紙の本
亀山氏の新訳が話題の本です
2008/10/10 04:39
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
亀山氏の新訳が話題の本です。
全5巻に分かれているうちの最初の1巻。すべて読破するまでには少々時間がかかりそうな予感です。
ドストエフスキーの作品は全体的に、「重い」というイメージがありますが、本作は文章の勢いが感じられます。新訳のせいか?と思いながらも、勢いに圧倒されます。
特徴は、巻末に訳者から「読書ガイド」がつけられており、時代背景や文化的な背景、訳にあたって注意したことなどが書かれております。読む前または読んだ後に読むと「なるほど」と納得することが多いです。特に宗教的な背景については、読む前にこの解説を読んでおいたほうがよさそうです。
第1巻のストーリーは、これから物語が多くの波乱を生んでいくだろう”布石”が満載です。
主人公であるアリョーシャもそうですが、彼の父であるフョードルの末路はさぞかし・・・。そのほかに兄弟のミーチャ、イワンともに悲劇的な筋書きが予想されるところです。
ただ、「神の意志」が彼ら家族をどのような道に導くのかは、これからの展開次第というところです。
著者の宗教感も含めたところで読んでみるとなかなか面白いかもしれません。
http://blog.livedoor.jp/c12484000/
紙の本
悲劇のプロローグ
2016/02/24 17:35
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投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い長い『カラマーゾフの兄弟』の1巻は、舞台設定の説明が主であり、まだ物語は動かない。しかし、キリスト教についての思想がふんだんに組み込まれており、既に大作を読み終えた感じがする。
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一年前に買ったときは挫折。やっと一巻が読めました。
印象的なものがたくさんあった。ゾシマ長老の、犯罪者の罪悪感は信仰から生まれるものだから宗教と国家の融合が必要、という考え方だとか、ドミートリーの「理性には恥辱と思えるものが、心には紛れもない美と映るもんなんだよ。」という台詞だとか、スメルジャコフがキリスト教徒迫害者の例をあげて言った、神の存在への不信感だとか。
冒頭でドストエフスキーが「アリョーシャは素晴らしい人間ではない」と言っているのが気になる。どう見てもいま一番まともで好める人物だから…これからどうなっていくのだろうか。でも個人的にはイワンが結構好き。彼の感情の奥底が気になる。スメルジャコフも好き。
はじめは長々と語られる宗教論に抵抗があったけれど、いまはいろいろな視点から宗教をみることができてとても面白い。頑張って読破する!
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ゾシマ長老の言葉が胸に響きます。
大事なのは、自分に嘘をつかないこと。
いつか読もうと思いながら、ずっと放置していたので、新訳が出た機に全部読もうと思っています。
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何故この本かというと、ドストエフスキーというよりは、翻訳者である亀山氏の名に興味をもったからだ。(近代のロシア芸術に関して、氏の本を数冊読んだことがある)
ロシアとは、地理的、政治的、そして文化的、非常に謎めいたものがあるのだが、小説というアプローチのをして、そこに触れてみたいと思った。
とりあえず、一冊目完。
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人はなぜ生きるのか?この世に生まれることとは?ということを書いているようです。何年後かにもう一度読みたい一冊。
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世に名高い作品、ということで読むことにしました。
1巻は時代背景やら、主要な人物の生い立ちやら(必要だから仕方ないんだけど)と物語自体はあまり進展しないと言うことで結構読むのに苦戦。
でも思ってたより難しくなくて安心。
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ドフトエフスキーの名作。
カラマーゾフ家の女好き物語り第一章。
人間ここまでどろどろしたくないですね。
登場人物の教養の高さに驚かされます。
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未読
ウィトゲンスタインの愛読書
2009年9月10日
学校の新刊の棚で発見。
2009年9月23日
第一巻読み終える。会話が活字のほとんどを占めているため、戯曲を読んでいるようである。
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迫力がある。
会話で話が進んでいく。
村上春樹が小説の最高傑作と言った作品。
まだまだ全体像は見えないが、はまった。
兄弟、父親、女性関係。これからの展開が楽しみ。
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https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/93_karamazov/index.html
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すっごい人気だね、カラマーゾフ!びっくり。アマゾンで売上10位あたりをうろうろしてるじゃん・・・。100年前の超有名ブンガクが今更大ベストセラー。すごい。それだけで大いに嬉しい。
レビュー見てると「ハルキが薦めてたから」てのが散見されたけど、ハルキもすごいな・・・。
私はこれ数年前に岩波で読んでて、上巻だけ読んで、アリョーシャのいい子ちゃん振りにイライラして、そのうちまた続き読もう、とうっちゃっててそのまんまにしてました。今回こそ頑張って最後まで読もー。
基本的にブンガクはキャラ萌えで読む私ですが、1巻読んでてとりあえずカテリーナちゃん萌えかしら?と思ってたら、カテリーナVSグルーシェニカ・女の闘いにあっさり敗北してたのでガッカリです。カテリーナ様今後復活して下さるのかしら?
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やっと、1冊終了。宗教的な部分があまり理解できていないと思うのだけど、それぞれの人物の生い立ち、考え方、生き方、興味深い。
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ロシア文学の傑作。「父殺し」をモチーフとして欲望と救済について語りつくす大長編。
ドストエフスキーの特徴である、何ページも延々と続く台詞回しがテーマと合致していて非常に面白い。
途中で断念したという声をよく聞きますが、亀山新訳は平易に書かれていて読みやすかったです。
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ついに読み始めてしまった。。。
話題だったしなぁ。
意識的に避けてたんだけどなぁ。
やっぱ読みやすいっすな。さすが新訳文庫。
巻末の読書ガイドはとても親切。面白みが増します。
1巻でカラマーゾフ家がどんなんか、周りの世界はどんなんかが大体分かった。
そして色んな複線が張られてて、さぁこれからどうなるの。