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読了! 山崎豊子って、読了感が他のよりも大きい気がする。満腹な感じ? ドラマ終わっちゃった上に見てなかったけど、次は女系家族を読んでみたいなあ。
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ものすごく壮絶であるのに、わりと淡々と描写される鉄平の最期にはやりきれない思いでいっぱいでした。最後になってようやく真実に気が付いた大介に「遅いんだよバカ!」って叫びたい。
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ずいぶん前に「沈まぬ太陽」「白い巨塔」に続いて手にした山崎豊子の本。相子さんにドキドキ(笑)。とても面白かった。最近キムタク主演でドラマになっていたけど、なんだか台無しだと思った……。
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昨今の金融再編を予告するようなラストでした。バッドエンドですかね?出生の秘密が悲しすぎます。
救いは万俵家の兄妹たちが呪縛から解放されたことです。後に大きな裏切りが待ってるわけですが、彼ら兄妹たちなら大丈夫なきがします。とても好きな作品のひとつです。
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長い物語を読み終えて、私の心に残ったのが三雲(頭取)の、この言葉でした。「・・・・・人間性を置き忘れた企業は、いつか、何処かで必ず、つまずく時が来るというのが、私の信条です」
結局、この一言に尽きるのではないかと思いました。
そして、ただひたすら残念です。
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ネットで書評見てたら結末知ってしまった。
下巻は一日で読み終えた。
ファミマの華麗パンに対しては、一体どのように接すればいいのだろうか、と思った。
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複雑に絡み合っていた問題がますます加速して、物語は急ピッチに進みます。そして衝撃の結末を迎えるのですが、二子の結婚問題や妻妾同衾の問題が解消されていくのは、やはり鉄平の存在の大きさを感じます。大介の悔恨や相子との決別などは、悪を捌く感があって素敵なのですが、より強大な悪がその裏で肥えるというのが、今の社会にも通ずる部分があり心痛いです。
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なんというか、読み終わったあとの読後感が複雑。結果的には些細なボタンの掛け違いだったことが、運命を狂わせ、一番大事であるべきものを見失わせ、ここまでこなければそれに気付けなかったことが痛々しすぎます。そしてそうまでして得たものも、井の中の蛙だということに恐怖を感じました。それにしてもこの一族の悲劇を背負ってしまった鉄平が最期に思ったことはなんだったんだろう・・・。冒頭の華やかな晩餐とラストの晩餐の寂しさは表裏一体だったということが心に残りました。
正義と悪。結果的には悪が正義を飲み込んでしまったけど、じゃ悪は幸せなのかといえばそうではない。大介はこれからの人生で何を思い、生きていくのか・・・。
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やはり、というか…銀平さんがもっと熱くなってくれないかなあ、と期待してたけどね。分相応に生きて暖かい家族の輪を創ることって難しいけど、していかないといけないなあ、と思った
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ここまできてやっと、
「白い巨塔」にも見受けられる
善と悪の象徴の対比が堅調に見受けられる。ドラマ版では、長男を主人公にしたことで、必要以上に原作での主人公である父の負の面を強調しすぎていることを感じさせられる。それに伴い、善を示す、もう一人の頭取との均衡が崩れてしまい、完全なシンメトリーの崩壊が予想されることが、自分としては、なんとなく作風を壊し、二つの作品が随分違ったものに見える気がする。
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万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼を倒産へと追いやり、それをも手段に、上位の大同銀行の吸収をはかる。鉄平は、三雲頭取を出し抜いた専務と父親の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成がはじまっていた。聖域「銀行」にうずまく果てしない欲望を暴く熾烈な人間ドラマ。
上には上がいるw
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裏表紙にあらすじ書いてたんだけど、それ以上に衝撃の結末が待っていました。万俵家の崩壊は、今まで彼らにかけていた自由をもたらしてくれたんじゃないかな、と思います。何度後悔しても、終わってしまったものは元には戻らない。
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ドラマ最終回とともに読み返してみた。万俵大介が家族を犠牲にしてまで手に入れた栄光が、いともあっさり崩れていくラストに「こわ...」とつぶやいてしまった。善は滅び悪は栄え、その悪もまた別の悪によって滅びていく。何十年も前の小説なのに、社会の縮図は変わっていないことに驚き。
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ドラマの影響で読み始めたら思いのほか面白くて一気に読んでしまった。人間の欲深さが浮き彫りになる作品。まっすぐ生きるって難しいなぁ。
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やっとの事で読み終わった。読み終わったことへの満足感はさすがに3冊分。
しかし、読みにくかった事で疲れもある。なぜ読みにくかったかはあとがきで判明。週刊誌の連載だったんですね〜。どおりで同じ説明が何回もあると思った。そら読みにくいよ^^;
話としては後味の悪い終わり方ではあるがこの後も続く政略を匂わす感じが良い。いろんな想像ができますね^^
あと、カバーの後ろのあらすじに結末書いちゃまずいよねwww