クリスさんのレビュー一覧
投稿者:クリス
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紙の本魔法使いハウルと火の悪魔
2006/04/04 19:20
あれ?魔法にかかったみたい!!
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
長女だから・・・そう思っているうちに、本当にやりたい事がわからなくなってた。そしたらスキをつかれて《荒地の魔女》に呪いをかけられちゃうし・・・迷い込んだのは《ハウルの城》。
ソフィーは『自分』が見つけられず、息が詰まるような退屈な毎日を過ごしていた。『長女』という肩書きに責任を感じ過ぎて・・・そんないつもと変わらないある日、《荒地の魔女》に呪いをかけられておばあちゃんになってしまったソフィー。そこで迷い込んだ《動く城》。城主はなんと、あの《ハウル》とかいう魔法使い!!だけどおばあちゃんは恐いもの知らず。汚い城を掃除する掃除婦さん、として住みつきます。
「ハウルはどこにでもいる優しい紳士であり、ちょっと臆病で大人ぶってる少年。」そう思っていたのはどこからだろう?あまりにも『ハウルの世界』に魅入っていたものだから、私の気持ちがついてきてくれなかったみたいです。
まるで、この本には魔法が詰まっているのカモ・・・?
2006/07/24 16:50
今までにない戦い方
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『正義は勝つ』これが今までの戦い方でした。しかし、この作品は影を光が打ち負かすのではなく、影と光が互いに抱き合って一つにとけあってしまいます。
初めは傲慢で、それが故に自ら影を解き放ってしまうゲドですが、影に追われ続けるうちにその心は落ち着いていきます。影は最初は《追う者》でゲドを追い詰めていきます。しかし、ゲドが影を追うのは自分だと気がついたとき、二つのものは切れない絆で結ばれていきます。
人間は影と光の部分を必ず持っています。この二つは欠けることなく、いつでもついてまわっています。どちらかがどちらかを倒すのではなく、ちゃんとお互いの存在を受け入れて生きていかなきゃないと感じさせてくれたのはこの物語でした。
紙の本花の魔法、白のドラゴン
2006/04/04 18:01
*不思議でたくさんの世界観を味わえるファンタジー*
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この物語は最初「え゛〜」で始まって、「え〜!!」でおわる驚きの連続ストーリーです。ロディとニックの二人をはじめとした《正義のChildren》が大人たちの陰謀を食い止めようと、ムチャクチャがんばっていくお話です。また、魅力的なのはロディの使う《花の魔法》です。あまりにも理想的な魔法なので、読んでいる私も使いたくなった程です。この物語にはDWJならではの独特の言葉がたくさん出てきます。
それから、この物語にはイギリスの地方名や地図が載っているので、地理・歴史の勉強にもなる、まさに一石二鳥の物語です☆
紙の本魔法がいっぱい
2006/04/04 17:43
ホントに『魔法がいっぱい』!!
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
短編でスラスラ読めるものをお探しのあなたっ!『魔法がいっぱい』をオススメしますよ。短編で薄い本ですが、中には魔法がギッチリ詰め込まれています。私のお気に入りは・・・〈妖術使い〉の愉快なお話です(最も主人公の妖術使いは、あっちこっち振り回されて、イライラしていますが・・・)。このお話は、『魔女と暮らせば』でクレストマンシーに始末された妖術使いのその後を語っています。次に行った世界では、車を盗んで銀行強盗の罪から逃げようとするのですが・・・
ついつい「ガンバレッ」と笑いながら応援したくなるお話です。また、別のお話に『魔女と暮らせば』のキャットがさりげなく登場するのも魅力的ですよ☆
紙の本九年目の魔法
2006/04/01 12:54
心強い仲間たちの絆
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この本の主人公ポーリィは、心を操る強力な魔法と戦いながら、自分の周りの暖かい仲間の存在に気づいていきます。初めは、人に振り回されるようなポーリィですが、大切な人の命を守るために、自分を信じて前に進める心の強い女性へと成長していきます。
クレストマンシーシリーズなどとはひと味違った《大人の魔法》を楽しめますよ。
2006/07/27 17:57
心の温かさにふれて。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
闇に仕える巫女の少女は自分の名前を捨て、『名なき者』として生きていきます。その生活は束縛されていて、それが故に少女は人の温かさというものをほとんど忘れて育っていきます。そのうち少女は小さな灯りさえない闇の迷宮の虜になってしまいます。そこで出会ったのは杖に目がくらむほどの灯りを照らして、闇しかなかった世界に初めて光を持ち込んだ男でした。彼とふれあっていくうちに、少女は今までに感じたことのない不思議な感情を心に秘めるようになります。少女が忘れていた名前を呼んだのもまた彼でした。名前を呼ばれたことで自分自身を取り戻し、自由を感じた少女・テナー。闇を取り払い、知らない世界へ行ける自由を手に入れたものの、その自由はテナーには重いものでした。しかし、男はただそばにいてテナーの心の支えとなっていました。二人は〈信頼〉という絆で結ばれ、テナーのぽっかり空いた心に一筋の光がさしこんでいきます。
この物語で、私の心も温かくなっていった気がします。
紙の本時の町の伝説
2006/04/04 18:55
不思議でおもしろおかしい時の町
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
疎開先で戦争の様子をみるはずだったヴィヴィアン。しかし、ひょんなことから《時の町》へとさらわれてしまいます。
《時の町》、そこはたくさんある次元の外に存在する奇妙な町。レトロ感がある、と思いきや機械がスゴク発達していたり、奇妙なオバケがうようよいたり・・・ですが大体の所は私たちの住む世界となんら変わりはしません。学校だって普通にあります(奇妙な服装などは別ですが・・・)。また、ヴィヴィアンたちはその他にもたくさんの次元世界を訪問して危機一髪の目にあっていきます。読んでいる方も身を乗り出してしまう勢いで、ストーリーはグングン進んでいきます。
これを読めば、あなたも時空旅行がしたくなりますよ☆
紙の本トニーノの歌う魔法
2006/04/04 15:01
cute☆な魔法使いm(*口=)m
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
一言で『魔法』と言うと皆さん何を思い浮かべますか?たぶん、たくさんの人が、杖を使ったり、術を唱えたり、箒に乗っている姿を連想されると思います。でも、この《トニーのと歌う魔法》は違うんですよねぇ。実はこの本に登場する、モンターナ家とペトロッキ家の人々の魔法は『歌』なんですっ!!変わってますよね。そして、なんと・・・両家はお互いに敵対心をメラメラ燃やしていがみ合ってるんです!!しかも、その理由が笑えるほど下らなくって(★口★)。そんな中、両家の子供、トニーノとアンジェリカが『呼び出しの呪文』に惑わされて行方不明に!!子供をさらったと言ってさらにいがみ合う両家の大人たちをよそに、トニーノの兄パルロと、アンジェリカの姉レナータは協力して、二人を探しあって・・・
実はこの本に登場するトニーノは、『魔法がいっぱい』という外伝で、『魔女と暮らせば』のキャットと夢の共演!こちらもおもしろいので興味のある方は、読んでみてくださいネ。
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