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紙の本
銀の匙 (新潮文庫)
著者 中勘助 (著)
古い茶簞笥の抽匣から見つかった銀の匙。それは、病弱だった私の口に薬を入れるため、伯母さんが探してきてくれたものだった−。明治時代の東京の下町を舞台に、少年から青年に成長す...
銀の匙 (新潮文庫)
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商品説明
古い茶簞笥の抽匣から見つかった銀の匙。それは、病弱だった私の口に薬を入れるため、伯母さんが探してきてくれたものだった−。明治時代の東京の下町を舞台に、少年から青年に成長するまでを細やかに回想する自伝的作品。【「TRC MARC」の商品解説】
古い茶箪笥の抽斗から見つかった銀の匙。忘れられていたこの小さな匙は、病弱だった私の口に薬を入れるため、伯母さんがどこからか探してきたものだった……。その愛情に包まれた幼少期から、初めての友達・お国さんとの平和な日々、腕白坊主たちが待つ小学校への入学、隣に引っ越してきたお蕙ちゃんに対する淡い恋心、そして、少年から青年に成長するまでを繊細に語った自伝的作品。【商品解説】
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家で遊ぶのが好きだったという作者に親近感
2019/01/27 20:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
恥ずかしながら、この作者の存在を知ったのはマスコミで灘高校の橋本先生がテキストとして使ったと取り上げられ始めてからのことだった。なかなか友達と馴染めないで、家の中で一人で遊ぶことが好きだったというところは、小さいころの私と同じだ。初対面の人に出会うことを極端に嫌がる場面などは、昔を思い出してぎくりとする。主人公が伯母に昔話をいろいろと教わったように、私も亡くなった祖母に軍歌や民謡をたくさん教わったことを思い出す。野球やサッカーより一人でボードゲームをしていることが好きだった幼いころの私。橋本先生が戦後、銀の匙を授業で使い始めたころ、存命だった中氏にいろいろと文中のわからない遊びなどを教授されていたことなどが、巻末に書かれてあり楽しい