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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/04/12
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/253p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390632-4
紙の本
学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで
著者 岡田 麿里 (著)
人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」の脚本家は、小学校高学年から高校時代まで、学校に行けなかった−。母親との長い時間から外の...
学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで
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商品説明
人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」の脚本家は、小学校高学年から高校時代まで、学校に行けなかった−。母親との長い時間から外の世界へ出ていくまで、自身の半生を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
「あの日みた花の名前を僕達はまだ知らない。」
「心が叫びたがってるんだ。」
ひきこもりだったじんたんと、
幼少期のトラウマで声が出なくなった成瀬順。
二人を主人公にした二本のアニメは、
日本中の心を揺さぶり、舞台となった秩父は
全国からファンが訪れるアニメの聖地となった。
実は、そのアニメの脚本を書いた岡田麿里自身が
小学校で学校に行けなくなっていたのです。
これは、母親と二人きりの長い長い時間をすごし
そして「お話」に出会い、
やがて秩父から「外の世界」に出て行った岡田の初めての自伝。
プロローグ 心が叫びたがっていたんだ。
『心が叫びたがってるんだ。』は、私の故郷、秩父を舞台にしている。その秩父での先行上映会。機材トラブルで途中で上映が止まるというパニックの中、私は、あの頃と何も変わっていない自分に気がついた。
第一章 学校のなかの居場所
小さいころから思ったことが言えない子だった。小学校に入学すると、苛められた。いじめっ子の背景には夕暮れに黒々とうかびあがる秩父の山々があった。それはでっかい檻のように見えた。
第二章 誰に挨拶したらいいかわからない
陽子は私と同じ愚鈍なのに皆から好かれていた。宮沢賢治の詩のように無私だったのだ。そういうキャラにならなくては。そう努力していたある朝の教室で、私は誰に挨拶したらいいかわからなくなってしまった。
、
第三章 一日、一日が消えていく
学校に行けなくなった私は、食うか、寝るか、ゲームをするか、本を読むかの日々を過ごしていた。母親はそんな私を恥じた。志賀直哉の「暗夜行路」を読んでいると「消日」という言葉があった。私のことだ。
第四章 行事のための準備運動
アニメ『あの花』でずっと学校を休んでいたじんたんが外に出るシーンがある。ドア前で近所の人の声が聞こえ、躊躇する。これは、私が学校行事のために、久しぶりに外に出るXデーをモデルにしている。
第五章 お母さんだってひどいことをしてる
私の父親は、浮気がばれ、祖父に離婚させられた。一人になった母は、男たちに「秩父の浅野温子」と呼ばれていた。私は母の彼氏に「おっぱいの絵を書け!」と命令される。
第六章 緑の檻、秩父
学校は休んでいても、作文の宿題だけは提出していた。それが新聞社の賞をとった。「岡田さんは学校にこなくてもいいから、一緒に作文を書いて賞に応募しましょう」。優しい女性の国語教師は言ったのだが。
第七章 下谷先生とおじいちゃん
何とか高校には合格したものの、その高校もすぐに行けなくなってしまった。担任の下谷先生は、読書感想文の文通を求めてくれた。その添削に「麿里という少女の」という言葉があったことに衝撃をうける。
第八章 トンネルを抜けて東京へ
下谷先生の奥さ【商品解説】
目次
- プロローグ 心が叫びたがっていたんだ。
- 『心が叫びたがっているんだ。』は、私の故郷、秩父を舞台にしている。その秩父での先行上映会。機材トラブルで途中で上映が止まるというパニックの中、私は、あの頃と何も変わっていない自分に気がついた。
- 第一章 学校のなかの居場所
- 小さいころから思ったことが言えない子だった。小学校に入学すると、苛められた。いじめっ子の背景には夕暮れに黒々とうかびあがる秩父の山々があった。それはでっかい檻のように見えた。
- 第二章 誰に挨拶したらいいかわからない
- 陽子は私と同じ愚鈍なのに皆から好かれていた。宮沢賢治の詩のように無私だったのだ。そういうキャラにならなくては。そう努力していたある朝の教室で、私は誰に挨拶したらいいかわからなくなってしまった。
- 、
- 第三章 一日、一日が消えていく
著者紹介
岡田 麿里
- 略歴
- 〈岡田麿里〉1976年秩父生まれ。脚本家。
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立ち読みです
2017/05/12 21:49
6人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人がシリーズ構成をつとめた「鉄血のオルフェンズ」二期のあまりに酷い展開と終わり方にげっそりきた者です。岡田氏に印税が入ると思う事さえ嫌で立ち読みで済ませました。 傷ついて生きてきた人が作品を通じて人を傷つける側にまわってしまったのが悲しいです。