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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/01/30
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/122p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-337071-0

紙の本

指の骨

著者 高橋 弘希 (著)

太平洋戦争中、激戦地となった南洋の島で、野戦病院に収容された若き兵士は何を見たのか。圧倒的リアリティで選考委員を驚愕させた第46回新潮新人賞受賞の新世紀戦争文学。【「BO...

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指の骨

税込 1,540 14pt

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商品説明

太平洋戦争中、激戦地となった南洋の島で、野戦病院に収容された若き兵士は何を見たのか。圧倒的リアリティで選考委員を驚愕させた第46回新潮新人賞受賞の新世紀戦争文学。【「BOOK」データベースの商品解説】

【新潮新人賞(第46回)】太平洋戦争中、激戦地となった南洋の島で、野戦病院に収容された若き兵士は何を見たのか−。戦争を知らない世代が圧倒的リアリティで描く、新世紀戦争文学。『新潮』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

死を覚悟したのではなく、死を忘れた。そういう腹の決め方もあるのだ。果たしてこれは戦争だろうか。我々は誰と戦うでもなく、一人、また一人と倒れ、朽ちていく。これは戦争なのだ、呟きながら歩いた。これも戦争なのだ。しかしいくら呟いてみても、その言葉は私に沁みてこなかった──。34歳の新鋭が戦争を描き、全選考委員絶賛で決まった新潮新人賞受賞作にして芥川賞候補作となった話題作。【商品解説】

著者紹介

高橋 弘希

略歴
〈高橋弘希〉1979年青森県生まれ。文教大学卒。「指の骨」で第46回新潮新人賞受賞。

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みんなのレビュー37件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

戦争を自分事に

2023/02/13 11:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりに、文学の、言葉の力に圧倒された。戦後世代が描いた戦争文学として、は俵されたとき(芥川賞候補になった時も)賛否があったようだが、一つ一つの言葉が、80年前の南方の激戦地へ読者を運ぶ。フィクションでありながら取材力と想像力を動員し、一兵士の視点から「人間の側の現実」が描かれているからだろう。
主人公は、「果たしてこれは戦争だろうか」と自問する。
「我々は誰と戦うでもなく、一人、また一人と倒れ、朽ちてゆく。これは戦争なのだ、呟きながら歩いた。これも戦争なのだ」とも考える。
こうした独白は、もしかしたらあの時代に兵士だった人から見るとリアリティがないのかもしれない。しかし現代の若い世代が、もし自分が戦場にいたら……と考えさせる作品には違いない。たとえ、それが当時のリアルとはズレていたとしても、自分なりに近づくことにはなるのではないか。そんな感想を持った。

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紙の本

すごいリアル

2019/02/28 23:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:千那 - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦争を経験していない著者が、なぜこれほどまでにリアリティのある戦争小説が書け
るのだろうか。すごいと思う。個人的には「送り火」よりもこちらのほうが好きだ。

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紙の本

静かな語り、静かな怒り

2016/10/22 23:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:十楽水 - この投稿者のレビュー一覧を見る

兵士の居場所、死に場所は前線だけではない。戦死のほか、戦病死という死に方もある。舞台は南方戦線、ポートモレスビー作戦。

本作は、戦闘の激烈さも、軍隊という組織の持つ暴力性・理不尽さも前面に押し出さず、戦争の正当性に対する評価のまなざしも持たない。あるのは、遠い異国に放置され、見捨てられた兵士たちの日常であり、彼らを包むような緩やかな死への道のり、命の消え方。彼らの感情の高まり、あるいは命の発露の描写もなく、消えゆく命を淡々と克明に留めている。

これが南方戦線のリアリティーであったのかは分からない。押し迫る死に対する抵抗のなさに違和感を覚えるし、主人公が感傷的過ぎるようにも思える。もっとほかの、死の捉え方もあっただろう。しかし、そういった点を留保ししつつ、本作が描いた死は、命の価値のあまりにも軽くする戦争の恐ろしさ・理不尽さを静かに語り、静かに怒りを掲げているような気がするのである。

30代半ばで、どうして書くことができたのか。参考文献を深く読み込み、人並み外れた想像力があればできるというのか。疑問は解けない。今後の著作に注目したい。

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紙の本

指の骨は、帰ることができるのか

2022/09/28 01:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Renne - この投稿者のレビュー一覧を見る

南方の風景はよくイメージされるように色鮮やかなものではなく、光が強すぎるために光と闇のコントラストが織り成す陰影の世界になるのだと聞いたことがある。南方戦線において見捨てられ、やがては死の影に追いつかれて緩慢な死を迎えていく兵士たちの日常が、まるで白昼夢か何かのように非常に淡々とした筆致で綴られている。心理描写は少なく、ただ透徹した視線で観察された風景を描写しているという印象を受けたが、そのせいで淡い水彩画のように感じられるのかもしれない。

作者は70年代生まれであるため、いささか観念的なきらいもあるが、よくできた小説であり、リアリティがないと言えば嘘になる。
ただし、サラモウア(サラモア)・イスラバ・イオリバイワ・ココダなどの作中の地名から読み取れるように、ニューギニア島を舞台に繰り広げられたポートモレスビー作戦を題材にした小説であるとすると、108頁の『ブナに上陸した翌日、カーチスの機銃掃射を受けて倒れている日本兵の死体を見た。全身に五十も六十もの機銃弾を撃ち込まれており、穴という穴から血液が吹き出し、歩道の一帯が赤く染まっていた。人間が、血液の水溜まりに浸かっているように見えた』という文章に矛盾が生じる。
ポートモレスビー作戦が行われたのは1942年3月~1943年1月にかけてであり、主人公たちがブナに上陸した翌日、というので作中の主な時間軸は1942年であると思われる。1942年・ニューギニアの戦いにおけるカーティス社の戦闘機となると、大量生産されたP-40E ウォーホークだと思われるが、主翼に6挺装備されたこの機体の12.7mm機関銃は凄まじい高火力を発揮したという。約13mmの銃弾に当たったからと言って、当たった箇所に同じ大きさの穴が開く訳ではない。敵戦闘機に命中させれば大穴を開けて深刻なダメージを与えるというのだから、人体に当たった場合のダメージは推して知るべしである。

そもそもYoutubeなどの動画サイトでパブリックドメインになっているガンカメラの映像を見ることが出来るが、的中率は低く随分アバウトに感じられる。どれだけ低速・低空で飛んでいたとしても、上空から動いている機体から地上の目標に狙いをつけて発射するわけで、どう考えても一人の人間を蜂の巣にするほど何十発も命中させられる訳はないし、12.7mm機関銃=ブローニングM2重機関銃であるため、人体に一発でも当たればそこを起点に肉体が吹っ飛び、複数発当たったりすればおそらく粉々の肉片となって原形を留めないのではないかと思う。

人の形を保ったまま蜂の巣になる訳はないという一点だけがどうしても惜しまれるが、そこまでの積み重ねがあるので読後感を損なう程のものではなく、ブーゲンビリアと血の紅とを作品の終盤に持ってくることで、色彩を印象付ける強い効果をもたらしているように思う。
この作品は戦記文学ではなく戦争小説であり、命以外の何もかもを失くし、やがてはそれすらも失くしていった兵士たちの姿を描くことに主眼が置かれている。
故郷から遠く離れた南方の島で幽鬼のように彷徨い、食料も装備も満足にない状況で、死んでいった人たち……
「戦争はいけない」と声高に叫ぶよりも、この水のように沁みとおってくる静かな小説のほうがはるかによく戦争の残酷さを伝えるのではないかと思った。

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2015/08/31 16:00

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2015/03/15 09:37

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2015/03/17 12:37

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2015/03/08 21:40

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2015/03/14 02:30

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2015/03/14 13:13

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2015/04/06 01:13

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2015/03/19 18:40

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2015/06/03 18:20

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2015/03/29 14:57

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2015/04/12 20:04

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