紙の本
有働さんをもっと好きになる
2017/04/27 08:56
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投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、スポーツ番組やニュース番組の担当を経て、紅白歌合戦・情報番組「あさイチ」の司会で今や名実ともにNHKの顔の一人となったアナウンサーだ。
彼女初の著書は、エッセイ集。
過去から現在まで、仕事のこともプライベートも、NY赴任中のエピソードから恋愛に至るまで。
縦横無尽に書きつけられた文章が、各章立てによりテーマ別に分けられて収録されている。
書名の「ウドウロク」は「有働録」なのだが、反対から読むと「クロウドウ」になる。
「あさイチ」の放送後、プロデューサーに「出たね、今日もクロウドウ」と言われ始めたのがきっかけという。
本人には特に他意はなかった発言が、周囲には棘があったりちょっとした悪意が感じられたりするように受け取られ、「クロウドウ」と呼ばれるようになった。
ならばと、クロいと言われるような部分も、反面「シロい」と思っている内面も、すべて本音で書き連ねたのが本書である。
この一冊を読めば、彼女の人となりや人物史をよく知ることができ、より親しみが持てるようになるだろう。
彼女自身、「番組が調子いいからって、調子こいてエッセイかよ」と言われるのを承知の上で出版したという本書。
「もしよろしければ、四十半ばの女のひとりごと、読んでみてください」と殊勝な態度で書いてはいるが、そこは硬軟取り混ぜた様々な番組を経験してきたベテランアナウンサー、堅苦しい文章に止まるはずはない。
最初のエッセイが「わき汗」である辺り、読者の要求のツボを押さえ、エンタテインメントを熟知した「分かっている」アナウンサーなのだ。
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夜のニュースキャスター、スポーツキャスターの頃から好きなアナウンサーでした。
「朝イチ」もよく観ています。そんな有働由美子さん。
「朝イチ」でのはっちゃけた感じが文章に出ていて外で読んでいても吹き出したり。
人って自分を語るとき聞いてる人に涙を誘うか、笑っちゃうかのどちらかだと聞いたことがありますが、有働さんは後者。
ただ、お母様のお話のところと、ある治療の際のお友達の言葉は私も同じ思いがあったので涙が出ました。
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自分と同じ星野源好きということで何となく好感を持っていた有働さんのエッセイ。
面白いだけじゃなく、自分も頑張ろうと思えるようなエピソードもありつつ、けど押しつけがましくない良い本でした。
自虐的なネタも多いけど、それも長年働いてきた中で培われた対人とのバランス感覚なのだと思わせてくれます。
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同年代で未婚、同じく働く女性として、恐ろしいほど考え方、生き方が似ていました。
自分を丸ごと肯定してもろったようで、本当に有働さんにありがとうと言いたい。
最高の一冊!お勧めです!
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NHKアナウンサー有働由美子さん
あさイチが始まるまでは、
顔はわかるよという感じだったけど
あさイチでの有働さんとイノッチが好きなので
読んでみようと思い立って飛行機の中での読書
有働さん、ここまで気持ちを正直に書いちゃって~
でもさ、そうだよね、そうだよ
有働さん、わたしもそう思うよと納得
亡くなったお母様のことは、読んでいてつらかった
もう一度、会いたいよね
黒い発言のクロウドウさんの影には
白い小心者のシロウドウさんが見え隠れして
なんだか、ホッとして面白い、好きな本でした
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2014/11/27
いのっち経由でたまに見るようになったあさいちで有働さんのことは気になってて、本屋で立ち読みして即購入を決意したわけですがおもしろかった。エッセイのなかではいのっち、とわき汗、が好き。
茨城のり子さんの「自分の感受性くらい」を小学生の時暗唱させられたので見つけた時はびっくりした。
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「あさイチ」同様のぶっちゃけトーク、とてもテンポ良く面白く切なく読めました。
スポーツキャスター、NY特派員時代の有働アナってすごく嫌いで出てくるとチャンネル変えてたくらいなんだけど、その時代の話も読めて良かった。
そしてイノッチはやっぱりいい人なんだなー。
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名前が似てる・多汗症・低音ボイスなど、勝手に共通点を見出し勝手に親近感を抱いている有働アナのエッセイ。あさイチ大好きです。
自分が定期的にぶつかる、「仕事でついズケズケゆっちゃう」ことについて少し書かれていて、「ですよね!」と安心したけど、ズケズケ言うにはまだ早いか年齢的にも立場的にも…?でも、言える立場になれることはないし。だったら言うしかないやんけ(この選択が間違いなのかしらん)。
仲良しごっこしに来てんじゃねえ!と心中で叫ぶこともままあるが、女性が多い職場となるとそうも言うてられへんわよね。女性蔑視だわ。めんど。
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家に転がっていたシリーズ。
最近では、朝の連ドラの後にやっている「あさイチ」でお馴染み(…と言っても自分は見れないけど)の有働さんの本です。
エッセイなので大したこと書いていないと思いきや、第一線でやっている独身40代女性が、世間の心ない偏見にいかに苦労してきたか、感じるものあります。
あと、「あさイチ」でコンビを組むV6のいのっちがいかに素晴らしい人かということ!!
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知的美人なのになぜか勝手に親しみを持ってしまい
この方となら肩肘張らずにお付き合いできそうと
思わせる素敵な有働アナウンサーの人柄が
そのまま出たエッセイ。私とはまったく立場の違う同世代の女性の悩みも知ることになりました。
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いきなり”ワキ汗”の話しから始まるところが有働さんらしい。
飾らぬ人柄が魅力的。
このエッセイよんで、イノッチのことも更に好きになったよ。(叱ったスタッフにさりげなくフォローの手紙を渡すくだり)
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有働アナウンサー好きなので
おもしろかった。
題名を反対から読んだ話も
でてきて笑える話が多い。
が、読後なぜか
少しせつない気持ちになった。
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2015/01/21
有働さん、正直なんだ。
思ったことをオブラートなしに発言してしまうんだ。
単純におもしろかった。
有働さん、もっと好きになった。
装丁が凝っている。
クロウドウが表せていると感じた。
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こういう自伝本って、けっこう淡々と進んでいくことが多いと思うのだけど、この本は著者の文章がうまいのか、おもしろい部分が多かった。最初が脇汗の話って、、、わたしもそうなのですが、著者のことを知らないひとからしたらびっくりしたのでは、と思います。あまりテレビは見ないのですが、本書を読んで、このひとのことは応援したいな、と思いました。
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有働さんは男前だし、女性らしいなぁ。
人は弱くて強い、優しくて意地悪とか、それって反対じゃ?ということが共存しているけど、そんな自分のことをさらけ出した本だった。
そして、イノッチは素敵な人なんだなぁ。