紙の本
くまモンの生みの親による仕事論
2018/04/05 08:42
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投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
「東京会議」にも頻出のくまモンの生みの親。若く見えるが1972年生まれ。ビジネスを成功させるにはセンスの良い想像力が必要。そのセンスはもって生まれたものではなく、努力によって磨くことが出来る、という内容。この種の本に有りがちな自慢話もなく、ある意味説得力がある内容。
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完全に私も誤解していたのだが、かなり論理的にデザインを作られていることを理解した。とくに
「感覚的に、これがいいと思うんです。」は禁句。(p.119)
と、有名なアートディレクターはこんな感じの仕事をすることが大半だと思っていたのだが、水野氏は知識によってかなり理論武装(発想)しているのだとか。
たしか、秋元康氏も何かの著書の中で語っていたが、「いつもの自分と違うことをすべき」と、水野氏も同じことを語っている。企画やアイディアが効果的に出る人間というのは、このように日常のルーチンを回避することでさまざまな知識や情報を仕入れ、アウトプットに昇華しているのだなと再認識した。
さて、明日は違う通勤路で会社に行ってみるか。(笑)
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「センス」があるからと言われるたびに、もにょってたけど、それをスッキリ言語化してくれた1冊。
帯にも書いてあるがら特別な人に備わった才能ではなく、さまざまな知識を蓄積することにより「物事を最適化する能力」つまり、誰もが等しく持ってるスキルです。
売れるセールスマンは、特別なスキルがあるんじゃなくて、アプローチした数がただ多いだけ。コツコツやり続ける先にある結果とセンスも同じなのです。
普通を知ると言うのが難しいなぁと、思った。何故なら、普通のボーダーは主観でひかれるから。それをデータ化して分析して客観的に見る。少し訓練が必要です。
経営センスの中でも、市場調査などに惑わされず、自分が思うものを生み出す努力、細部までのこだわりから、売れるようになるまで絶対に売る信念と体力、それらをコツコツやり続けるから、ミラクルにみえるだけで、当事者からしたら、出来ることを積み重ねた結果なのです(それを知っていながらできない人のなんと多いことか)
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良いもの、悪いものを知ることで真ん中が見える。真ん中を知る事で、判断力が付き指示が出来る。
まさに!!
分かっているようでいて、分かってないんだなーと。気づかされます。
センスがいいって天性の物とか思われがちだけど、磨けるものだし、デザイナーをしてるなら磨き続けないと!
情報社会だからこそ見極める目を持たないとなーと改めて感じさせてくれた1冊。
やっぱり知識は多いに越したことはないな!
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タイトル:センスは知識からはじまる
■Point
・センスとは何かを定義する。
・数値かできない事象の善し悪しを判断し、最適化する能力である。
・まずは普通を知ること
・センスの良さはスキル
・時代は「次の利休」を探している
・そもそも新しいものが広がるには時間がかかる
・「どの商品がいいかを1秒で選ぶ」をする
・商品をいうアウトプットはものであり、視覚に左右される
・センスとは知識から始まる
・すべての仕事は価値を創造していくことで対価を得ている
・過去に存在していたあらゆるものを知識として蓄えておくことが、新たに売れるものを出すには必要不可欠
・ひらめきを待たずに知識を蓄える
・イノベーションは、知識と知識のかけあわせである
・センスとは知識に基づく予測である。
・効率よく知識を不役3つのコツ
→王道から解いていく
→今、流行しているものを知る
→「共通項」や「一定のルール」がないか考えてみる
・知識のクオリティが精度の高いアウトプットを作り出す
・ブランドは細部に宿る、デザインは細部に宿る
・毎日、いいデザインか、悪いデザインかの判断が目の前で大量にくだされていく中にいると、自分の中にデザインの知識が蓄されていき、自然とわかるようになっていく。
・企画書は消費者に知識、物語、価値を知らせる手紙である
★「誰が、どんなときに、どんな場所で使うのか」、対象を具体的に思い浮かべることは、センスを最適化するのに非常に重要な3原則である。
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センスは生まれつきのものではなく、知識から生まれるものである。たくさんの知識から「普通」を知り、普通より何かを足したり引いたりして調整できることがセンスだ…ということが、この本には書かれていました。そのことに、とても納得しました。
(例えば、自分のまわりのファッションセンスがある人は服飾に関する知識だけでなく、周辺事項の雑学もたくさん持っている!)
知識を得るのは経験が必要だと思うし、知識から判断できる感覚であればそれはセンスだと思います。自分の感覚から「なんとなく」で良し悪しを決めるのではなく、知識の集積から導き出したものがデザインであるべきだと感じました。
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勉強になりました。見るもの全てが勉強。センスは知識。思い込みは最大の敵。客観情報の集積。まずはゴールを設定すること。
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漠然と分かったような…。とにかくもっと知識を増やせ、日々勉強せよという事かな。とりあえずフォントの本でも読もうかな。
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「センス」という一見定義しにくい言葉が分かりやすく解説されています。目から鱗でした。
○普通(真ん中)を知れば、あらゆるものがわかる。
○美術は学問である。
○市場調査と思い込みは不用。
○センスとは知識の集積と研鑽である。
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「自分はセンスが無いから…」という言い訳が存在すると同時に、すごくがんばって考え抜いた上でのアウトプットを「センスだね〜」と片付けられてしまうシチュエーションも存在する。どちらも悲しいことなので、世の人々のセンスに対する認識がこのご本のようになることを切に願います。そういう意味で、全人類におすすめしたいです。
それと、知識はあるっぽいのにアウトプットにセンスが見受けられないということもあるのはどうしてだろうと考えていたけれど、それは感じていないからなのだな〜とか。
感性についての理解も深まりました。
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センスには知識が必要。
そう考えると、センスないからって言って放棄したらセンスないまま、ずーっと過ごすことになることにも納得がいく。
読み終わった後に表紙を見ると…
なるほど、センスあるなー。
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悔しいことにまったくそのとおり。という内容の連続。学、という名が体をあらわすかのように、ほんとうに謙虚にさまざまなものを学び、それを判断基準にすることで揺るぎのない「センス」を身に付けている。「センス」というのは突き詰めれば「なにかを選ぶときの基準」に過ぎず、それは確かに後天的に身に付けることができるはずのものである。納得。
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デザイナーやクリエイティブディレクターの書く本はどれも平易で読みやすい。書かれていることはシンプルだが、確信をついていると思う。
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センスとは数値化できない事象を最適化すること。
センスを磨くには知識を増やす事と客観性が大事。
不勉強と思い込みは敵。
普段の生活で、非日常をあえて体験してみる方法は面白そう。
簡潔で適度な文章量がセンスいい。
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【仕事】センスは知識からはじまる/水野学/20140816(66/240)
◆きっかけ
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◆感想
・センスの良し悪しは、結局のところ知識の蓄積に基づく、客観的な組み立て作業ということ。思い込みや客観性はセンスの敵とあるが、こうしたことに気をつけつつ場数を踏めば、センスは向上する?
◆引用
・普通を知っていれば、ありとあらゆるものを作れる。
・普通=いいもの、悪いものが分かること、その両方を知った上で一番真ん中が分かること。
・どんなにいい仕事をしても、見え方のコントロールができていなければ、まったく人の心に響かない。
・センスとは知識の蓄積。知識に基づいて予測すること。
・皆が、へーと思うのは、ある程度知っているもののの延長線上にありながら、画期的に異なっているもの。ありそうでなかったもの。
・センスの敵=思い込みや主観性。思い込みと主観性による情報を集めてもセンスは良くならない。
・効率よく知識を増やすコツ:①王道から解いていく(定番、一番良いといわれているもの)、②今、流行しているものを知る、③共通項や一定のルールがないか考える。
・服選びは自分を客観視し、最適化する身近な方法。センスがいい服を選ぶには、好き嫌いの定規を捨てること。