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古代エジプト文明に関する発掘調査で、数々の実績を上げた吉村作治先生の本。
小説、という分類になっているけれど、ちょっと小説っぽくない感じ。
あるていど、ノンフィクションというか、エッセイというか?
主人公の、中(あたり)教授は、作者自身でしょう。
もっとはっちゃけ&ぶっちゃけてるのかと思いきや(いや、かなりぶっちゃけてはいるのかな?)、そうでもない。
良くも悪くも、吉村先生は真面目なんでしょう。
大学の裏話というか、現代の大学の問題点などが、ちょっと解決されて、教授がホッと一息つく、という短編で構成される。
その昔、『世界不思議発見』に吉村先生が出演されるのを楽しみにしていたので、そういう興味で読みました。
作品中、大学の名前が『都大学』となっていますが、よく表紙見たら、しっかりネタバレでした。
まあ、吉村先生がどこの方なのか、名前を知ってる人ならだれでも知ってると思うので良いのかな?
いっそ、都西北大学にしても良かったのに(笑)
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【先生! 講義のお時間ですッ!!】テレビでおなじみエジプト学の早稲田大学名物教授が、初めて描くキャンパス小説。アカハラ、派閥争いなど、先生たちのとほほな生態。
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楽しかった。
様々な場面で話をするのが巧みで、ユーモラスで毒があるようで、思いやりがあり、実に素敵だなと思いました。