもない設定なのだが、下地はしっかりしていておもしろい。落語の言葉を取り混ぜつつ、生き生きとした雰囲気でその世界が描かれる。高座に上がり続ける高齢で病気の落語家と「死ぬなら今」という落語を絡めた話などは、メリハリがきいていてなかなかしゃれている。
収められている話にはそれぞれ切りがついているが、シリーズはこれから始まるところで、小手調べの印象が強い。