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結論から、ワークライフバランスという考えが浮かぶ内容だったと思います。それと、梅田望夫氏の考える「スモールビジネス」を実践してる数少ない会社なのでは?とも感じました。
なぜなら、学生の私から見てもITを使ってどんどん新しいこと(ルールや制度)を破壊的に会社として行っており、その時間の生産的な使い方や著者の会社に対する考え方が上記のことに似ているなと感じたからです。
にしても、国内のIT会社でここまで社員に投資をしている会社があるとは知りませんでした。
シリコンバレーにはもっと面白い会社があるんじゃないかとワクワクしてしまいました。
全体的に、ITの力を使って有限である「時間」というものをいかに効率よく、生産的に活用するのか?を考え、会社で実行しているものを「フリー・オープン」といったネットの特性を生かして解説してある参考書のような本でした。
ITツールを知ってる・知らないでなく、それを自社で実践して良いものを社内で根つかせる「スピード・実行力のある社内の文化」も全体を通して感じました。
個人的に好きだったところとして
・社員と会社の夢を一致させる。
・仕事環境に投資する。
・グーグルビデオで動画を共有する。
・セキュリティを高める。
があります。
本自体の文章はそこまでないので、サクサク読み進めることができます。
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こんなに社員の事を第一に考えてくれる羨ましい会社があるのか!「社員が満足していない会社は顧客を満足させることはできない」にとても共感。会社に対して望むだけでなく、自分のいる部署単位でもできる事はあるはず。それに自分が部下に対してもっと考えられる事はあるだろう、と考えさせてくれた一冊。特に4、5章はすぐ使えるテクニックが満載。
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元社員時代が蘇ってきました。今から思うと最先端のチームマネジメントを構築していく過程であったり・・・良い経験をさせていただきました。
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著者の山本敏行氏は、株式会社リンクアンドモチベーションの組織診断で二年連続「社員満足度が高い会社」に選ばれた EC studio の社長である。
本書の前半で紹介されている福利厚生の数々は、かゆいところまで手が届くというか、もう「そこまでするのか?」というレベルだ。
子育てをしながら在宅で働けるような仕組みを作るのは当たり前。残業をさせない強制退勤制度や、有給を使って10日間の長期休暇が年四回あったり、そのうえ実家が遠い社員には交通費を支給する制度まである。
IT業界といえば、最終電車で帰るのが当然でそのうえ休日も返上で……というのが一般的なのに、これはたしかに非常識。
山本氏いわく、顧客満足を引き出すためには社員満足が第一なのだそうだ。自社に満足していなくていやいや働いているような社員が顧客に良いイメージを与えられるわけがない。
でも強制的に退勤させたり長期休暇を設けるのなら、そのぶん出勤中の作業効率を上げていかなければならない。本書の後半にはそのための具体的な仕事ノウハウが語られているのだけれど、これがまたすごい。徹底的に効率化された仕事ノウハウは、まさに「非常識」としか言いようがない。
僕もそのうちのいくつかを取り入れてみたのだけれど、たしかに理にかなっている。非常識ではあるけれど、とてつもなく効率的なのだ。
では徹底した仕事の作業効率と社員満足を、ECスタジオはどうやって両立しているのか?
著者の山本氏は「その答えは、この本の中で、すべてオープンにしています。」と言っている。でもだからってこんなにバラしちゃって、ほんとにいいの?
あえて他人の資本を入れないという経営理念といい、
きちんと一本筋の通ったカッコイイ社長さんである。
http://loplos.mo-blog.jp/kaburaki/2010/12/post_9f55.html
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1章まで頑張って読んだけど挫折。もうちょっと進めば為になる本になったのかしら? それとも私が一雇われ人であって経営者ではないから向かない本なのか。
「所詮うちの会社というか業種では無理だし、そりゃ良かったね、それでやっていけるからイイよね~っ」と後ろむきな気持ちで読み始めたのが悪かったかな。学べるところは学びたいけれど自慢話は聞いてて辛い。
レビューは気が向いたら…。
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面白い本だと思います。私もこんな会社で働きたいと思いました。社員満足度を高めることで、顧客満足度を高めることになるというのは凄いなあと感心しました。ただ、ひねくれてこの本を読むと、結局顧客満足度を生みだすのは社員さんなんだから、その社員さんへの気遣いによって大きく結果は変わるのは当然かなって思ってみたりして。効率化についてもいろいろ書かれていて参考になる点の多い本だと思います。
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全社にTwitterを導入し、積極的につぶやいて社員と自身の考え方を共有している会社の社長が書いた本。
Twitterをどう経営に生かしているのか?そもそも会社経営に活かせるのか?という疑問と共に読み始めた前著で、目からうろこが落ちる思いだったので今回も発売と同時にGET。今回のテーマは「社員満足度」。
装丁、タイトル、帯にも神田昌典氏の影響が垣間見えるが、読み進めてみると、「電話がない」「しないことを決める」「お客様は神様ではない」など、「非常識」な成功法則の影響が随所にうかがえる。
株主満足を最大化する米国式の経営とは対極の、「従業員を大切にしてその能力を最大限に引き出す経営」を実践するための考え方、戦略、ITを使った実践方法が解説されており、今回も前著に続いて「目からウロコ」の発見多し。
自らの失敗経験から社員満足度を高めることに行き着いたということだが、これは「企業の価値を人間に置く」渋沢栄一以降の日本的経営の原点ではないだろうか?今後予想する大混迷の時代、この日本的経営がまた脚光を浴びるだろうというのは言いすぎだろうか?
この本を読んで、「サークルの乗り」とか「こんなこと、ウチの会社ではできない」という意見も結構あるかと思う。そうしたご意見は、自分の現状と比較してのことだと思われるが、ECStudioは、これまでの「一般的な」会社の延長上にはなく、Try&Errorのサイクルを何回も回しながら新しい潮流を自ら起こしてきているものと私は考える。
今後自分が進むべき道を考える時、大いに参考になる本である。
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自分の会社にも適用できるとこはないかなぁ、と考えながら、読んでいました。
唯一、実現できそうなのが、「チャットを活用する」こと。
チャットを記録を残すという意味合いで使用したことがなかったので、目から鱗が落ちました。
他は、多分、会社の上層部がやろうと思わない限り、無理だなぁという結論に(^◇^;)
こんな会社に勤めたてみたいです。
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経営理念の主軸として、個人のモチベーションをいかに向上させるかという点に重きを置いているので、まったくの一個人のセルフマネージメントに対しても参考になる点は多い。
一人経営改革のススメとして活用できるかも。
が肝心のIT戦略を会社規模で実践しようとすると
やってる人はやっているし、デジタルディバイド族には使いこなせないレベル、という印象。
似たような経営規模で新しいモノ好きの社長が経営する会社、以外は導入が非現実的だと思う。
5章はすべて製品紹介。
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充実した生活を送るためのヒントが散りばめられている本。
正直な話、私は上司とランチでまで顔を合わせるなんて気が重いだけだし、長期休暇よりは定期的に少しずつ休みたい。
でも、そう思ってしまうのはそもそもやりたい仕事がやれず、漫然と毎日を過ごしているからなのかな、とも思ってしまった。
こんな会社で働けたら、と思いつつ、この中で自分でもできそうなことを、これから読み返して探していきたいと思う。
ちなみに、5章のIT活用法については、会社だけでなくプライベートでも使える事例がたくさんあった。
マインドマネージャーとバックアップまわりは早速調べてみたいと思う。
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ECスタジオの「社員第一主義」や様々な社員制度に驚き!です。私の会社の理念に似ているところも多々ありますが、徹底度が違うと感じました。顧客の幸せのためには、社員の幸せから、という理念は素晴らしいものです。
またクラウドを導入した仕事の概念やグーグルツールの効率的な使用法には目から鱗です!コストダウンの目線から見て、イイものばかり…読んでてすぐに社長に報告したくなりました。読了後、IT化へのコスト的なイメージはずいぶん変わりましたが、例えば私の会社の中にはけっこうPCの扱いに苦手意識を持っている人が多いので、そういった意識の変革には、またワンクッションはさんだ何かきっかけが必要かなぁと思いました。体験留学はぜひ行ってみたい!
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(2010.12.06読了)
ECスタジオという会社のPR本というところでしょうか?
社員が働きやすい環境を用意していますので、わが社に来て一緒に働きませんか、という誘いではありますが、一緒に働ける人かどうかは、じっくり検討させてもらい、働いてもらう場合は、適当な既存の部署や仕事が見当たらない場合は、新しい部署と仕事を用意します、という実に柔軟性の高い会社です。
ただし、従業員は、40名までということですので、既に33名いますのであと7名までしか席がありません。とはいえ、必要であれば、新しい会社と仕事を作り、40名までの社員を雇いたいと言っていますので、新しい仕事の提案をもっていけば、まだまだ雇ってもらえそうです。
ITを活用した効率的、かつコストのかからない仕組みも提案していますので、ECスタジオにご相談ください、という本でもありますので、ECスタジオに顧客を呼び込む本でもあります。
新しい社員と顧客を呼び込むPR本を有料で買ってもらおうということですので、一石三鳥と言った本です。
会社を設立した当初は、社員の定着率が悪くて、悩んだ末に多くの経営者に教えを請い、その中から「うまくいっている会社の経営者は、まず、自分の社員のことを第一に考えている!」(9頁)ということに気がつき、それを実践して行く中で、社員満足度が高い会社になった、ということです。
「利益ではなく社員第一」の施策をいろいろ実施した結果「顧客のクレームも減り、創造的な仕事をする時間が増えて社員のモチベーションも上がり、顧客からの評価もよくなるという好循環が発生。社員満足を第一にすることが顧客満足にもつながるようになって行きました。」(12頁)
本の中では、ECスタジオでの働き方、社員満足度アップの制度、会社の利益を増やすIT戦略、モチベーションと利益の上がるITツール活用法、が紹介してあります。
現代のオフィスワークは、ネットワークにつながれたパソコンなしには、お手上げ状態ですので、参考になることがいくつかありそうです。
●強制退勤制度(73頁)
労働基準監督署の指導が厳しくなり、会社に入った時間と出て行った時間を記録して、給料を支払った対象の時間を比較して、サービス残業させていないかをチェックしたり、パソコンの電源を入れた時間と切った時間を記録して、同様のことをやる時代ですので、社員の健康のためにも、会社のためにも、長時間の残業はやらせてはいけない時代です。
ということで、ECスタジオでも試みに「2週間21時以降の残業は一切禁止にし、オフィスの照明を消す」ことにしてみた。その結果、生産性が落ちることはなかったので、継続している、とのことです。
人間、集中できる時間はそんなに長くは続かないので、当然の結果かもしれません。
●デュアルモニターで40%の作業効率アップ(177頁)
Windowsとかは、画面上にたくさんのアプリケーションを立ちあげて、細切れにあれこれをこなして行ったり、二つの内容を見比べたりといろんな使い方が出来ますが、一台の画面では、なかなか思うようにいきません。そこで、一台のCPUに複数台のディスプレイをつないで使えるようになっています。僕���会社で、2台のディスプレイを使って仕事をしています。効率のことはあまり考えなかったのですが、実に仕事をやりやすいことは確かです。この本によると「シングルモニターに比較してデュアルモニターは作業効率が40%向上する」ということです。
サクセスストーリーにはなっていないので、読み物的面白みはありませんが、社員満足度を上げるためのヒント、IT活用による仕事の効率を上げるヒントがありそうです。
社員満足度を上げるための施策は、時間の経過とともに、いつの間にか有名無実になって行き易いので、絶えず見直しが必要でしょう。本の中にも定期的に、見直しをやっているとありますので、大丈夫とは思います。
また、コミュニケーション手段として、ITツールの利用をメインに考えているようですが、人間と人間が対面するコミュニケーションも捨てがたいものがありますので、あまり偏るのもどうかと思いますが、どうなんでしょうか?
(2010年12月7日・記)
●書籍タイトル
日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
●アマゾン用URL
http://www.amazon.co.jp/dp/4797361123/
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書評を下記blogにて公開しています。
http://thewisdomofcrowds-jp.com/2010/12/03/sr011/
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株式会社リンクアンドモチベーションの実施する満足度調査で、二年連続で栄えある一位に輝いたのはどこの会社だろうか?
その答えは、安定した大企業ではなかった――社員33名の、中小IT企業EC studioだったのである。
中小企業に焦点をあてた本は今まで読んだことがなかったので、興味深く読ませていただきました。
本の構成としては、大きく3つ。
①導入であるECstudeioの紹介
②ECstudioが取り入れている制度紹介(幹部と社員が昼食をともにするランチトーク制度、全社員i Phone支給制度、郷里が遠い社員の里帰り費用援助のゴーホーム制度etc。)
③ECstudioが取り入れているITシステム
満足度一位のECstudioが持つノウハウは、この本でしか読めない!
……ということを書けば、嘘になります。
何故なら、本に乗っている内容の多くは、ECStuidoのHPですでに公開されているからです。
ノウハウを公開する本を出す、でもHPでも公開している、その両方が合わさって、さらにECStudioの宣伝である、という事実こそが面白い。「本に載っている内容がHPが記載されているから」と、本を読んでいない人もHPに流れれば、それだけでECstudioの売上機会が増えますからね。
この本を読んで、まず第一に感じたことは、「中小の自由度って高い!」ということです。
専門職・そこそこ大手のサラリーマンである自分にとって、すぐさま活用できるノウハウがあるかと問われれば、残念ながら微妙なところ。
でもちょっとしたアイディアを、そのまま制度に導入できるようなフットワークの軽さは、中小IT企業の魅力を十分に表していると思います。
自分がもし、ある程度小遣いを持っている大学生だったとしたら、この本を参考にちょっとしたサークルでもやってみたら面白いかも、と思うくらいには興味深い。初期投資の小ささって凄いですね。
満足度が高いので羨ましいとか、こういう会社で働きたいとか、そういう直接的な話ではなく、働き方としてこういう選択肢もあるのだな、と見識が一つ広がった感じです。
逆に、良くなかった点は以下の3つ。
①前半の制度紹介系は結構面白く読めたのですが、後半のITツール紹介系に興味深い点は多くなく、割と読み流してしまいました。知識としては軽く仕入れますが、これから自由度の高い中小企業に転職しない限りは使わないだろうな、と。
ただ、実際の企業経営者の方が読めば非常に参考になると思います。
②制度なり何なりを紹介する際に、『ユニーク』『非常識』という言葉が何度も使われすぎていました。それを見るたびに「いや、ユニークとか非常識とか判断するのはこっちなんで、そう何度も主張されても……」みたいな気分になってしまったことが残念です。
③「満足度調査1位」を謳っているけれど、肝心の満足度調査の母集団が見えてこない。満足度偏差値が高いのは分かりましたが、それがどれだけの数の会社の中での偏差値なのかが気になります。
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(別ブログに書いた感想のコピーです)
大体こういったタイプの本は、著者が自分の考えを妄信していて
その妄信を延々押し付けられるような不快感があるものです。
実際読んでみたところ、やはりその点は拭えませんが
なかなかに内容自体が面白いのでカバー出来ているように感じます。
ただ自分自身が学校を出てから一度も職に就いた経験が無いひきこもりなので
タイトルの「非常識」の意味が理解できませんでした。
非常識というからには一般的にはこうではないんだろうな、と想像・・・。
あとベンチャー企業ってどうしてすぐ
社員交流のようなものをもとうとするんでしょうね。
そういうイメージがあるので自分には近付けない世界なんだなと虚しくなります。
でも楽しく働いているという人が存在するという点は・・・良いんでしょうね。
やはり自分には夢のまた夢の世界を覗くような内容でした。
あと、本自体は良かったのですが
とある点であまりにも自分勝手で非常に腹が立ちました。
我々には我々のルールがあるというのに
後から「そういえばこっちのルールがあったから従ってね」と言われたような感覚。