「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【新潮ミステリー大賞(第2回)】動物のレプリカ製造工場に勤める往本は、残業中の深夜、動くシロクマを目撃する。だが、この世界において野生のシロクマはとうに絶滅したはずだった。往本は工場長に呼び出され、動くシロクマの正体を内密に探るよう頼まれる。【「TRC MARC」の商品解説】
「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました」伊坂幸太郎激賞、圧倒的デビュー作。動物のレプリカをつくる工場に勤める往本は、残業中の深夜、動くシロクマを目撃する。だが野生のシロクマは、とうに絶滅したはずだった――。不条理とペーソスの息づく小説世界、卓越したユーモアと圧倒的筆力。選考委員の伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介から絶賛を浴びた、第二回新潮ミステリー大賞受賞作にして超問題作。【商品解説】
著者紹介
一條 次郎
- 略歴
- 〈一條次郎〉1974年生まれ。山形大学人文学部卒業。「レプリカたちの夜」で第2回新潮ミステリー大賞受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
規格外の作品
2018/09/19 09:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来らしい設定の、工場で働く人たち。動物のレプリカ工場で、絶滅したはずのシロクマの本物と遭遇したかもしれないー、という出だしから一気につかまされる。
登場人物たちのやりとりの細かな描き方といい、ポキポキッしたような雰囲気のする独特の筆致といい、すごく巧さを感じさせる。荒唐無稽なのにとてもリアル。作品の世界観にいつのまにかどっぷり浸りながら読んだ。
途中で段々よくわからなくなってくる。人間とレプリカの境がはっきりしなくなる。次々わけのわからないことが起こる。こんなのあり?という展開に目が回りそうになる。正直、難解なところもある。素直に読んで、素直にわかるという作品ではない。でも、そこのところも含めて、何ともおもしろかった。
紙の本
不条理工場
2022/09/02 18:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
マニュアル化された製造業への、鋭い批判を感じます。どこまでが人間か、誰がレプリカなのか曖昧になっていく後半の展開に度肝を抜かれました。