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ファミリー小説にほんのりミステリー風味。冬期の配送業の描写もリアルで、特におせちのくだりは、あぁ大変なんだろうなぁというのがよく伝わってきました。
わりとボリュームのある1冊ですが、ぐいぐい引き込まれるので意外にさくっと読めました。
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坂木司さんの小説は、本当にホッとする
押し付けがましくなく、納得される言葉に
正直であって、やさしい思いに
人を傷つけてしまうことに後悔して
まっすぐに、自分を受け止める清さに
読んでいる時間が、とっても暖かい
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ホリデーシリーズを読み始めたとき、ナナは最も現実感がなく、自分からはとても遠かった。
お金は有り余ってて、ホスト通い、寂しいと嘆くだけの女の子。
ウインターホリデーでは、そんなナナの変化が最も鮮やかに残った。
「お客さん」だと、素敵な体験を受け取れる。とっても楽しい。でも、いつも「お客さん」はつまらないものだ。お客さんではなくなって、自分から生み出したり、がんばってみると、もっと楽しい。
バイトし始めたナナは、身近な元気でかわいい女の子に映った。
なんだか自分も仕事頑張るぞと思えました。
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デジャブか・・・年末の試練の時間を思い出した.
彼もこれを読んで気付くものがあると良いのにと思えてならない.作品は終始,ほのぼのとした雰囲気が心地よい.シリーズものの第二巻にあたるようで,遅ればせながら前巻も読んでみようと思います.
以下あらすじ(巻末より)
元ヤンキーでホストだった沖田大和の生活は、小学生の息子・進が突然に夏休みに現れたことから一変。宅配便のドライバーへと転身し子供のために奮闘する。そして冬休み、再び期間限定の親子生活がはじまるが、クリスマス、お正月、バレンタインとイベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で…。
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再びひと時の間一緒に過ごすことになった大和と進。お互いにどこかちょっぴり照れてるところもあり、歯がゆい感じもして、読んでいて面白い。進は本当にいい子だなと思う。宅配便業者のクリスマス、お正月、バレンタインの大変さは読んでいて驚かされます。前作より、進の母、由希子の登場も多くて、今後大和との復縁はあるのかな?想像していた女性とは全く違うけれど、この方が大和にはお似合いな気がする。そして「和菓子のアン」に登場していた彼女もちらりと登場。ナナの行く末にも驚かされました。
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冬休みからホワイトデーにかけてのお話は、季節は少し先だけど、正月に帰ってくる息子のことを思って読む。
前作を読んでないのだけれど、あまり気にならないのは有り難い。
登場人物は誰もがみんな良い人で、読んでてほのぼのとした気持ちになる。
ただ後半は似たような話の繰り返しになった感もあり。
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進みたいな息子ってどう育てたら育つんだろ笑
不器用でも、自分の思いを伝えること。
自分の弱点を知らない人間は脆い。
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『ワーキング・ホリデー』の続編。
(http://booklog.jp/users/daidai634/archives/1/4167773333)
前作では、元ヤンキーのホスト沖田の元に、突然息子と名乗る進が
やってきてそのふたりが過ごすひと夏の日常を描いていましたが、
今作はタイトルの通り冬休みのお話。
夏休みが終わって母親の元に帰っていた進が冬休みにまたやってくる。
それを待ち望む沖田だったが、ホストを辞めた後に始めた運送会社の
仕事が超多忙な時期になったり、ほかにも色々な問題が降って湧いてきて…
そんな感じの、坂木司さんらしい相変わらず優しい物語。
元ヤンキーが更正して今ではすっかりいい人やってますよー
っていう話は基本的には好きではない。
だって、ヤンキーやってた頃に迷惑を被った人が絶対に居るはずだもんね。
だけど、その点を差し引いてもなかなか素敵な一冊でした。
仕事のこと、親であること(親になること)、男であることなど
色々と考えさせられる内容でした。
沖田の周り、いい人が多いよなー。
そんな脇役たちの話、スピンオフも刊行されているようなので
今からすでに文庫化が楽しみです。
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『ワーキングホリデー』の続編。元ヤンキーの元カノが大人しい「だけ」の大人な女性であるはずがないでしょーとツッコミを入れつつ、今後の展開に期待大の終わり方。
オカマのジャスミンの男前すぎるくらいいい女っぷりが素晴らしい。
コブちゃんの天然ヒーローも素敵だし、二人の言葉がとても温かい。
キャラクター付けがイカしてるなぁ。
安心して読めてほっこり温まる小説。
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元ヤンキーかつホストの、現宅急便ドライバーの主人公が、夏に突如あられた息子のために、奮闘する冬の物語。
お母さん感覚を持つ息子に助けられながら、父親としての自覚を持っていく。
「和菓子のアン」の作者のホリデーシリーズ。主人公の時々空回りする一生懸命さが読んでいてほほえましく思える。
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久しぶりの坂木司さんの新刊。しかもワーキングホリデーの続編ということで夢中で読んでしまった。
坂木司さんは最近のヒット!原田マハさんと並ぶくらい大好き。ほんのりあったかくなれるストーリーで、ちょっとドキドキする感じ。家族っていいなぁって思わせてくれる、そんな作品です
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ほのぼのとしていい!
いつも坂木作品を読むとニヤついてしまう。
手作りのプレゼントはナシだと思ってたけど、プレゼントしたくなったなぁ。
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ちょいと不器用だけどまっすぐな主人公。
この物語に出てくる人は、みんないい人ですね。
しかも、街で普通にすれ違う中にいるような、いい人たち(引ったくり犯は除く)。
だから、読んでて、ほんわか気持ちがいいです。
少しおばかな社会人一年生になって、あのジャスミンさんに叱られてる気分を味わうのもいい。
「人に何かを尋ねるべき時と、尋ねないで自分で調べるべき時。
知らなくても恥ずかしくないことと、知らないと恥ずかしいこと。
それがちゃんと区別できるようになりなさい。」
わかりました。がんばります。
季節感が薄れていくように思う昨今だけど、宅配便の仕事には、独特の季節感があるのですね。
そんなところも、楽しい本です。
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前作、ワーキング・ホリデーより一歩進んで、親子三人の行く末が気になってきた、この作品。
前作より更に、キャラクターが脇役も含めて深く濃くなってきた。
親子三人、これからうまくいくといいなあ~
と思いつつも、子供は育って行くもの、巣立っていくもの。
だから、家族の形も流動的である。
そういう、“家庭”とは別世界の住人のように思える、ジャスミンや雪夜にも、いろいろ思うところあるんだな~と。
林さんとナナちゃんには、ほのぼのと明るい笑い。
年末年始を老夫婦だけで過ごす寂しさにも、しみじみとしたものを感じた。良い悪いではない。
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感想はブログにて。
http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-227.html