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リツ子その愛・その死 (新潮文庫)
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電子書籍
リツ子の実母が主人公を悪く思うことは仕方が無いことと思う
2019/01/28 11:47
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「火宅の人」の作者であり、女優・檀ふみさんの御父上でもある檀一雄氏の先妻との短かかった結婚生活を描いた作品。ということで、「火宅の人」で題名通り家庭をめちゃくちゃにされた奥さんは後妻で、ふみさんはリツ子さんの子どもではない。タイトルだけ読むと純愛小説かなと勘違いしてしまうのだが、檀一雄氏がじっと家庭を守って甘い新婚生活をおくるはずもなく1歳にもならない息子と妻を残して1年間、中国旅行に出かけてしまう。その間にリツ子は結核菌に侵されてしまうことになるのだ。リツ子の母を悪く描く場面がたびたび登場するのであるが、実の娘をひどい目にあわせている婿と仲良くはできないだろうと思う。愁眉は太郎君の描き方で、目の前に首飾りにされた彼がニコニコと笑っているようだ