紙の本
なんだか幸せ。
2001/12/12 20:50
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投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る
別に何か特別に酷いことがあるわけじゃないが、どことなくもの悲しい時にお薦めの一冊。本書には、何ともいえない、穏やかで幸福な瞬間が、大切に編み込まれています。
本書を閉じて日常に戻っても、しばらくの間、ほのほのとした雰囲気が持続するはずです。湯上がりみたいに。なんとなくブルーだった属性が、なんだか幸せモードに変わる一冊。
紙の本
大人のための絵本
2001/10/09 14:05
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投稿者:かずね - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生のさきちゃんとお話を作るお仕事をしているお母さんとの日常の会話?のお話です。それがとても ほのぼのしてていいんです。とっても。お母さんもとってもかわいらしいし、さきちゃんの見事な聞き間違えっぷり も楽しいです。お母さんがしてくれるお話も楽しくて素敵です。
本に使われている言葉も優しくって大人のための絵本って 感じです。この本は短編というよりは、小さなお話って言葉が似合います。その小さなお話が12こ収められています。どれを読んでも口元がゆるんでしまう。そんなお話ばかりです。私の中での今年の1番のヒットかも?図書館で借りて読んだのですが、自分でも買ってしまった1冊です。
『さばのみそ煮』での月の〜砂漠を〜さばさばと〜さばのみそ煮が〜 行きました〜♪さばのみそ煮がとことこ歩くなんてかわいすぎる♪これで、タイトルの謎がとけました(笑) みんなに読んでほしいな。おーなり由子さんの絵もほのぼのしててとても素敵なのです。
<収録作品> 『くまの名前』・『聞きまちがい』・『ダオベロマン』・『こわい話』・『さそりの井戸』・『ヘビノボラズの おばあさん』・『さばのみそ煮』・『川の蛇口』・『ふわふわの綿菓子』・『連絡帳』・『猫が飼いたい』・『善行賞のリボン』
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お話を作る仕事をしているお母さんと さきちゃんのお話。
さきちゃんが眠る前、ご飯を食べる時、学校から帰ってきた時。
いろんな場面で お母さんはお話をしてくれる。
さきちゃんが ふともらしたひと言から お話の世界が広がることもあり
お母さんが見たものから お話が始まることもある。
さきちゃんの感受性と お母さんのそれを大切に思うあたたかいまなざし。
ほんゎか きゅんっ とする 12の小さなものがたり。
おーなり由子さんの ふんゎりやさし気なイラストが 包み込まれるようであたたかい。
一味違った北村薫さん…なのかな。
タイトルはお母さんの歌うこの歌から
――月のー砂漠を
――さーばさばと
――さーばのーみそ煮が
――ゆーきました
今 心にゆとりがなくなりかけているかな?
と 感じている方にお薦め!
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9才のさきちゃんと作家のお母さんの毎日の物語。
お父さんが直接登場しないことにも何かわけがありそうだけれど、はっきりしないまま、特に何がどうなるわけでもなく、さきちゃんとお母さんのやり取りに笑ったり切なくなったりしながら、ふと気づくと最後のページ。
「あぁ、子どもの頃、こんな感じのことってあったよなぁ…」としみじみできる。たくさん入っている、おーなり由子さんのイラストも物語の雰囲気とよく合っていて、心温まる一冊。2006.6.4
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あの日子どもだったわたしと、いつかおとなになるあなたと、ともに暮らす日々のきらめき…。
9歳のさきちゃんと作家のお母さんの、おかしくて、せつなくて、たのしい日々を描く、
カラーイラスト40点入りの12の物語
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いいなあ。北村さんにおーなり由子さんの絵。こんな本、寝る前に少しずつ読んでもらいたいな。読んであげたいな。
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あの日子どもだったわたしと、いつかおとなになるあなたと、ともに暮らす日々のきらめき。せつない想い、あたたかいまなざし…9歳のさきちゃんと作家のお母さんの毎日を描く、カラーイラスト40点入りの12の物語。
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小学三年生のさきちゃんと、お話を書くお仕事をしているお母さんの日常。
可愛らしいお話。前回読んだ北村薫の『水に眠る』とは系統が違うけど、文章に含まれてるちょっと不思議な雰囲気は似てると思った。おーなり由子の挿絵で絵本みたいに(絵本なのか?)、ゆったりと流れてゆく物語。
自分がさきちゃんと同じ歳の頃を思い出しました。確かに、変なことを真剣に考えたりしていたなぁ・・・誰にも見られていない時、自分は存在してないのかもしれない、とかネ。
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心温まる母子の話。簡単に読める。ちょうどプラネタリウムの「銀河鉄道の夜」の待ち時間に読んだ。タイムリー。
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めちゃんこ可愛いお話でした!
お母さんとムナカタくんのやり取りが可愛かったです。
お母さんになるならこんなお母さんになりたい!
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小学3年生のさきちゃんとお母さんの日常が淡々と描かれている物語です。
友達の様な関係の2人ですが、お母さんは時々さきちゃんの未来に思いを馳せます。
「あるあるこんなこと・・・」小学3年生って不思議な時間ですね。
クスっと笑い、ホロリと切なくなる物語です。セイジュ
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ちょっと現実離れした不思議な母娘の物語。
こんなふうに子供の話を聞いてあげられる
お母さんって素敵だなぁと思います。
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はじめての北村薫さん。
まゆさんの日記を読んで、『ひとがた流し』が読みたくなったのですが貸出し中だったため、どうやら登場人物がリンクしているらしいこの作品を先に読んでみました。
北村さんといえば本格ミステリのイメージでしたが、まったく違いました。
9歳のさきちゃんと作家のおかあさんのほのぼのとした暖かいふたり暮らしの日常が描かれています。
こどもなりの理屈で行動するさきちゃんに対する、おかあさんの目線がとてもやわらかくて、こうなれたらいいなぁと思わずにいられませんでした。
おーなり由子さんのイラストが非常にぴったりで、ひさしぶりに手元に置いておきたくなる本に出会いました。
そういえば内容は違うのですが、山田詠美さんの『風葬の教室』を思い出しました。
小学生のおんなのこつながりかなぁ。こどもの透明感とか。
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お母さんと女の子のお話。
女の子の視点でお話が進んでいく。
お母さんの女の子に接する姿勢がすき。
子供がいない時の読んでもいいなぁって思ったけど
実際に女の子の母になってから読み返してみて
こんな母親に、そしてこんな親子になりたいなって
改めて思った。
きっとこれからも何度も読み返して、その度に
今の自分を反省したり、振り返って懐かしんだり
感じ方が違ってくる本だろうなって思う。
おーなり由子さんの挿絵がまたとっても素敵です。
それを見てるだけでも幸せな気分になる。
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引用はなし。
まだ読んでいない北村作品ということと、
さっくり読めそうだなぁ、とおーなり由子さんの絵がかわいくて、借りました。
最初のうちは、のほほんとしているのだけれど、
その根底に、ちょっぴり切ない構造もあったりして。
なんだか、代わり映えの無いところで、何も考えずに生きている私にとっては
ちょっぴりいたたまれなく感じてしまう部分もあったりしたのだ。
そう思っていいのかどうかもわからないのだけれど。
それでも、二人の関係性は、明るく楽しく、いいなぁ、と思った。
特に女同士ってこともあるのかな。
そうやって、子どもは徐々に成長していくんだろうなぁ。
【7/31読了・初読・市立図書館】