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僕僕先生 みんなのレビュー

第18回日本ファンタジーノベル大賞・大賞 受賞作品

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みんなのレビュー149件

みんなの評価3.8

評価内訳

146 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

のんびり仙人の小粒な話

2007/01/19 12:13

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

第18回(2006年)日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
唐の玄宗皇帝の時代、淮南の光州に住むぐうたらな王弁が、かわいい娘の姿になった仙人僕僕とともに旅をする物語です。
行く先々で、仙人、異界の人々、神様などと触れ合いながら、仙人に近づいていくという、今まで描かれてきた仙人の求道とはまた違った味わい。
僕僕の、のんびりした旅につきあえるのは、実はのんべんだらりと暮らすことのできる人間だという解釈や、それこそが儒教とは相容れない道教の教えであり、道(タオ)だという主張はユニーク。これは現代の一見やる気のない若者の、実は隠れたいい面を引喩したもの。親のすねを齧るだけの王弁が、やる気と勇気を見せる場面もきっちり描いていて、著者の愛情を感じます。
またエピソードとして中国古代の神話、『列子』『山海経(せんがいきょう)』などに描かれた異形の人々などをふんだんに盛り込みます。ただ、いろんな要素をつぎはぎしたので、全体的にバラバラした印象はぬぐえません。神話や、神話に登場する神様などひとつひとつは著者独自の解釈でおもしろいのですが。
物語も「核」がありません。旅の目的がないので、ただ中国大陸を北へ、東へ移動しているに過ぎない。仙人、神様、神話などスケールの大きなことを描きながら、物語が小粒になっています。また王弁が、娘姿の僕僕に恋する要素はおもしろいながらも、進展なく、中途半端に終わっています。
それと仙人の生活がそれほど魅力的に描かれていない。僕僕のように気ままに過していても、人間界の役人に追い払われたり、玄宗皇帝に仕える仙人司馬承禎もそれほど幸せそうでもない。
でも小説全体に漂うのんびりとした雰囲気は楽しめました。

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紙の本

かわいい、僕僕先生と唐を修行旅行

2008/04/30 23:03

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日本ファンタジーノベル大賞受賞作です。

 中国唐の時代、地方官僚を父に持つ王弁は、
現在で言うところのモラトリアムか、ニートの青年です。
なにもせず正に無為徒食の日々。
そんな彼が、出会ったのが、一見可愛い女の子に見える仙人の僕僕先生。
そして、王弁は、僕僕先生に才能があるといわれて修行の旅に出るのですが、、。

 これ、所謂歴史ファンタジー物で日本ファンタジーノベル大賞ではよくあるタイプの作品なのですが、
主人公の設定が、面白いです。
所謂モラトリアム。
僕僕先生と出会うのですら、自分から仙人を探してというより
父親が、仙人に憧れており、それに連ねてしょうがなくと、いった体で、ほんとに、やる気がみられません。
なにをしたいのかすら、わからない人生の意味を考えている青年なのです。
全体としては、ファンタジックな冒険というより、そんな彼の自分探しの旅といった感じに仕上がっています。
 僕僕先生も、所謂メモタルフォーゼの変幻自在で、
色んな姿に、、。雲に乗ってふわふわ移動するのですが、
機嫌が悪くなると、雲がもくもく大きくなって、僕僕先生の姿を覆い隠し
正に煙に巻く状態に、、、。

 作品として全くのファンタジーかというと、そうでもなく、
楊貴妃に入れあげる前のはつらつとしとした、
(これは、世界史でも有名な事実で玄宗皇帝は若い時は、めちゃ、めちゃ優秀な皇帝でした)
玄宗皇帝が出てきたり、
歴史的リアリティもきちっと書かれています。
世界史好きの私としては、もうちょっと歴史的な面がたくさん書かれていても、
面白かったかなぁ、、と。
でも、あんまり歴史の面を強調しない分、読者の間口は広くなったと思うし
 また、全体を包む、例えようのない、このふんわり感が、作者の持ち味だと思うので、ほのぼのして、いいですよ、、。

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2007/01/12 20:49

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2006/12/16 15:04

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2006/12/29 00:56

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2007/01/08 13:40

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2007/01/13 20:51

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2007/01/20 23:04

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2007/01/30 23:46

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2007/02/26 11:00

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2007/03/21 14:14

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2007/06/02 10:03

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2007/01/21 15:25

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2007/04/09 22:11

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2007/04/12 14:07

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