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紙の本
父・金正日と私 金正男独占告白 (文春文庫)
著者 五味洋治 (著)
父は「三代世襲」には否定的だった−。2011年12月に死去した北朝鮮の最高権力者、金正日。その長男・金正男と著者が交わした150通のメールや、マカオでのインタビューなどを...
父・金正日と私 金正男独占告白 (文春文庫)
父・金正日と私 金正男独占告白
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商品説明
父は「三代世襲」には否定的だった−。2011年12月に死去した北朝鮮の最高権力者、金正日。その長男・金正男と著者が交わした150通のメールや、マカオでのインタビューなどを収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
故・金正日(キムジョンイル)総書記の正男(キムジョムナム)の肉声を世界で初めてスクープした新聞記者による衝撃の記録です。
2001年に初めてその存在が報じられて以来、たびたびあらわれてはその言動やファッションがディープなインパクトを残してきた金正男。”自由人”として面白ライフを満喫する北朝鮮のプリンスに隠れファンが急増しました。しかしここ数年は姿を現さず、異母弟の正恩(ジョンウン)が後継者となってからはますます行方がわからなくなっています。
2004年9月25日、北京国際空港の1階ロビーで、日朝協議に出席する北朝鮮代表の到着を待っていた日本人記者団の中にいた著者は、金正男と思われる男性と遭遇しました。正男は、後日五味さんら記者団に、そのとき渡した名刺にメールを送信。質問を込めたメールにも正男は丁寧に返信し、五味さんは計7通の朝鮮語のメールを受け取った。その後、2回の面会、メールは150通にも及ぶ。そのすべてが克明に記されています。
「三代世襲には反対」「父上には国家元首という点を離れて、厳しいながらも情が多かった記憶しかありません」「異腹の弟正恩の成長過程は知りません」などと率直に語る正男。五味さんの奥様がロシア語で語りかけるとロシア語で返答したり、ホテルのエレベーターでは日本語で「お先にどうぞ」と先を譲る。プリンスなのにえらぶったりせず、腰が低い。そんなエピソードも満載。ただのムサいメタボ兄ちゃんではなく、本書を読めば知的で冷静、ユーモアのセンスにあふれた彼の魅力の虜になること間違です。
正男氏暗殺の報道で、再び評価が分かれる問題の書。【商品解説】
故・金正日総書記の長男、正男氏の肉声を、世界で初めてスクープした新聞記者による衝撃の書。インタビュー7時間+メール150通!【本の内容】
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2017/03/02 21:13
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
金正男氏が暗殺された直後に読んだ。メールのやりとり、インタビュー、そして執筆、出版。強引過ぎはしまいか。新聞記者の功名心がのぞく。言論の自由が一応あり、周囲も安全と言っていい日本人の感覚でモノを書くことの恐ろしさを痛感した。そこまでの配慮があったかどうか。何しろ、人命が掛かった著書だ。また、「理解していただけるとありがたいです」などの文言がメールで使われているが、記者が公式に依頼する以上、「ありがたく存じます」と綴るべきだろう。形容詞に「です」を続ける言い回しが各所にみられ、一流新聞の記者とは思えない。