紙の本
すぐ、下巻を買いました
2015/08/23 17:55
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投稿者:ケロケロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
導入部分は、なかなか頭に入ってきませんでしたが、事件が動き出したら、先が気になって、しかたがありませんでした。警戒して、上巻しか買いませんでしたが、すぐ、下巻を買いました。
紙の本
やめられない。
2014/03/24 00:08
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投稿者:ミキティ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み出したらやめられなくなる。
ドラマを先に観たが。。原作を後から読んでもより一層深く状況が頭に浮かび久々に徹夜で読んだ一冊。
紙の本
読みにくいところは確かにあるが、その理由はこの事件の複雑な背景にもあるのだろう
2019/03/17 22:32
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し文体が固く感じる。警察内部の微妙な関係を細部にわたって緻密に描かれているのがそう感じる基だろうか。読みにくいところは確かにあるが、その理由はこの事件の複雑な背景にもあるのだろう。上巻ではまだまだ謎はたくさん残されたままだ。
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単行本で読んでいた筈だが、文庫本で再読。全くストーリーを覚えていない自分にびっくりしたが、新規に読むように楽しめた。
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凄い重量感と圧迫感のある小説!
警察内部の縦社会や縄張りとか、軋轢とか、警察モノの話にちょこちょこ出てくるけど、こんなにギュウギュウなんて面倒くさくてかわいそう…。
wowowで放送されたドラマがあるらしいのだけど、細かすぎてナナメ読みしてしまった部分の捕捉を兼ねて見たいなぁ。
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雰囲気が怖いくらい硬質な感じ。
まさに冬山。
確かにすばらしい、トップレベルの警察小説。
何回読んでも飽きないだろうと思う。
お気に入り。
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読んでいくにつれ面白くなっていく感じがする。
作者のイメージが何かキツイ女性と思って作品を読む事を嫌煙していたが、いやいやそれとこれは別だと認識した。
合田雄一郎とMARKSの語りとして話は進んでいく。
展開が読めない。下巻が楽しみだ。
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単行本とは相当内容が違うらしいが、そちらは未読。
文章は確かで、読み応えのある大作であることに間違いはないが、果たして完成度が極めて高い作品かどうかと問うてみると、そこで確信を持って頷くことは躊躇われる。
まず違和感を覚えるのが、とびきり優秀な捜査員揃いという設定の七係のメンバーを中心とした警察内部のあからさま過ぎるエゴイズムや、それに関する際立った心理描写の数々。
作品全体がハードボイルドというわけでもないし、すんなり馴染めなかった。
次に、もしこれがミステリーや推理ものだとして見た場合、回収されていない伏線や、可視的に明かされない事実関係が多いこと。
ミステリーではない、としても、やはりばら撒かれたたくさんの糸は、結びに向かって収斂していくことこそが小説として美しいと思うが、そのような感じは受けなかった。
どちらかというと、拡散したまま幕は閉じられたイメージ。
水沢の病気にまつわる事柄などは、その代表だろう。
また、物語のアウトラインを描くことに腐心した結果なのか、水沢およびMARKSサイドの双方ともに、読者を納得させるだけの動機付けが備わっていない、とも感じた。
同時に、心理面を含め犯行に関する具体的描写もほぼないため、特に水沢の恐喝などは説得力に欠けてしまっているように思う。
別に世の"常識"に沿った動機が必ずしも犯行を行う者に不可欠だとは思わないが、ぶっ飛んでいてもいいから、創作物なりの答えをそこには用意しておいてほしい。
これほど長い小説にも拘わらず、冗長であるとは読者に感じさせず、最初から最後までスピードと緊張を保っているのはさすがである。
途中で飽きるとか、読み進めるのが苦痛だとかいうことはまったくなかった。
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合田雄一郎警部補を主人公としていくつかの事件が巻き起こる。まだ上巻なのでその全貌は分からないけどね。
上巻も半分ほど進まないと主人公がきちんと登場せず、前半部分では過去に起きた事件とその捜査・進展が描かれる。
そして後半になると合田を中心に、現在進行形で連続殺人事件が起こり、ちらほらと過去に起きた事件との関連性が見え始める。
犯人と思しき人物の一人称は、犯人が精神的な病気にかかっているらしいため思考が分散していて読みにくく、事件の詳細もぼかされたまま。
正直前半部はあまり読むスピードが上がらなかったんだけど、後半に行くにつれスピード感が増した。今は下巻でどんな結末を迎えるのか楽しみで仕方ない。
警察内部のやりとりがとても詳細でリアル。リアルすぎる上に登場人物が多くて把握しきれてない部分も多いけど、このディテールは魅力だと思うな。
とりあえず下巻読みます。
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哀しみの残る話。山の描写が美しい。
あんまりこういう系統の本は読まないのですが、ハードボイルドってこういうことなのかなと思った。
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北岳登山を終えて、山岳ガイドの方から紹介されたミステリー。
お盆休みを使ってのんびりと読んでみた。
久しぶりの長編ミステリーで,根気が途切れそうにもなったが,時折出てくる山の描写が、つい最近の経験なので思い出しながら読み終えた。
最後のシーンがとても印象的で,映像が眼前に浮かび上がるような感じだった。ミステリーもたまにはいいなあ。
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苦い。何故生きるのか。その答えはまるで示されない。
なのに一気に読ませる筆力。
書き手としても、考える存在としても、一流の仕事。
あえて言えば、背後に蠢く存在の話がやや消化不良の感もあるが。
読み手の教養不足のためか。
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合田雄一郎シリーズらしいが、高村薫の本は初めてなので知らずに読んでみた。
面白い。一気に読んでしまう。
下巻も読んでみる。
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南アルプスで起こった単純な殺人事件、それから数年後に見つかった白骨死体、それからさらに三年後に発生した連続殺人事件の捜査の様子を描いた小説。
警察ものらしく最初に起こる殺人事件の捜査の描き方は証言や、証拠に基づいた地味なもの。
舞台が東京に移り連続殺人の捜査が始まる段からも、捜査自体は地味なものが続くのですが、それを感じさせない文体のパワーがあります。
中でもそのパワーを感じさせられるのは捜査会議の場面。さまざまな個性的な人物が入り乱れる捜査会議はとてもリアルで、その場の刑事たちの息遣いさえもが感じられそう。ものすごい文章力です……
刑事たちの中に女性刑事はいなくて、男性刑事ばかりなのですが、彼らのエゴやプライドがぶつかり合う描写も非常に巧い!著者の高村さんが女性なのが信じられないくらい(笑)
精神的に不安定な犯人の描写も、それに負けず劣らずパワーがあります。だからついつい読み入ってしまう。
捜査の様子も非常にリアル。中でも週刊誌への圧力をかける場面は実際に著者の高村さんがそこにいたのではないか、と思わされるほど。
事件のピースはところどころ見えているのですが、全容となるとさっぱり……これは下巻が楽しみです!
第109回直木賞
第12回日本冒険小説協会大賞
1994年版このミステリーがすごい!1位
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「いまいち…」という感想をよく見たけど、とりあえず普通に面白い。もっとこってりと山の話が出るのかと覚悟していたけど、全然。親しみのない者向けにわかりやすくしてあって助かる…。合田さんの関西弁にどきっとしたり、加納さんとの微妙な関係にひーこらしたり、実はマークスパートを楽しみに読んでいたりする。次は下巻!