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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前見た映画、おくりびと、を思い出しました。しかし、この主人公は女性……そして、母親との確執もありました……。ラストは、こうなるのーというラストでした。
紙の本
蓮花の契り 出世花
2021/09/20 07:04
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
出世花を読み終わり、自分の中で登場人物の結末が宙ぶらりんな感じでしたが
続編で縁と正念の関係性や二人の人生の方向性がハッキリしてスッキリしました
紙の本
縁(正縁=三昧聖)と、正念(某藩主の座を嫌い出家した青泉寺の副住職)の今後の生き方が絡んできたため、何となく話が世俗的にというか現実味を増してしまい、何となく落ち着かない話になってしまいました。
2016/12/12 10:37
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
縁(正縁=三昧聖)と、正念(某藩主の座を嫌い出家した青泉寺の副住職)の今後の生き方が絡んできたため、何となく話が世俗的にというか現実味を増してしまい、何となく落ち着かない話になってしまいました。
前作431:『出世花 [新装]』(2011年5月18日)から7年後で、縁(正縁=三昧聖)は22歳になっている。還俗するか、尼僧になるか、このまま卑しい身分の三昧聖として生きるかの選択時期にある。時を同じくして、某藩主の座を嫌い出家した青泉寺の副住職(正念)にも家督相続者がいなくなったため急遽藩主に返り咲いてほしい依頼がくる。その他にも、縁の母親・お香が嫁いでいる和菓子屋・桜花堂の養女の話や、正念が縁を妻に迎えて藩主になる案などが突きつけられるが、結局、縁は三昧聖の道を、正念も還俗を断り仏の道を選ぶ。縁、24歳。本当にこの選択が本当の幸福だったのだろうかと、俗人の私は悩んでしまう。本の題名は「出世花」であり、縁はどんどん出世(その具体的な形は思いつかないが)していくものと思って期待していたのに。何だか出世とは無縁な道が定められてしまった気がしてガッカリでした。これでは続編が書けないなあと思ったら、何と「あとがき」で「完結巻をお届けできますことが・・・・・・・・・」と明記されてるではないか。改めてガッカリ。楽しみが一つ減ってしまった。
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投稿者:かち - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさか続編がでるとは。
高田先生のお話はいつも心がキュっとします。
読み終わるととても優しい気持ちになれます。
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『出世花』の人間関係の問題を解決しつつ、いろいろな愛の形を書いてあるように思います。親子、師弟、仲間、友人そして男女。仏様の掌の中で共に生きる愛。知人の上部だけの付き合いもよくある話で耳に痛い。
『出世花』が悲しい話だったので読むか悩んでいたのですが、読み直して今回は琴線にふれるような感じがしたので、続編も読むことにしました。
サイン会で先生に「実は……」と言うと、「出世花は悲しみを持っている人に寄りそう話……」と答えてくださいました。きっと私に変化があったのでしょうと。
今思うと、ならば『蓮花の契り』は救いの話だったのでしょうかと聞けば良かったです。しまった。
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『出世花』の続編であり、完結編でもある作品。
『出世花』を読んだのが、かなり前でしたので、再びお縁たちの話が読めて幸せです。
様々な迷いや葛藤を乗り越えてのラストは、表題にふさわしく、蓮花を思わせるものだったと思います。
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死は生きることの延長上にある
どんなに悩んでも、現状が苦しくても、逃げずに向き合え
たとえ、さんざんな人生だったと振り返ることになっても、浄土へ旅立つそのときは、俗世のしがらみを解き放って送り出してくれるひとがいる
その存在があるだけで、生きる苦しみも、死の恐怖も受け入れられる
ひとは強くない
どんなひとも強くない
風が吹けば揺れるし、踏みつけられれば傷みも怒りもする
そんな己を受け止め、認め、受け入れられるよう精進すること、それが、「生きる」ということなのかな、と思った作品でした
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出世花の続編です。出世花、あれはあれで完結ともいえますし、続編をとも思える話。
大好評だって みをつくし、が終わり 惚けていた読者に 喜びを運んでくれた一冊です(⌒▽⌒)
7年の月日、とありましたが、そんなに経っていたとは思えない内容です。
相変わらずの高田節には 心がじ〜ん、ときます。
是非、出世花を改めて読んでからこちらを読んでくださいませ(≧∇≦) あ〜、も一回読み返そ。
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三昧聖としての正縁、むすめとしてのお縁。「生きる道は一つではない」という師の言葉が胸に染みる。迷って迷って、考え抜いたその先に光が見えてくる。見えてくるまで迷っていても良いと言われた気がする。
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前作を読んでだいぶ経つので、登場人物やらなんやら記憶が薄れており・・・。
キレイにまとまったが、少々物足りない印象。
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私はずっと お香を許せなかった。
だが ようやく心ほぐれた。
人は「幸せ」を自分基準ではかろうとして
自分基準の「幸せ」を 人にもおしつけようとする
不義密通の果てに正縁を捨てたお香
彼女が「娘のために」とすること 話すこと
そのすべてが嫌だった。
そのすべてが 本当はお香自身の「幸せ」と
「罪滅ぼしができた」と自己満足したいという執着から
生まれていることに お香はいつまでも気づかない。
物語の終焉を迎え やっとお香は
正縁を自分の価値観の範囲に引きこむのではなく
本当に正縁が望む「幸せ」の一部になるために
自らの執着を捨て 正縁のもとに飛び込んできたのだ。
また
自分のなすべきことを
心の芯でとらえている正縁の生き方こそ
もしかしたら
すべての人に通ずる「幸せ」の姿なのかもしれない。
尊く気高い正縁の生き方を 私はうらやましく思う。
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これからながくながくシリーズが続くと期待してたので、完結刊だったことにちょっとびっくり。
でも、読めてよかった。
いろいろと、ゆるゆると氷解して、最後の場面へ辿りつけてよかったなぁーと。
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あっという間に読み終わってしまった。最後の最後で…。言えないが、お縁に幸あれと、お縁は幸せになる資格があるという皆の気持ちは成就したのではないか。もっと続編を書いて欲しかったけど。
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終わりまで読んで、この題名はそういうことだったのか、と思った。
私には、ちょっと唐突な感じがして、それならば、それぞれの思いを最初から、場面場面で少しずつ丁寧に描いてほしかった。そうしたら、かなり違った物語になったように思うけど、そっちの方が好みかどうかもありそう。
ちなみに私は、今のままが好きです。
死とともに生を見つめるお縁のすがすがしさが心地よい物語です。
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「出世花」待望の続編。
ちょっと期待し過ぎてたけど、読んでよかったです。
みをつくしの澪と重なる部分があるのがどうも気になったけど、しばらくすればそんなこと忘れてのめり込んで読みました。
正念とは、そうするしかないよなあ、という感じ。
読者である私の願いと、正縁の願いが、完全には重ならないので切なかった。
生きている赤ん坊を抱いたときの感情には胸がつまる。
お香が最後まで強引に絡んでくるのは少し不満が残った。
帯にあるような「号泣必至」とはいかなかったけど、静かな暖かい、ただし重い作品でした。