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紙の本
湿地 (創元推理文庫)
著者 アーナルデュル・インドリダソン (著),柳沢 由実子 (訳)
レイキャヴィクの湿地にあるアパートで、老人の死体が発見された。侵入の形跡はなし。何者かが突発的に殺害し逃走したらしい。ずさんで不器用、典型的なアイスランドの殺人。だが、残...
湿地 (創元推理文庫)
湿地
05/09まで通常1,019円
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商品説明
レイキャヴィクの湿地にあるアパートで、老人の死体が発見された。侵入の形跡はなし。何者かが突発的に殺害し逃走したらしい。ずさんで不器用、典型的なアイスランドの殺人。だが、残されたメッセージが事件の様相を変えた。明らかになる被害者の過去。肺腑をえぐる真相。ガラスの鍵賞2年連続受賞の快挙を成し遂げ、CWAゴールドダガーを受賞した、北欧ミステリの巨人の話題作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【ガラスの鍵賞(2002年)】10月のレイキャヴィク。北の湿地にあるアパートで、老人の死体が発見された。突発的な殺人か。だが、現場に遺された謎のメッセージが事件の様相を変えた。犯罪捜査官エーレンデュルが辿り着いた衝撃の犯人、そして真相とは?【「TRC MARC」の商品解説】
北の湿地の建物で老人の死体が発見された。現場に残された謎のメッセージ。被害者の隠された過去。衝撃の犯人、肺腑をえぐる真相。いま最も注目される北欧の巨人の傑作、待望の文庫化!【商品解説】
北の湿地の建物で老人の死体が発見された。現場に残された謎のメッセージ。被害者の隠された過去。衝撃の犯人、肺腑をえぐる真相。いま最も注目される北欧の巨人、待望の文庫化。【本の内容】
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紙の本
アイスランドの事件物もおもしろい
2019/05/03 22:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作がアイスランドが舞台のため、聞きなれない地名、人名がたくさん登場する。主人公の刑事がエーレンデュルでその娘がエヴァ・リンド、同僚の刑事がエリンボルグとシグルデュル=オーリ、登場人物表はかかせない。創元推理文庫の人物表は余計な情報がないので人物表でネタバレということはなく助かった。かなり激しい性暴力の表現が何度も登場するがさほど気にはならない。主人公エリンボルグの事件に取り組むひた向きさがそうさせているのだろう。それに最後に妊娠している娘につけようとしている名前を聞いて、この小説を読んでみて良かったなと思った
紙の本
動機が特徴的な切ないストーリー
2022/05/11 03:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
前から気になっていた作家。舞台はアイスランド。著者の名前からしてそうですが、なかなか耳慣れない名前や地名がたくさん登場。特に意外性がある作品ではありませんが、動機が特徴的な作品でした。全体的に読みやすくて分かりやすいストーリーで楽しく読めました。所々で挟まれる主人公と娘との関係がストーリーにアクセントを効かせていて良かったです。
紙の本
アイスランド発、北欧ミステリの真打登場。
2016/06/19 18:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
<北欧の巨人、ついに日本上陸>というコピーとともに紹介されたこの本、北欧ミステリブーム真っ最中の私としては見逃すことができず。 なんと作者はアイスランド人です! アイスランドの小説読むの、初めてかも~。
そもそもアイスランドについての知識も乏しい私(ヴァイキングに狙われるのを避けるため、氷の島を“グリーンランド”と呼び、自分たちの住む島を“アイスランド”と呼んだ、という話を聞いたことがあるくらい)。
なんと、アイスランド人にはファミリーネームという感覚がなく(存在としてはあるけど)、誰もがお互いを親しさ度合いに関係なくファーストネームで呼ぶのだそうだ。 人口は30万人、うち首都レイキャビク周辺で20万人が住むというこじんまり感が、地方出身者の自分としてはどこか懐かしさを感じる。
が、そんな田舎でも事件は起こる・・・いや、むしろ狭い社会だからこそ起こる犯罪はある。 日本ならば横溝的な。
先行する北欧作品にならい、ここでも主人公は刑事である。 エーレンデュルという50歳ほどのレイキャビク警察犯罪捜査官は、20年前に妻と離婚して以来音信不通。いいトシの娘と息子がいるが、どちら二人も問題児という・・・ヘニング・マンケルのヴァランダー警部以上に私生活は悲惨(というか、日本の常識から言って「それ、ヤバすぎますよ!」、と言いたくなるほどヤバい)。 これがアイスランドの常識なのかしら・・・。
それはともかく、事件は10月のレイキャビクで起こった老人撲殺事件。
始めは<典型的なアイスランド的殺人>:金品目当ての行き当たりばったり殺人と思われたが・・・死体に残されたメモ「おれはあいつ」が、これはただごとではないとエーレンデュルに思わせる。 年若き同僚エーリンボルクとシグルデュル=オーリと共に、被害者ホルベルクの過去を探っていくと・・・という話。
北欧ミステリの敷居が高いのは、多分、名前にまずなじみがないこと。 しかし何冊か読んでいくと、ありがち名前とか一定のルールが見えてくるので面白くなります。 ぜひ、おためしあれ!
いやー、この季節独特の陰鬱な空気感、好きだわ。
事件のおおかたや犯人がどんなやつかというのは中盤手前ぐらいでわかってしまうのですが、そんな読者の勘で捜査は進みませんから、しっかり証拠を取り、根拠を取り、裁判を維持できるように慎重な調査が要求されるわけで・・・大変おつかれさまです!、という感じ。 しかも事件自体が<アイスランドだから起こること>になっていて、それも好感触でした。
殺される側にはそれなりの理由があり、殺す側にはだから当然理由がある、という現代を描いているんだけれども“古き良き時代のミステリ”的なお約束に、ちょっとほっとします(殺される理由の原因については「ほっとする」どころではないのだが)。
「誰でもよかった」じゃないのがね、いいんですよ。
あまりページ数が多くない、というのもアイスランド的と思える。
何年か後、アイスランドでも無差別殺人事件が起こるようになったら世界社会の秩序は間違いなく歪んでいっている証拠になるかもしれません(『湿地』の原著は2000年の発表ですが)。 アイスランドについてまた見守っていきたくなる。
紙の本
えぐい話のようでいて読後感はそれ程悪くならない。
2015/11/16 18:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ai - この投稿者のレビュー一覧を見る
この主人公のシリーズの3作目ということで、なぜ1作目から出版しないのかなぁと思います。
他の人も書かれているように、読み始めるとすぐに引き込まれて行って集中して読み切っちゃう感じの本でした。
アイスランドといった普通大体の人があまり馴染みがなさそうなところが舞台の話なのがよけいに土地のことも知れて良かった思います。
シリーズとしては面白そうだと思うけど、登場人物がすべてのシリーズであまりに可哀そうな話ばかりだと嫌だなとも思うので何とも言えないところです。
電子書籍
湿地
2020/12/16 17:38
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
話自体はミステリーとしては単純で展開もスローで、面白くなかったです。毎日のように雨が降っている感じも鬱陶しかったです。