大家族四男・兎田士郎の喜憂な日常 （コスミック文庫α）

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投稿者：ルフラン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

セシル文庫で６巻まで出版されている「男系大家族物語」のスピンオフ。

希望が丘に住む美形揃いの父子家庭兎田家（子供は７人！）の小学４年生の四男士郎が、身近に起こる事件の数々をその優秀な頭脳で解決していく物語。

収録されている３つの事件は、弟の超レアバトルカードを取り戻す話だったり、同級生間のいじめ（？）問題だったり、勘違い教師に報復する話だったり・・・・・わりと、日常にありそうな題材ばかり。

常に周囲の注目を浴びている大家族の中ではかすんでしまいがちな士郎ですが、主役としての素質は十分。

三男充功とのやりとりも微笑ましく、弟や友達に向ける愛情が、伝わってきます。

事件解決は公明正大で痛快、それでいて、心温まるホームドラマになっています。

もう少し、士郎の物語を読んでみたいので、続編を希望します。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「男系大家族物語」のスピンオフ
本家は一応BLだけれど大家族のドタバタホームドラマにかなり寄ってる
こちらは一般書、四郎が主人公なのでちょっと対象年齢層が低め？

男ばかりの7人兄弟の4番目士郎くんは10歳、神童と言われている士郎でも評判のキラキラ大家族の中では何事もなければ埋もれてしまう
でも何事かあった場合には・・・　その何事があった場合の3編
10歳に理詰めで淡々と追いつめられる恐怖！
何があっても士郎の地雷だけは踏みたくないよね、というか兎田家の誰をも敵になんて回せない
是非お友達になりたい家族だ

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投稿者：apple2　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

７人兄弟のど真ん中である士朗くんの、日常話。
流石に周りを見渡せど７人は居ませんが、５人姉妹の真ん中である母を持つ私。
あのド天然悪気なく周りを巻き込むパワーは何となく頷けるものがありました。
本人は埋もれているつもりでも、何故か濃くはないのに揺るぎないキャラ。

プラス、士朗くんは類い希なる天才児。
筋の通らない事は許すまじ。
とばかりに、大人も子供もバッタバッタとなぎ倒す痛快？ストーリーです。
居るよね、こういう奴。と共感出来る相手を容赦なく潰すので、スッキリします。

作品の対象年齢は若者にも、熟練者にも、耳の痛い内容となっています。