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紙の本
世界の涯ての夏 (ハヤカワ文庫 JA)
著者 つかい まこと (著)
地球を浸食しながら巨大化する異次元存在“涯て”が出現した近未来。ある夏の日、疎開先の離島で暮らす少年は、転入生の少女ミウと出会う。ゆるやかな絶望を前に、ふたりは様々な出来...
世界の涯ての夏 (ハヤカワ文庫 JA)
世界の涯ての夏
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商品説明
地球を浸食しながら巨大化する異次元存在“涯て”が出現した近未来。ある夏の日、疎開先の離島で暮らす少年は、転入生の少女ミウと出会う。ゆるやかな絶望を前に、ふたりは様々な出来事を通して思い出を増やしていく。一方、終末世界で自分に価値を見いだせない3Dデザイナーのノイは、出自不明の3Dモデルを発見する。その来歴は“涯て”と地球の「時間」に深く関係していた―第3回ハヤカワSFコンテスト佳作受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【ハヤカワSFコンテスト佳作(第3回)】地球を浸食しながら巨大化する異次元存在〈涯て〉が出現した近未来。ある夏の日、疎開先の離島で暮らす少年は、転入生の少女と出会い…。ゆるやかに滅びゆく終末世界に、現役ゲームデザイナーが創りあげた、新たな「時間」。【「TRC MARC」の商品解説】
異次元との接触現象〈涯て〉に侵食される地球。人類は脳を繋いだネットワークを構築し、その膨張を食い止めようとしていたが……。【商品解説】
異次元との接触現象〈涯て〉に侵食される地球。人類は脳を繋いだネットワークを構築し、その膨張を食い止めようとしていたが……。【本の内容】
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紙の本
一気読みしやすい終末SF
2017/04/28 22:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ページ数が少ないので一気読みできます。
終末ものの作品であることに間違いないとは思いますが、
物語を読み進めるに連れて、謎が明らかになるということも面白いポイントだと思います。
しかし、謎が明らかになった段階で物語が終了しているので、
登場人物がこの先どういった行動を取るのかというのを知りたい読者には、満足のいくような結末ではないでしょう。
紙の本
新たな「幻想の未来」
2016/02/18 19:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は章ごとの文体変化に戸惑ったが、読み進めるうちに作品世界にのめり込んでいた。抒情的側面を併せ持つ、面白い味のファーストコンタクト物。
巻末インタビューでは、「ソラリス」や「幼年期の終り」に言及されているが、本作を読む間にずっと頭を占めていたのは筒井康隆の「幻想の未来」だった。いずれにしても、新たな才能の誕生を素直に喜びたい。
紙の本
中途半端な終わり方
2016/02/09 22:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界の新しい終わり方の提示としては、なかなか斬新なアイデアだと思う。
ただ、日本のSF作家によく見られる、「きれいに書こう」という意識が強すぎて、少年時代の描写がいまいち薄いのが残念。
子供って、もっと残酷で、もっと聞き分けのない生き物だよね。
物分かりがよすぎる子供は、それだけでモンスターだ。
少年時代の夏はいつも、もの悲しい思い出を残していく。主人公のひとりであるタキタ少年も、転校生ノイに初恋に近い想いを抱くが、そこんところはもっと掘り下げて欲しい。
せっかく、余韻に浸れるきれいな場面が多いのだから、もっと大切に書いて欲しかった。
その他には、物語をもうすこし長くしてもらった方がいいかな。
せっかく、良い感じになってきたところで、唐突に終わってしまったのが不満である。
「幼年期の終わり」や「ブラッドミュージック」とは言わないまでも、同じ系統の話なのだから、視点人物をはっきりとしぼって、涙の中で終わらせて欲しかった。