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「人生はカネじゃない!」
ホリエモンの語る、人生において重要なコトとは

丸善とジュンク堂は、ビジネスパーソンや各界の専門家を主な利用者とする大手書店グループです。その購買データを分析すれば、ビジネスパーソンにとって「いま注目の本」が見つかるのではないか、というこの連載。今回は、9-10月の「企業研究」分野に絞り、注目の本を探してみました。

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先月の「企業研究」分野では、初出でありながら上位にランクインした本が続きました。なかでも『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』は、10月になってもランキング上位にい続けています。各種ネットメディアでも取り上げられ、大きく話題になっている『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』(以下、「人生はカネじゃない!」)の注目の理由は、いったいどのような点にあるのでしょうか。

丸善・ジュンク堂「企業研究」書籍2016年10月ランキング

(2016年9月26日~2016年10月25日までのデータ)

人気マンガ『闇金ウシジマくん』の名シーンを堀江貴文氏が解説!

「10日で5割の利子がつく」という暴利の闇金融に訪れる人々。その人間模様を描いた作品が、『闇金ウシジマくん』。ビッグコミックスピリッツ(集英社)に不定期連載されている人気マンガです。ドラマや映画化もされているので、知っている人も多いのではないでしょうか。

何らかの理由で闇金融に行き着いた人物が、救いようのない沼にはまっていく……『闇金ウシジマくん』には、その恐ろしさや社会の闇がわかりやすく描かれています。

単体で読んでも味わい深いマンガですが、本書「人生はカネじゃない!」では堀江貴文氏の視点を通じた解説が加わっています。マンガの名シーンを引用しながら、ビジネスや人生の教訓を堀江貴文氏が語るというその内容は、各種メディアや個人ブログ、SNSなどで話題を呼んでいます。そして、発売後1週間で大増刷をしたほどに売れ行きも好調のようです。

かねてより、この『闇金ウシジマくん』を「読むべきマンガ第一位」に推すと発言していた堀江氏は、いったいどのような視点で解説を加えているのか。その一端を見てみましょう。

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あなたも「奪られる方」に回る可能性がある

社会の構図は端的に言うと「奪う方」と「奪られる方」で構成されている。そのとき、『闇金ウシジマくん』でフューチャーされる登場人物はもちろん「奪られる方」です。——平凡な日常を過ごしている我々にはあまりピンとこないかもしれませんが、実はそれは遠い世界の出来事ではありません。どんな人も、「奪られる方」に回る可能性があるのだと堀江氏は指摘します。

「厳しい言い方だが、何も考えずに日々、漫然と働き、空いた時間のほとんどをスマホゲームに熱中しているようなサラリーマンは、いますぐ危機意識を持つべきだ。誰だって、「奪られる方」にはなりたくないはずだ。だが、たとえどんな苦境に陥ろうとも、一方的に「奪られる方」にならないで済む方法は、いくらでもある。」

「世の中の人たちが、なぜいとも簡単に「奪られる方」に回ってしまうのか、もしくは自分が「奪られる方」にいることにすら気づけないのか、まず私なりに解析していこうと思う。そのうえで、ビジネスにも応用できる、「奪られる側 」から抜け出すためのメソッドを説いていきたい。」

(『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』より、以下引用部は同様)

冒頭から過激とも感じられる表現が並びますが、ここには堀江氏が強い言葉を使ってでも伝えたかったメッセージが込められています。「奪われる」というとすぐ「お金」を連想してしまいますが、「自分の時間」「考え方」「人生」なども「お金」と同様に奪われる対象なのだと言われると、腑に落ちるのではないでしょうか。

例えばブラック企業で使い倒され、追い詰められてしまう人間も「奪られる方」に当てはまるのでしょう。私たちは、気づかないうちに「奪られる方」に回っているのかもしれません。

必要なのは目先のカネではなく、実践的なメソッド

いくつかのインタビューで、堀江氏は「カネとは札束のことではない」と発言しています。たしかにこれはカール・マルクスの著書『資本論』以前から言われてきた真理ですが、ぼんやり生きていると気づかないことでもあります。

カネとは必要な求めに応じるための信用を数値化したもの。ただの交換における手段であり、カネそのものに価値はないのです。

つまり「信用」があれば、いま目の前に札束がなくても、カネは手元に巡ってくる。そのひとつの例が「労働」における「給与」という対価です。このカネの本質がわからない限り、「奪られる方」に回ってしまう可能性が常につきまといます。

これはひとつの例にすぎませんが、本書ではそんな堀江氏のビジネスやカネ儲け、人間関係、思考などのメソッドが、わかりやすい言葉で解説されているのです。

  • ・真面目は危険。マインドセットにかかるな!
  • ・カネは紙切れ。手に入れるべきは信用!
  • ・デキない仲間との「絆」は大胆に切り捨てろ!

強くまっすぐな言葉は、堀江氏の経験に基づく信念から生まれたもの。『闇金ウシジマくん』に出てくるストーリーだけでなく、ライブドア事件、与沢翼事件、北九州監禁殺人事件など、実際にあった事件のエピソードを絡めて説明がなされるためリアリティが増し、ぐいぐいと引き込まれます。

「必要なのは目先のカネではなく、知恵や工夫、そして実践的なメソッドを学ぶこと。それさえできれば、どんなビジネスの成功も引き寄せることができ、人生は必ずいい方へ向いていく」

「奪られる方」の絶望を見せながらも、そこから脱却する方法を述べたこの一冊。考える角度を変えるだけで、目の前が明るくなったような気がします。これからビジネスをはじめたい人だけでなく、ただなんとなく日々を過ごしている人を元気にさせたい。堀江氏の厳しい言葉の裏には、そんな思いが込められているのかもしれません。

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本と電子書籍のハイブリッド書店「honto」による、注目の書籍を見つけるための分析チーム。

ビジネスパーソン向けの注目書籍を見つける本チームは、ビジネス書にとどまらず、社会課題、自然科学、人文科学、教養、スポーツ・芸術などの分野から、注目の書籍をご紹介します。

丸善・ジュンク堂も同グループであるため、この2書店の売れ筋(ランキング)から注目の書籍を見つけることも。小説などフィクションよりもノンフィクションを好むメンバーが揃っています。

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