紙の本
蒼波の章
2018/05/31 21:43
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
子午山に手を出すとは何事かああああと思ったが、海陵王という人間を表すにはこの上ない描写だったのかも。
水滸伝2巻で梁山泊に掲げられた旗が「もう風に靡く必要はなく、それぞれの心に収いこまれる」という記述に時の流れを痛感した。
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金が南宋に攻め入る。いよいよクライマックスかとおもいきや、岳飛たちの登場はもう少し先。それにしてもウジュだんだん風格が出てきてかっこいいぞ。
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李俊が沙門島を取り戻し,岳飛と秦容が南宋に侵攻し,海陵王が淮河を越えたが,戻る~西遼の執政・母大虫は夷列に即位させると,西の諸部族を糾合し,西夏・蒙古に備えさせる。景嚨を北への拠点とした岳飛と秦容は,岳都を守らせるのを潘寛に,景嚨は荀浩に決めた。公礼の副官には蒼翼を指名した。漳州の近郊にやってきた王清は鄭涼と夫婦になり,笛作りを開始する。金では海陵王が即位し,子午山に課税してきたため,見過ごすことはできない。史進の遊撃隊を出動させた。禁軍は敗退し,兀朮の出動で,膠着した。李俊は沙門島を取り戻すために南宋水軍に挑んでこれを蹴散らしたが,5千が籠もる島に手がつけられない。猟師となっていた源太が船溜まりの石組みを一人で崩したのを見て,李駿は狄成を誘って,砦に火を放ち,降伏させ,十三湊のケイ英を訪問するが,10日前に亡くなっていた。海陵王は,8万の禁軍を率いて淮河を越えて南宋攻略に乗り出すが,軍の総帥になった程雲に痛撃され,退却の道まで閉ざされる。兀朮が乗り出してきて,ようやく帰国の道が開いた~沙門島を巡る争いは終了,金は北からの蒙古の圧力が強くなるはずだが次の巻で? 岳飛と秦容はどこで戦う? 表紙の絵は,狼牙混を持っている南方出身で秦容の従者であった蒼翼か? 裏表紙の熊の毛皮を被った奴は出てこなかったと思う。顔の片側を隠しているのは,秦檜の妻・王妙が護衛につけた桂妍だ!
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海陵王の南征が始まり、岳飛も北上。歴史的にはこの金と南宋の戦いの後は40年ほど戦いのない時代が続くので、多分この戦いで話を終わらせるような気がする。しかし、この戦いは3~4年続くので、まだしばらく話は続きそうですね。
日本では保元、平治の乱が終わり、平清盛が全盛を誇ってた頃です。また奥州藤原氏も力を持ってた時代でした。
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★2015年7月16日読了『岳飛伝13 蒼波の章』北方謙三著 評価B〜B+
少々停滞気味だったシリーズの物語が、この巻から再び大きく動き出す。北方氏の中華歴史シリーズは、物語ののダイナミズムと男臭さが一つの魅力なので、この先の展開に期待したい。
金国の帝 海陵王は、梁山泊の心のふるさとである子午山を奪おうとして、九紋竜史進の遊撃隊に手痛い反撃を食らう。その後、海陵王は体制を立て直して、兀朮(ウジュ)総帥の中核部隊の沙歇(サケツ)、阿剌(アラ)将軍を伴い、総勢10万で淮水を越え南宋へ南下する。一方、南宋は宰相秦檜は、程雲を総帥に11万で守りを固める。
程雲の果敢に守りつつ、金軍を追い出しにかかる柔軟な攻撃により、金軍は苦戦し、金国内に残留していた兀朮(ウジュ)総帥の援護で危地を脱する。
インドシナ半島では、以前に南宋軍を撃破した岳飛と秦容が北上して、大理に程近い景曨(ケイコウ)に入り、南宋への侵攻の体制を整える。
また、北方では、梁山泊水軍の総帥の李俊は、一度南宋の水軍に占拠され、梁山泊の海運物流に大きな支障となった沙門島(渤海)を奪還に成功。梁山泊の誇る日本〜中華〜西域の物流網の再生に大きく貢献する。
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今回は、ようやくというか岳飛と秦容の連合軍が北進を開始したり、金軍は新帝の海陵王の暴走により、このシリーズで重要な聖地である子午山を襲おうとして史進の逆鱗にふれたり、南宋との対決の図式に入り、それにどう兀朮が絡んでいくことになるのか?や水軍の動きにも変化があり、梁山泊、南宋、金の三つ巴の戦に突入していきそうな展開になってきました。いよいよシリーズ終盤に向け全面戦争状態に突入モードになってきて、今後の展開が楽しみになってきました。
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20150801 終わりに向かってだんだん集約してきている、と、思うのだが。壮大過ぎてついて行けない!
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中国宋後期を描く大河小説13巻目。
オリジンメンバーの老人パワー炸裂の巻でした。
史進、李俊たちアラセブンが不死身の活躍を見せつけて爽快です。
もちろん時代がたっているので、あの女性の死や孤児院と化している子午山など寂寥感もあります。
金は海陵王の暴走が止まらず、次巻では歴史的事実の悲劇に見舞われるのでしょう。
にしても、岳飛伝なのに岳飛の活躍が持ち越されていて、どのタイミングで爆発するかが見ものです。
秦容や王清など次世代の親となる予兆も出てきてますし、大きな戦がなくなってきて物足りない部分もありますが、大河的には面白くなってきたと思います。
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いよいよ金軍と南宋の戦いの火蓋が切って落とされた。岳飛の活躍はないがそれでも熱くなる物語にのめり込んでしまった。
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張清、清針が遣われているぞ。役に立っている。思っても、口には出さない。一度くらい、張朔を息子だと思ってもいいか。それも、口には出さない。
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第13巻読了
沙門島奪還へ向かって指揮をとったのは李俊。
狄成とともに今度こそ最後の戦かと思ったが、生き抜いたのは驚いた。
一方、金軍と南宋との大軍通しの戦いもあったが、こちらは勝負がつかず。そして岳飛は北への進撃が本格的に始まる。
北方さんは、どう決着をつけるのか楽しみ・・・
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図書館で借りて読んだ。
李俊、爺さんが空を飛ぶとはなあ。
日本まで行ったのになあ。
これからの戦いが気になる。
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3.8
梁山泊の強さをまた見れることが嬉しいのよ。
デケえ戦も近ければ終わりも近い。
先に散った沢山の人物に想いを馳せながら残り2巻を読み進めよう。
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それぞれの船の先頭に立って手をあげる李俊。直立して笑う項充。涙が。水軍は最後まで、あの湖にあった梁山泊軍のものなんだね。
史進が子午山に帰ってきた。
この場面と出会えて良かった。本当に、水滸伝を読んでてよかった。そう思った。
(郝嬌が、燕青が笛を聴かせたいと思ってた人は私じゃないってボソッと言うてて、気まずかった)
史進、強い、武だけじゃない、それを実感した。
霍洋、ぶるぶる震えてたのに、敵の首取った途端雄叫びあげててかわいい。笑
まさか源太の活躍を見れるなんて!笑
孫ニ娘嬉しかったやろうな。。。
李俊、花栄のように弓を遣い、空を飛ぶ!うぅかっくいぃ!!!!生き残る武人も必要ですよ。
李俊×瓊英……残念だった。全部うまくは行かないよね。悲しいな。せめて一言気持ちを伝えられていたらよかったのにな。
程雲、カッコいいねぇ
ウジュの貫禄もすごいねぇ
続きが楽しみ。
コトジがいつ、事実に気づいて、どうなるんだろうか。
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岳飛と秦容が北へ向けて進発する。李俊は沙文島の奪還に向けて南宋水軍と戦闘し、奪還した。金国の海陵王は、子午山へ税を課そうとし、梁山泊を挑発して、史進に散々にやられる。海陵王が南宋に進軍し、戦争が始まった。
岳飛編になってから、今後の梁山泊をどう運営していくか、読者も一緒に考えながら読むように感じた。