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- 泣きたいアナタへ
罪を犯す人間の弱さ、追い詰める刑事の哀しさ―。泣けるミステリー
刑事のまなざし
薬丸岳
講談社
税込価格：700円
ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―。
通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、 非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。
名人への夢半ばに、難病により29歳で夭折した天才棋士の人生
聖の青春
大崎善生
講談社
税込価格：751円
重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、師匠は彼のパンツをも洗った。弟子の名前は村山聖（さとし）。享年29。将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動ノンフィクション。
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爽やかでせつない青春！
島はぼくらと
辻村深月
講談社
税込価格：1,296円～
母と祖母の女三代で暮らす、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた、衣花。父に巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。四人はフェリーで本土の高校に通う―。故郷で知った大切なこと、すべてが詰まった長編小説。
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お父さん世代に太鼓判！
家族写真
荻原浩
講談社
税込価格：1,242円～
娘の結婚、加齢に肥満、マイホーム購入、父親の脳梗塞…家族に訪れる悲喜こもごもを、ときに痛快に、ときに切なく描き、笑ったあとにじんわり心に沁みてくる珠玉の家族小説。勝手でわがまま、見栄っ張り、失礼なことを平気で言って、うっとうしいけどいないと困る、愛すべき家族の物語。
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青春のせつないほどのまっすぐさが胸を打つ―
一瞬の風になれ
佐藤多佳子
講談社
税込価格：432円～
春野台高校陸上部、１年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感…ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。
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妻を殺した男が出頭するまでの2日に何があったのか―
半落ち
横山秀夫
講談社
税込価格：540円～
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ
昨夜のカレー、明日のパン
木皿泉
河出書房新社
税込価格：1,210円～
七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。なにげない日々の中にちりばめられた、「コトバ」の力がじんわり心にしみてくる人気脚本家がはじめて綴った連作長編小説。第11回本屋大賞 第2位。
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稀代のストーリーテラーが集めた「泣ける」話
もらい泣き
冲方丁
集英社
税込価格：1,028円～
冲方丁が出会った人々から集めた実話を元に創作した、33話の「泣ける」ショートストーリー&エッセイ集●厳格な祖母が亡くなった。遺品の金庫の中に入っていた意外な中身は？「金庫と花丸」●視力薄弱の子供を抱え、苦悩する父親を救ったプレゼントとは。「ぬいぐるみ」他。
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愛のせつなさと歓びが心にしみるラブストーリー
水曜の朝、午前三時
蓮見圭一
新潮社
税込価格：518円～
45歳の若さで逝った翻訳家で詩人の四条直美が遺した4巻のテープ。そこに語られていたのは、ホステスとして働いていた23歳の直美と、外交官として将来を嘱望される恋人・臼井との燃えるような恋物語だった。「もし、あの時、あの人を選んでいたら…」。失われたものはあまりにも大きい―。
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傷ついた若き医生と師との魂のふれあい
赤ひげ診療譚
山本周五郎
新潮社
税込価格：605円～
幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎から戻った保本登は、小石川養生所の“赤ひげ”と呼ばれる医長・新出去定に呼び出され、見習い勤務を命ぜられる。貧しい最下層の男女の中に埋もれる現実への幻滅から、登は赤ひげに反抗するが、その言動の底に脈打つ精神に次第に惹かれてゆく。
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大人になったあなたは、何かを忘れていませんか―？
花まんま
朱川湊人
文藝春秋
税込価格：464円～
昭和30～40年代の大阪の下町を舞台に、当時子どもだった主人公たちの思い出が語られる。ちょっと怖くて不思議なことや、様々な喜びやほろ苦さを含む物語に、深い感動と懐かしさがせまる傑作短篇集。
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切なくて、暖かい。2つめの短編にホロリ…
おしまいのデート
瀬尾まいこ
集英社
税込価格：443円～
中学三年生の彗子は両親の離婚後、父の代わりに祖父と会っていた。ソフトクリームを食べ、海の見える岬まで軽トラを走らせるのがお決まりのコース。そんなデートを楽しむ二人だったが、母の再婚を機に会うことをやめることになり…。暖かくも切ない5つのデートを瑞々しく描いた短編集。
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切なさ満天。、苦しいくらいピュアなラブストーリー
流れ星が消えないうちに
橋本紡
新潮社
税込価格：562円～
大好きだった彼が、他の女の子と一緒に死んでしまった―。辛くて、悲しくて…もう二度と笑えないのでは、と思っていたのに。一年後、他の男の子と付き合い始めた。待つと言って送り出したのに待たなかった。だって生きていかなきゃ―。深い悲しみの後に訪れる、静かな愛と赦し。
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私は母になりたいと願った―あなたはこの罪を裁けますか
八日目の蝉
角田光代
中央公論新社
税込価格：617円～
不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は――!?極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。
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命を“提供”するために、彼らは生まれた―切なすぎる運命を描いた世界的ベストセラー
わたしを離さないで
カズオ・イシグロ （著）, 土屋 政雄 （訳）
早川書房
税込価格：720円～
優秀な介護人キャシー・Ｈは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たち…。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく―。全読書人の魂を揺さぶる、ブッカー賞作家の新たなる代表作。
