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- honto担当オススメ作品を紹介！『いやはや熱海くん』モテる男子のどうにもままならぬ日々：電子書籍
今読んでほしい「いやはや熱海くん」
2023年彗星の如く現れたマンガ界のニュースター・熱海くん。皆さまはもうご存じでしょうか？
高校1年生の熱海くんは学年一の美形で、押し寄せる好意の波に困るほどのモテっぷり。
けれど熱海くんが好きになるのは男の人で、そしてとにかく惚れっぽい。
なんとなく昼休みを一緒に過ごす2年の足立さんを好きになり、週1ペースで足立家で夕飯をごちそうになる仲に。
そんな熱海くんのどうにもままらない日々が、ゆるゆると淡々と、それでいて丁寧に描かれます。
ジャンルで括ることを必要としないような本作は、どこか文学的で、温かく、心地好い世界へ導いてくれます。
登場人物紹介
担当のオススメポイント♥
主人公・熱海くんのキャラクター
熱海くんは学年一の美形でとにかくモテます。
そして本人も自分の顔が良いことを自覚していますが、それを鼻にかけるわけでもなく、淡々と受け入れています。
それでいて惚れっぽく、次々と色んな人が気になりますが、真面目に切実に相手を想っています。
独特の言葉選びや、思考の波に沈むとあまり周りが見えなくなるのも、熱海くんの魅力の1つ。
フラットで自分に正直な熱海くんが、自ら＜知りたいと思う＞人たちとの会話は、なんだかとっても心地好いです。
脇を固めるキャラクターたち
はじめに登場する足立さんをはじめ、本作には個性的で魅力的なキャラクターがいっぱい！
国島さんや辻󠄀くんだけでなく、足立家、クラスメイト、先生・・・などなど。名前の出てこないキャラクターたちまでもがなんとも魅力的。
作品全体に流れるゆるっとした空気感を作り出している名脇役たちの宝庫です。
文学的でゆるゆるとした唯一無二の世界観
登場人物たちによる、心地よい関西弁のやりとり。
読んでいるだけで心がほぐれていく気がします。
そして、絵柄とマッチしたナレーションの語り口も、この世界観を形作る大切な要素の1つで、なんだか文学的でゆったりとしたリズムを感じます。
