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平成時代の経済思潮を振り返る──ベルリンの壁崩壊から格差社会へ
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平成時代は、20世紀最大の実験であった社会主義の失敗を象徴するベルリンの壁の崩壊(1989年11月)に始まり、市場原理主義の台頭、バブルの崩壊を経て、格差社会が固定化しつつある2019年4月に終わりを迎えようとしている。その間の経済思潮を代表する著作を紹介したい。
スミス=「自由放任」、ケインズ=「自由放任の終焉」という誤解を正す
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経済学のテキストブックには、相変わらず、スミスが「自由放任」を説き、それをケインズが否定するまで経済学の主流に残っていたという誤った理解が幅を利かせている。正しくは、スミスからケインズまで経済的自由主義の流れは途絶えることなく流れているというべきである。違うのは政府の役割をどこまで認めるかの認識だけである。