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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の新宿鮫、いいですね。もう少し書いてほしいです。今回もじっくり読ませますね。さすがです。懐かしいメンバも健在で今後もあまり年をとらなで新宿鮫の活躍を期待します。
紙の本
シリーズ大激震の一冊
2016/05/17 09:10
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ10作目となる本作、ずっと鮫島を追いかけてきたファンには衝撃の一冊。鮫島は基本敵だらけで、本当に理解者は少ないのだけれど。その少ない理解者中でも最も大事な二人、上司の桃井と彼女の晶。この二人が、事件に巻き込まれてしまう。桃井は過去取り扱った事件から逆恨みを買い、出所してきたその男に命を奪われる。晶はボーカルを務める人気バンドのメンバーがドラッグで捕まってしまい、自らも疑われてバンドの存続そのものすら懸念される。
そう、二人とも鮫島との絆が失われそうになってしまうのだ。というかこのシリーズ、この三人で作ってきたと言っても過言では無いので、まさかこの二人がと鮫島との絆が失われる訳は無いと、読み進めるのだけれど。話しは衝撃の方向へと進んでいく。
本作執筆中に東日本大震災が起きたのだとか。だけに「絆」という事を強くイメージして書かれているようです。上司と部下、彼氏と彼女、家族、そして親子。絶対に失いたくない固い絆を失いかけた時、また不条理に奪われてしまった時。一体人間はどうなってしまうのか。興味深く読めました。でも次から一体どうなってしまうんだろうこのシリーズ・・・という心配も。さてさて。
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2014/11/13 Amazonより届く。
2014/12/8〜12/15
久しぶりの新宿鮫の新刊。読むとすぐ作品世界に戻れるのは、世界観が確立されているからか。
しかし、最後は長年のファンには衝撃の展開。次作はどうなるのか、注目である。
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久しぶりの鮫。
マンネリ感もあれど、慣れ親しんだキャラクターと視点を変えて進んでいくお馴染みのラストのアプローチは楽しい。
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新宿鮫も既に10作目。今回の内容はある意味節目となるものでしたが、やはり傑作だった「無間人形」と比べるとちょっとあっさりしているかな・・
今後もこのシリーズが続くのかどうかわかりませんが、そろそろ終わりにしても良いのかな・・
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鮫島と晶、鮫島と桃井課長と藪、樫原と永昌と笠置、一人ひとりに多くの絆がある。太く細く、真っ直ぐだったりねじれていたり。それぞれの絆が複雑に絡み合う。鮫島と晶の絆は切れてほしくないなぁ
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久しぶりの新宿鮫シリーズ。
光文社文庫で買って読むと決めているので、楽しみに待ってた。
そして…切ないが次回作を期待して待つ。
もしかしたら完結してしまうのだろうか。
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新宿鮫を読むのは超久しぶりです。最初に出版されたのが1990年のカッパノベルスだったので、もう20年以上前(?)で、「新宿鮫」「読猿」「屍蘭」「無間人形」までは読んだ記憶があります。
おそらく自分はこの作品を通じて、新宿の裏社会のこととか、警視庁公安課の闇とか、けん銃や麻薬の密売の手口とか、麻薬常習者の異常さとか(無間人形の「アイスキャンディー」はとってもリアルで、読んでいて恐怖を感じたことを今でも覚えています)を知ったのではないかと思います。
そんな新宿鮫の10作目がこちら。
主人公は新宿署生活安全課の鮫島。キャリアながら過去のいきさつから一匹オオカミとして新宿区内の犯罪に対処しており、その強硬な捜査手法と、食らいついた絶対離さない執念深さから、裏社会では「新宿鮫」と呼ばれている人物。
今回はその新宿に、25年の服役刑から出所した男が、刑を服している間に家族を引き裂かれた恨みとして「警官を殺す」ため、銃を入手しようとしいる、という情報から事件が発生する。
銃を手配しようとする男を追う鮫島が、その過程で中国残留孤児らで組織される犯罪組織の存在を知り、さらにその集団に、新宿の暴力団も関与していることをつきとめ、一人でその捜査を行うことに。
・糖尿病、肝硬変、痛風はヤクザの職業病。それにかかったら刑務所入って規則正しい生活して、治ったころにまた出てくる。
・芸能人が薬物やってる場合、警察は徹底的にこれを宣伝に使う。これが一番防止に役立つから。
・北朝鮮と中国の国境線には麻薬の密売ルートがある。麻薬取引の際、北朝鮮の役人には金よりもぜいたく品を渡すほうが喜ばれる。
といったようなちょっとした知識が入ってくる。
この新宿鮫の人気は、一人でコツコツと捜査を進め、犯人を追いつめて、最後は銃撃戦を含んだバトルが繰り広げられますが、その中に、関わった人物達との友情や、恋人同士の愛が描かれていて、バイオレンスなのに、読んでいて最後はハラリとするところかと思います。
で、今回は、10作に渡って鮫島を支えていた、鮫島の恋人で「ロケットおっぱい」の晶、「まんじゅう」と呼ばれる上司の桃井、「名前が理由で医者を諦めた」鑑識課の藪といった仲間との別れが描かれていて、やはりハラリとくる感じで終わっております。久しぶりに読むのも良いかもしれません。
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2014.12.13 〜 18 読了
久々の新宿鮫、現代の闇社会を背景にしたハードボイルド、相変わらずテンポが良いストーリーで一気に読めた。数少ない味方を次々失うことになって今後どうなる鮫島!
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ザ・ハードボイルド最新作。
ストーリーにひねりはないけれど、鮫島が新宿を歩くだけで世界が成立しちゃう。
それにしてもこの孤独感。
少年マンガだと巻を重ねるに連れて仲間が増えていくのにね。
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区切りとなる10作目。
内容としても人との繋がりに様々な変化。
晶との関係はどうなるのかな。
話とは関係ないけど光文社文庫の背表紙が変わって、
本棚におくと統一感なくて切ないわー
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久しぶりに読んだ新宿鮫。
新宿鮫に最初に接触したのがNHKのドラマ。1作目と2作目がドラマ化されていたと記憶しているが、とっても面白かったのですぐに小説を買ってきたのを覚えている。当時発行されていたシリーズ作をすべて読んで、その後は新作が出るたびに読みふけった。一つだけ・・・なのは、そのドラマで鮫島を演じたのが舘ひろし。なので、小説を読んでいても鮫島は舘ひろしに変換されてしまう。嫌いではないので、悪くはないが、他の人が演じていたら全く違うイメージだったと思うと・・・である。
10作目の絆回廊は、これまでの人間関係に積み重ねる形で話が進行する。前作までを読まないと、この辺りがわかりにくいのが難点。最終的には結構やりがちな手法をとって次作につなげようとしているのかとも思ったが、私としてはあんまり好きではない。ストーリーは面白かっただけにそこだけ残念。
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久しぶりに新宿鮫を読みました。
10作目。区切りの巻ですね。
折り重なる人の絆、その中で失われる絆
年を重ね、変わっていく環境
新宿鮫はそのまま新宿鮫でいられるのか?
次回作は?どうなる?
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『今みたいな時代、どんな思いであろうと、強い感情をもてるのは幸せなことだと私は考えている。
何となく好き、何となく嫌い、何となく生きづらい、そんな程度しか心を動かす余裕のない人々が多すぎる。
それは確かにしかたがない。何もかもが早く変化する。自分がゆっくり動けば、止まっているのと同じで、周りがどんどん追い越していってしまう。電話やメールで次から次に新しい話が流れこみ、その意味をよく考える暇もなく返事をしたり、次の行動を決めなくてはならない。
感情よりも行動が先だと、どうしても自分の気持ちを確かめる余裕がなくなってしまう。だから、なぜ自分がこれをしたいのか、あるいはしたくないのかを、はっきり説明できない人が増えているのだ。』
素晴らしい書き出し。新宿鮫10作目だけど、ぶれずに最高に面白いなぁ!
まだ続くのかな?早く続きが読みたいなぁ!
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だいぶ間隔をあけての新宿鮫シリーズ。以前の作品を回顧しながら、物語は進み、シリーズとしては新しい段階に踏み出す。次の一歩がきになる。