紙の本
大切な友達のことを考えさせられるストーリー
2023/12/30 10:41
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり期待してなかったのに、すごく良かったです。高校時代の回想を間に挟みながら、進んでいくストーリーで、回想部分を含め、友達っていいなあって改めて思わせられました。最後の展開は予想外で悲しい結末。でもなぜか清々しい後味でした。自分の一番の友達って誰だろう、大切にしないとなあと思わず、思わせられました。
紙の本
でーれー面白いが最後は泣いた
2021/04/22 14:05
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投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京からの新入生、岡山に飛ぶ。新高校生であっても地元でなければ友達はなかなか出来ない。しかも東京から方言の強い地域に飛ぶなら尚の事。それでも楽しみなクラス会。自分と重ね合わせてしまった。アラフィフが読むのにいい一冊。
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岡山を舞台にした作品。
地元なので場所や店をイメージしながら読めた。
岡山の方言、女子高、少女マンガ、恥ずかしい要素満載の高校生活が描かれていて、ちょっと原田マハさんの作品の中では苦手な方かも。
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遠い昔、高校の頃の思い出がいっぱい。学生の頃って、小さなことでウキウキしたり沈んだり、忙しい。でもそれが若さなのかなあ。方言のない地域で育ってしまったので、方言で書かれた本はとても興味深く、ちょっとうらやましい。岡山弁もいいなあ。
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好きだなあ原田マハさん。
言葉の言い回しとか、情景の描写とか、スーーっと心の中に入ってくる感じ。
鮎子たちと同じくらいの年になったら、また読み返してみたいなあ!
岡山にもいってみたい!
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さすがに女子高が舞台だと、感情移入が難しかった。
恋愛も友情も、自分がなぞったことのない道筋ばかりだった。
それは女子高だから…だけではなくて、私自身がこんな恋愛も友人も、記憶の中に持っていないのだ。
人との付き合いを可能な限り削ぎ落として生きていた10代の頃。もう戻れないけれど、あれはあれで自分らしかったと思う。どうしても…人と同じではいられなかった。
岡山市と倉敷市は、一度ずつ訪れたことがある。
どっちも澄み切った青空だった。
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故郷を離れて30年以上が経った。考えてみると、いつの間にか東京で過ごした年数の方が、故郷で過ごした年数を軽く上回っている。良く聞く話だが、自分がそうだと思うとなかなか感慨深い。
ところで、皆さんは故郷という言葉で何を思い浮かべるだろうか。私が一番最初に思い浮かべるのは「方言」だ。景色や食べ物よりも断然「方言」が真っ先に頭に浮かぶ。
私が生まれ育った町は九州鹿児島の南東部にあるが、鹿児島弁というのはとにかく独特で分かりにくい。分かりにくいことがまた誇りになっていたりするのだが、鹿児島弁を一気にまくしたてられると大概の人は固まってしまう。
昔、県外からから引っ越してきた人が近所に挨拶に行き「東京から引っ越してきました」と言ったところ、おもむろに「どけ!」と言われて面食らったという話があった。言われた方は「いきなり退けとは何事だ」と憤慨したものの、鹿児島弁で「どけ」は「どこに?」という意味だと分かって苦笑いしたというオチだ。
実話か否かはわからないが、鹿児島弁の独特さを表している分かりやすい例だと思う。独特だからこそ故郷の言葉を聞くとフワッとした懐かしさが沸き上がるし、一気に10代の頃の自分に戻ってしまったりもする。
故郷を離れて暮らしている方は、大なり小なりこういった感覚というのをお持ちではないだろうか。
原田マハさんの「でーれーガールズ」も、物語の中で方言がピリッと効いている。物語の舞台は岡山だが、タイトルの”でーれー”という岡山弁も、東京から引っ越してきて戸惑う主人公の様子を表すキーワードとなっている。
原田マハさんの物語に登場するのは「しっかりと前を向いている女性」というタイプが多いが、今回の主人公も”現在は”そういうタイプの女性だ。しかし、時代を遡ること30年とちょっと。1980年代の彼女は、いまひとつパッとしない女子高生だった。
その彼女が、ちょっとクールで美しくて不良っぽいクラスメイトの武美と触れ合うことで、青春という限られた時間を濃厚なものにしていく。誰にでもあった青春という時期を、誰にとっても輝かしくもちょっと気恥ずかしい記憶とともに思い出させてくれる物語だ。
原田マハさんと私とは同年代。物語は現在の出来事と過去の思い出とがリンクしながら進んで行くが、そのどちらにも見逃せない”出来事”が次々と起こり、読んでいてグイグイと引き込まれてしまう。岡山には仕事のため日帰りでしか行ったことが無いが、この物語を読んでゆっくりとじっくりと岡山の街を歩きたくなってしまった。
秋の夜長に一気読みしてしまったこの一冊は、きっともう一度読み返すに違いない一冊だと思う。
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今で言うと中二病というか、黒歴史というか誰しもがちょっぴり思い出があるであろう理想の、空想の恋人。
そんな恋人を持つ女子高生と彼に恋をした友達の女子高生を30年後に振り返っていく。
つい最近、高校時代の友人と久々に再開した私には引き摺られるところもあり楽しく読むことができた。若さって素晴らしい。友達って良い。
読者側から見るとこの作品の終わらせ方は色々あると思う。同窓会の雰囲気のままが順当。なのにこの終わり方…ティッシュ五枚使いました。
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うーん、友達の恋人(しかも会ったことも見たこともない)に本気で恋をして、腕にカッターでその人の名前を彫ってしまう…なんてちょっと小説っぽすぎるかな〜。小説だから良いのか? ラストもなんだか、こんな終わり方にする必要はなかったのでは? と思いました。
登場人物を死なせて、終わらせるっていう締め方はあまりすきではない…。安直なかんじが。
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あっという間に読めてしまう
時代的には、ばっちり自分と一緒かな
女子高生のおしゃれの仕方や芸能人のこと
うん、わかるわかるよとキュンとする
大人になっても、学生の頃の友人と会うと
あの頃に戻った気持ちになるのかな
懐かしい気持になるようなそんな本でした
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岡山弁で書かれた少女漫画な感じ。
読みやすくて、サーっと行けるのは、
郷里の訛りだからなのか?
楽しく読めました。
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妄想女子高生の話。腐女子の香がするが、有名漫画家になれば違うのか?境界線は?
高校時代の回想を中心に綴られて行く。まあ、アホな(私を含む)男子学生とは違う青春だよな。
女性なら共感できるのか?違いの大きさに面白くも、遠く、冷めた感想。電車の中で読んでいて、中身が少女過ぎるので恥ずかしい感、女子の気持ちが強すぎて、男性的には引いてしまう感。
現在(有名漫画家)と、高校時代の回想の視点切換、ラストまでの持って行き方は、作家力を感じる。少女漫画をおっさんが読んでいる恥ずかしい感を差し引いても、良い作品だった。やはり男女問わず「友情ってやつは!」ラストグッと来た。
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たわいもないことを
本気で思い悩み、
本気を出して打ち込んでいたあの頃・・・。
悔いのない想い出と
やり残した夢と・・・。
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誰にでも
一度しかない
青春時代。
後悔することの
ほうが
多いからこそ
今を
大切に
生きよう。
と。思いました
2014.12.7
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私の大切な故郷、岡山。
描かれているのは三十数年前の女子高生たちの姿だけど、私の高校生のとき(十数年前)とたいして変わっていない気がする。それだけ、時がゆっくり進む街なのかなって、あらためて思った。
出てくる地名は風景がはっきりと分かるし、登場人物たちが口にする岡山弁は生き生きと脳内で再生される。岡山から少し離れた都会の街中で読んでいたら、あまりに懐かしくて、切なく愛しくて、涙がこぼれそうだった。やっぱり岡山は私にとって大切な故郷なんだ。そう感じさせてくれる作品を届けてもらえたことに、心から感謝の気持ちでいっぱい。
“なかったことにできればいい。そんなふうに思うことは、きっと誰にもあるよ。生きてれば。”
“でも、そうはいかないんだよ、あゆ。なかったことには、できない。それが、生きてるってことなんだから。”
“なあ、あゆ。いろいろあるよ。生きてれば。つらいこと、悲しいこと、うれしいこと。出会いもあれば、別れもある。それが、人生ってやつなんだから。”
(P189~190)
私もあゆと同じように、あの街でいろんな経験をした。いい思い出も、苦い思い出も、たくさん。それを振り返って、多少の気恥ずかしさはあれど、懐かしく感じられるっていうのは、きっと、生きてる証しなんだろうね。
今度里帰りしたら、懐かしい場所を巡ってみようかな。変わってるところと、変わらないところ。いろいろあるだろうけど、それら全てが私にとって大切な故郷だから。