- 販売開始日: 2013/02/22
- 出版社: 集英社
- レーベル: ヤングジャンプコミックスDIGITAL
- ISBN:978-4-08-879390-0
キングダム 27
著者 原泰久(著者)
決戦初日の大一番。 悲しき怨念に囚われた趙軍の凶将・万極との一騎打ちで、自らの戦う意味を再確認する信。函谷関攻防戦は新たな将軍の登場でますます全面戦争が激化し…!?
キングダム 27
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巧みなメリハリの味わい深さ
2012/08/19 22:45
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり、作者の原さん、只者ではないと思った。
前2巻に続いて、秦最強の防壁函谷関を舞台に、
秦と他の国々の連合軍、いわゆる合従軍との大決戦である。
前巻では決戦初日の壮絶なぶつかり合いが描かれた。
だからてっきりこの巻でもたっぷり戦闘を描くものかと思っていた。
多少趣向を変えながらも、個々のエピソードの積み重ねていくのかと思っていたのだ。
だが違った。
もちろん激闘は続くが、意表を付くように、
最初の焦点は、いわば精神の対決である。
敵は、登場した時から全身に不気味さをまとっていた趙の将軍万極。
その不気味さの背景がここで明らかになる。
同時に浮かび上がるのは、
結局は互いの殺し合いである戦争が担う重い問題である。
そうした思いのぶつかり合いが、力と力の戦闘とは異質なものとして、
しかしその激しさでは劣らないものとして描かれる。
この辛い戦いを引き受けるのが、主人公信であるのも必然だろう。
戦い続ける以上、そして大将軍をめざす以上、
信もまた、この問題と向き合い、かつこれを乗り越える器を備えていなくてはならないからだ。
そしてこの戦いのあと一転、しばらく頭脳戦が展開する。
この辺のメリハリの付け方が実に巧い。
単に肉弾戦のあとの智謀戦への変化、というのではなく、
原さんがやったのは、まず激しい力の戦いを描き、
そしてその熱さを損なうことなく精神的な次元を取り入れて趣向を変え、
それからわりに静かな頭脳戦に進む、というやり方である。
もちろん静かといっても次の嵐への予感でピリピリしている。
さらに間に、わずかとはいえ羌かいの様子を挟んで一息和ませたあとで、
かつ新たに強烈な敵が登場するなどで今後への布石がいろいろ打たれたあとで、
巻末ではド迫力の演出で次の決戦へと突進する。
凄まじくも素晴らしい戦いになることは間違いなかろう。
体調が心配された原さんも、完全ではないにしても元気だというし、
次の巻もまた、大いに楽しみである。
意図的な凡戦
2020/02/10 21:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
合従軍と秦軍が激突した「函谷関の戦い」。初戦で2将を討たれた合従軍は、圧倒的な兵数の差を生かすべく、凡戦による消耗戦により秦軍の力をじわじわと削いでいく。
万極
2023/01/15 10:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まあこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
信の万極に対する最後の言葉はやっぱり相手に対する思いやりがある。
どんな敵将にもそこに至るストーリーがあり、読み手は感情を揺さぶられる。
秦国が勝つのが一番だけど、敵国の将も死んでほしくないって思う回もある。
ストーリーが秀逸。
万極
2023/10/19 22:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
敵の万極がなんともいえない。魅力もあるし、背負うものもすごくて。信と万極との一騎打ちは、力と力のぶつかり合いです。趙軍の将ながら、あっぱれですね。信は一回り成長します。そして、新たな将軍の登場もあり…
キングダム27
2021/05/11 02:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
蒙武がなぜこんなに強いのかよくわからない(笑)でも好きなキャラクターです
函谷関がどうなるのか次巻も楽しみです
面白い
2018/08/12 16:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みだしたら止まらなくなるおもしろさで、続けて次巻から次巻へと読み続けていたくなるほどのおもしろさです。