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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/10
- 出版社: 東洋経済新報社
- サイズ:20cm/211p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-492-04594-7
読割 50
紙の本
魂の退社 会社を辞めるということ。
著者 稲垣 えみ子 (著)
50歳、夫なし、子なし、そして無職…しかし、私は今、希望でいっぱいである。大学卒業以来、28年間勤めていた朝日新聞社を辞めた著者が、会社を辞めてみて身の回りに起きたこと、...
魂の退社 会社を辞めるということ。
魂の退社
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商品説明
50歳、夫なし、子なし、そして無職…しかし、私は今、希望でいっぱいである。大学卒業以来、28年間勤めていた朝日新聞社を辞めた著者が、会社を辞めてみて身の回りに起きたこと、「会社で働くこと」について語る。【「TRC MARC」の商品解説】
「まっとうに会社で働く人が日本を支えている。それは本当にそうだと思う。
しかし、会社で働いていない人だって日本を支えている。
自営業の人たち、フリーランスで働く人たちは言うまでもない。
さらに、お金を稼いでいない人たち、たとえば専業主婦、仕事をやめた高齢者、何かの事情で働けない人、子どもだって、みんな日本を支えているんじゃないだろうか?
食事をつくる、掃除をする、孫と遊ぶ、何かを買う、近所の人にあいさつをする、だれかと友達になる、だれかに笑顔を見せる――世の中とは要するに「支え合い」である。
必ずしもお金が仲介しなくたって、支え合うことさえできればそこそこに生きていくことができるはずだ。
しかし会社で働いていると、そんなことは忘れてしまう。毎月給料が振り込まれることに慣れてしまうと、知らず知らずのうちに、まずお金を稼がなければ何も始められないかのように思い込み始める。
そして、高給をもらっている人間がエラいかのようにも思い始める。
だから、会社で働いていると、どうしても「もっと給料よこせ」という感覚になる。これは、どんな高給をもらっていても同じである。(中略)
しかし私は、もうその争いに意味を感じなくなってしまった」(プロローグより)
そういう著者が選択したのは、会社を辞め、電気代200円で暮らす清貧生活だった。しかし、著者はかつてないほど希望に満ちていると書く。日々が何より新しい。それは「お金」や「会社」から自由になったことで得たものだ。会社とは、お金とは、人生とは何かを問う。笑って泣けて考えさせられて最後に元気が出る本!【商品解説】
目次
- アフロにしたことと会社を辞めたことは関係ありますか
- プロローグ 会社を辞めるということ
- その1 それは安易な発言から始まった
- その2 「飛ばされる」という財産
- その3 「真っ白な灰」になったら卒業
著者紹介
稲垣 えみ子
- 略歴
- 〈稲垣えみ子〉1965年愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒。元・朝日新聞編集委員。著書に「震災の朝から始まった」など。
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紙の本
お気持ちわかります…
2017/07/02 12:07
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「なくてもやっていける」ことを知ること、そういう自分を作ることが本当の自由だったんじゃないか。
確かに…
同世代として、私もいつ「会社」というチューブを抜くのか考える日々です。
自由と自立を手に入れるためにどうするか、具体的に考えるきっかけになりました。
紙の本
悩んだらこの本読んでみて
2022/04/14 15:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて「終身雇用」は「年功序列」とともに日本経済を支えた慣行のひとつだった。
定年まで雇用され続けることで従業員が安心して働ける環境づくりが成果をあげたのだろう。
しかし、経済全体が「成果主義」を前面に打ち出してくるうちに、「終身雇用」「年功序列」が否定されるようになっていく。
最近では業績にかかわらず、将来を見据えた「希望退職」を募る企業があとをたたない。
もう会社を「終身雇用」という魔法で、従業員を守ってはくれない。
この本は、朝日新聞社という超一流会社を50歳で辞めてしまった女性記者の「魂」の記録である。
辞めるとなれば、他人は「何故?」と問うだろう。
「もったいない」という人もあれば、「変わってる」という人もいるだろう。
確かに著者は社会人としてはめったにいないアフロヘアーで、「アフロ記者」としても有名だったとか。
そういう変わった人だから、一流会社を中途退社するのだろう、あるいは会社と何かもめごとがあって辞めざるをえなかったのではないか、きっとそういう罵詈雑言が幾多もあったと思う。
しかし、彼女はひるまない。
彼女が辞める直前には朝日新聞にもいざこざがあったようだが、彼女はそれにもめげず働いたうえで、これからはもう会社に恩返しができないと、辞める決意をする。
彼女は会社を嫌ったわけでもないし、仕事がいやになったわけでもない。
むしろ、逆だ。
そのうえで、辞めるという選択をした。
もし、今、会社を辞めようかと悩んでいる人がいれば、一度この本を読んで、そして考えればいい。
何しろ、人生はながい。
紙の本
会社は辞めないけど
2017/09/11 14:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
参考になった。
辞める過程が、淡々と語られていた。
感傷的ではない分、余計に厳しさを思い知った。
電子書籍
同感
2016/06/26 16:04
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さか - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく同感する部分が多かった。自分も都心と地方の職場を経験しているので、重なる部分があってすぐに読了した。
紙の本
本書に描かているのは新しい価値観だとおもう。
2021/02/28 21:01
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に書かれていた「50歳、夫なし、子なし、そして無職…」と言ったら、一昔前はけっこう悲惨なイメージである。しかし、その後につづく「私は今、希望でいっぱいである。」に深く共感してしまった。
未来に希望をもって生きる手段って、実は安定したシゴトとかお金じゃなくて、自由な考え方と行動かも。そのためには、自分の身にのしかかってくる多くの不要なものをそぎ落としてゆくのが、有効な手段なのだろう。そんな意味で、本書に描かれていることは、ニートとかミニマリストとかにならぶ新しいカルチャーだなとも思った。
個人的には、会社を辞めるくだりを書いた前半よりも、辞めてから、あたりまえなんだけど意識していなかった発見(日本の社会って、会社員である人を基準に作られてるんだ!的な)をし、個々人が、社会の会社依存度を下げることで、人間中心の社会を再構築できるんじゃない?そっちのほうが幸せでは?と続く後半のほうが面白いと思う。
紙の本
ユニークだ
2017/04/03 21:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビで見た稲垣さん。インパクトある頭と落ち着いて視野の広いコメント。ギャップにびっくりしてこの人はいったい何者!!と。
というわけで稲垣さんの書いたものを追いかけ始めました。
いいなあ、真摯さ。一生懸命一生懸命考えて生きている、ということがまっすぐ伝わってきました。
紙の本
退職した・退職できた理由
2023/12/29 08:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝日新聞社を50歳で退職した・退職できた理由が語られていました。ひとつには、仕事への疑問や限界とかもあったのかと思いますが、きっと、お金の使い方や暮らし方が大きく変わった・変えたことで、生きていくめどがある程度ついた、ということかなと思いました。バブル世代のバブリーな生活から、お金も電気もあまり使わない暮らし方へ、過程はあったのでしょうが、どちらも極端から極端へ。でも、言っていることは、とてもよくわかる気がしました。
電子書籍
会社か自分か、お金か仕事か
2017/02/19 09:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スカンクスカンク - この投稿者のレビュー一覧を見る
元新聞記者であり読む文章であったが、これだけ頭のいい人であれは会社にこだわらず社会をに対し働いて欲しい!と思った
話は会社のなかでの働き方を、お金に対する考え方を考えさせられる内容で、辞めると保険など大変であることが判ったが、会社勤務の未練がにじむ内容は嫌みに感じる部分もあり、自分には抵抗もあった。辞めてからの話ではなく組織のなかでの働き方を説く本だと思います。
家の中で電気を使わずどこまて生活できるか、お金を使わないでも得られる幸せは何かは考えさせられました。