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  3. コスモスさんのレビュー一覧

コスモスさんのレビュー一覧

投稿者:コスモス

281 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

一九八四年 新訳版

紙の本一九八四年 新訳版

2017/04/29 23:01

予想以上の傑作でした。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

高度に情報統制された全体主義の国家が繁栄している、救いのない世界が描かれています。インターネットが発達した現代人が、実現させてはいけない未来として認識しておくべき世界だと思います。多くの人にぜひ読んでほしいと思います。

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紙の本

イーロン・マスク 未来を創る男

世界は彼によって動かされている。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

技術者であり、起業家でもあるイーロン・マスク氏。
電気自動車、ロケット開発、さらには火星移住まで、人類の未来を変える事業に取り組まれています。

壮大なビジョンを実行するために、寝る間も惜しんで行動し続ける。
それが、彼の成功の一番の要因なのだと思います。
天才なのかもしれませんが、それ以上に夢にかけてきた時間が多くの人とは違いすぎるのだと思います。
彼のように成功したい方は、この本から多くのことを学ぶことができるでしょう。

彼のようになろうと思わない人にも面白い内容にはなっていると思います。
彼の動きを知ることは、世界の今後を予測することに直結するからです。

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紙の本

私の少年 1 (ACTION COMICS)

社会人ヒロインと小学生のふれあい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

所謂オネショタものというジャンルなのかもしれませんが、
このジャンルに関する知識が無いので、本作品についてとやかくいうことができません。
しかし、私が思うに、12歳の少年は家庭でネグレクトをうけている(らしい)ので母親の愛情を求めていると思いますが、社会人のヒロインも元恋人との関係で心に傷を負っており、それを癒す存在が必要なのだったと思います。
この2人がどのように救われるのかが気になります。

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紙の本

華竜の宮 上

紙の本華竜の宮 上

2016/12/12 11:59

短編小説「魚船・獣船」と同じ世界を描いたSF超大作

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

上田早夕里さんによる長編SF作品。
「華竜の宮」と同じ世界を描いた小説が「オーシャンクロニクル・シリーズ」として刊行されており、本作品はそのシリーズの第2作目にあたります。
1作目は短編集「魚船・獣船」の表題作ですが、2作目である本作品は1作目を読んでいなくても充分楽しめるようになっています。本作品が楽しめた方には、是非読んでもらいたいです。

「オーシャンクロニクル・シリーズ」で描かれる世界は、ホットプルームによる海底隆起で多くの陸地が水没した25世紀。人類は未曽有の危機を辛くも乗り越え、陸上民はわずかな土地と海上都市で高度な情報社会を維持し、海上民は〈魚船〉と呼ばれる生物船を駆り生活しています。
本作品「華竜の宮」の主要人物は日本政府の外交官である青澄誠司、アジア海域の海上民の長であるツキソメ、汎ア海上警備隊・隊長であるツェン・タイフォン。
私はこの3人を主要人物として挙げていますが、読者によって意見が分かれるところだと思います。それだけ、多くの登場人物が重要な役割を果たしている作品です。
物語はこの3人の視点を通して、「アジア海域での政府と海上民との対立とその解消」を描いていきます。1人の視点に絞らないために、陸上民や海上民のそれぞれの事情や思惑が丁寧に描写されている点も本作品の特徴だと思います。
上巻の終盤では「アジア海域での政府と海上民との対立」以上に深刻な問題が明らかになり、続きが気になるようになっています。

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紙の本

累 6

紙の本累 6

2017/05/21 17:19

物語は一つの結末を迎え、そして新しく動き出す。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

漫画『累』第6巻。
「丹沢二ナ」の正体が累であることを知り、彼女を破滅させるために行動を起こす野菊。
野菊に思いを告げる二ナ。そんなことを知らず、女優としての人気を極める累。
三人の想いが交錯するとき、物語は一つの結末を迎えます。

以下少しネタバレになります。
野菊は、二ナの母親と交流することで、彼女も累の被害者であることを知ります。そんな彼女のためにも累を破滅させようと決意します。二ナの母親から累の自宅の合鍵を手に入れることで、彼女は累の自宅に侵入します。そこで、二ナが意識を取り戻していることを知ります。指だけしか動かすことのできない彼女とやっとのことで会話を成功させた野菊は、彼女に「自身のことを殺してほしい」と頼まれます。
二ナは親を悲しませたくない、きれいなままで終わらせたいと言う思いを持っていたのです。だから両親には何も言わずに、自身を殺すことを野菊に頼みます。この巻の最後に、彼女の累に対する思いが描かれます。もしかしたら、二ナと累は本当は似た者同士で、こんな形で出会わなければ、もっと違った人生を歩めたかもしれません。そう考えると、二ナの最後は本当に悲しいです。
一方、「丹沢二ナ」になることで、女優としての人気をほしいままにする累。彼女はいつの間にか、自身のように醜いものを蔑むようになっていました。「美しさ」を手に入れたことで、彼女の内面まで変わってしまったのでしょか。そう考えると、彼女が二ナを失ってしまったのは、想像以上にショックだったのかもしれません。
今回の題目は『ガラスの動物園』。累が演じているのは美しい女性ローラで、強い劣等感や対人恐怖を抱えています。本来の累の心理状態と非常に近い人物ですが、美しさを持っている点では全く異なっています。そんなローラを見事に演じきれるのは、累自身が「美しさ」を手に入れたことで、内面まで変化したことを示しているのかもしれません。

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紙の本

侍女の物語

紙の本侍女の物語

2017/05/03 15:02

キリスト教原理主義の宗教国家

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

物語の舞台は、近未来のアメリカに
キリスト教原理主義勢力によって誕生した宗教国家、ギレアデ共和国。
環境汚染、原発事故、遺伝子実験によって出生率が低下しています。
数少ない健康な女性は、子供を産むための道具として
支配層である司令官に仕える「侍女」となることが決められています。
その制度を正当化するために、聖書の言葉が巧みに利用されています。

「トランプ政権の未来がここにある」という帯の文言に惹かれて読みましたが、
トランプ政権の跡のアメリカがこのような国家になるとはあまり思えません。
上に挙げたような原因で実際に出生率が低下するという話しに、現実感が持てないからです。もし、そのような状況に陥ったとしても、男女の平等が概ね認められている社会で、キリスト教原理主義の男尊女卑の社会が産まれるとは到底思えないからです。

ここまで、アメリカが「侍女の物語」のような社会になるとは思えないことを述べましたが、本作品が読む価値のない作品であるとは全く思っていません。
世界には、男尊女卑の社会が未だ存在しています。例えば、ISIL(通称「イスラム国」)は、女性を性奴隷にするための制度を戦略的に計画し、理論的に正当化しています。
勘違いしてほしくないですが、この問題について、イスラム教自体を批判しているわけではありません。イスラム教を、そのような制度を正当化するために利用することを批判しているだけです。

ISILの例を見てもわかるように、人権を無視した制度を正当化するために、
宗教の教えを巧みに利用する点については、本作品で描かれている世界は、
実現可能な近未来というよりかは、現在の世界にも通じているような気がします。

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紙の本

聲の形公式ファンブック

紙の本聲の形公式ファンブック

2017/04/30 17:25

聲の形を完全網羅したい方へ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

登場人物たちはあの時、何を思っていたのか?
作者はどういった理由で、この物語を描いたのか?登場人物たちの設定を考えたのか?
気になる疑問の答えがこの本にすべて載っています。

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紙の本

雨音は、過去からの手紙

紙の本雨音は、過去からの手紙

2017/04/29 23:11

自分が正しいと思う生き方をすることの大切さを知る。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

他人にまったく気を遣わなくていいというわけではありませんが、
心にもやもやをため込んだまま、他人の言うように行動していくことが、
後々になって取り返しのつかないところまで、自分自身にダメージを与えてしまうことがある。そのことを忘れてはいけないと感じました。
登場人物が、最後に自分の意思で前に向かって動き出す点にも希望が感じられます。

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紙の本

アルドノア・ゼロTVアニメ公式ガイドブック 2 (MANGA TIME KR COMICS)

アルドノア・ゼロの世界観を余すことなく網羅している

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アルドノア・ゼロの世界観、カタクラフト、登場人物についての解説、制作スタッフや声優陣へのインタビュー・・・
アルドノア・ゼロのすべてがこの一冊に詰まっています。

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紙の本

サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上

ホモ・サピエンスが繁栄したのは虚構を共有したため

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ホモ・サピエンスが繁栄出来たのは、虚構を共有し、共同体を形成できたため。逆に言うと、国民国家、人権、正義とか道徳心の基準とか・・・、いろいろなものが虚構であることを示しています。
人類は虚構を共有できたから発展できたが、それが原因で不幸な思いをしている人がいるのかもしれない。
(下巻とレビュー内容は同じ)

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紙の本

あげくの果てのカノン 2 (ビッグコミックス)

先輩の奥さんが、一番気味が悪く思う。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公はどんどん先輩にのめり込んでしまっています。これ以上進むと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。また、先輩の奥さんが遂に動き出したが、正直この人が一番不気味に思います。

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紙の本

あげくの果てのカノン 1

紙の本あげくの果てのカノン 1

2017/04/29 14:57

SFと不倫が見事に融合している

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

異生物による侵略を受けている退廃的な雰囲気が漂う世界。
主人公の女の子が先輩に対する、端から見ると異常とも思えるような片思い。
一見すると関係のないような二つの事柄が見事にマッチして、誰も見たことのないようなドラマが展開しています。

主人公の女の子の先輩に対する片思いは、人によったら気持ち悪く思えるかもしれません。しかし、異生物との戦闘を通じて精神に変化が生じる先輩のことを一途に思い続けられることは、誰にでもできることではないと思います。先輩は、自分のことを変わらずに思い続けてくれる主人公のことを心の支えにしているのかもしれません。

先輩と主人公が本当の夫婦だとしたら、ある意味で理想的な夫婦像を体現したかもしれません。

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紙の本

モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

世界の裏側で動いているスパイの真実

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

世界最強とも謳われるイスラエルの諜報機関モサド。彼らが、世界の裏側で、紛争や戦争が勃発するかしないかの瀬戸際で、人知れず活動してきた姿を描いています。国際情勢について、マクロ的な視点だけでなく、ミクロ的な視点でも理解する一助になります。

ちなみに、CIAといった機関がインターネットなどのテクノロジーを駆使するのに対し、モサドの一番の特徴であり強みは、世界中に散らばったユダヤ人のネットワークを利用している点だと思います。諜報機関によっても得意不得意が異なるようです。

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紙の本

コンビニ人間

紙の本コンビニ人間

2017/01/21 13:57

周りと違ってもいいんじゃない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

村田沙耶香さんが芥川賞を受賞した本作品。
この作品の主人公のように、周りの人間と違う、彼らに合わせられないといった人は
現代社会に多くいると思います(自分もそんな人間です)。
正直言うと、この作品の主人公に純粋に共感できるわけではありませんが、
主人公が感じるように、他人に価値観を押し付けられることについては自分も嫌悪感を覚えます。

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紙の本

双生児 上

紙の本双生児 上

2017/01/21 13:16

これはドキュメンタリーでもSFでもありません。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この作品は、第二次世界大戦中に全く異なる立場から活躍した双子の兄弟について描いています。第二次世界大戦についても、実際の歴史と異なるのである意味では歴史改変SFと言えるかもしれませんが、あまりSFらしくありません。

すこしネタバレになってしまいますが、本作品は歴史作家が双子についての資料を集めるという構成になっています。この作家が集めた双子の資料や、彼らに関する証言はところどころ食い違っているので、どちらが正しいのか、彼らの言っていることは本当に正しいのかわからなくなってしまうと思います。
その他にも、読者をあえて混乱させる工夫がなされています。

以上のことから、注意して読まないと、読んでいる最中に混乱してしまいまうと思います。ただし、読めば読むほど内容に引き込まれる作品なので、是非読んでいただきたい作品です。

(上巻と下巻で同じレビューです)

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