- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
蘭陵王 みんなのレビュー
- 山藍 紫姫子 (著), 座裏屋蘭丸 (イラスト)
- 税込価格:774円(7pt)
- 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
- 発売日:2014/10/25
- 発送可能日:購入できません
新書
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
9 件中 1 件~ 9 件を表示 |
紙の本
二匹の獣
2021/06/20 07:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
MM小説を探っていて、
ハーレクインラブシックにたどりつき
レーベルの作品の中に
山藍紫姫子さんの懐かしい御名を拝見して手にとりました。
(現在挿絵の座裏屋蘭丸 さん追いもしているので
そこでも同時に引っかかったのですが)
これが発行された時点で20年前の作品(1994年版)
すでに27年前の作品(もうすぐ30年)
色あせない魅力があり、読ませる力があります。
現在のジャンルでいうとBLというよりも
「耽美小説」ですね。
どろっとした空気の中で作品が流れていきます。
玲司の病みと凶暴な感じは理解できる。
その生育環境から言ってもモンスター的な人格が形成されるのは
美と醜を合わせもった存在
そして、そんな存在と心を合わせるのが桐生
桐生と玲司が相思に転げ落ちていくのが結構あっさりめな感はありますが
そこはまあその後の怒涛な流れに飲み込まれてしまって。
でも、ここをもう少し肉厚にしておくと後の怒濤がより鮮烈になるかもとは
思いました。
玲司の病みよりも
佐野の病みの深さが強烈。
この人の病み深さが怖さがこの作品の魅力です。
玲司がいなくても佐野は病みと言うほどの執着をもっていたのです。
(肉体関係を築きたいわけではないところがむしろ恐ろしい・・・
妹のこととか、合鍵とか・・・
立派なストーカーだし!)
ちなみに桐生の妻はさすが佐野さんの妹だけあって
ちょっと怖いです。
彼女に関しては玲司の凶行もわかるというか・・・
とはいえ、結局は佐野が原因なんだよね?
で巡り廻って桐生へとなると因果応報と言うべきか
いや、結局佐野は欲しいものを完全な形で手に入れたともいうべきか。
桐生を間に挟んでの
玲司と佐野の関係は
作者さんの書いたとおり獣の共鳴なのかもしれません。
多分、人間の分際ではわからない域で。
バレエの雰囲気が耽美の色を醸し出していたと思います。
☆3.5評価の4です。
(30年近く経っても読ませる力分も☆にいれてます)
紙の本
激ラブラブ・・・??
2018/06/28 17:14
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家さんの評判から、
『とっても読み辛い作品なんだろうな〜』
と思って読み始めたら案外読みやすかったので、不審に思っていたら。
私が攻めだと思っていた男が死んだ!
『攻め不在になった…!』
と思ったけど最後まで読んだら
途中から受けに関わり出した男が攻めでした。
愛は……
作家さんは激ラブラブな二人を書いてるつもりだそうですが、
この二人の間には私には愛は感じとれませんでした。
難しい。。
9 件中 1 件~ 9 件を表示 |