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後書きを読んでからでも敢えてこう言っちゃいますが、相変わらず「漢」を書かせたら上手すぎる。
個人的ハイライトは、白勝が友人への思いを孔明・孔亮にぶつけるシーン。熱い、熱いよ白勝・・・っ
いよいよ拠点も決まり、仲間も集まってきた。次が待ち遠しいです。
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かっこええ。ひたすらかっこええ。そんな格好いいヤツラの中で、安道全と林冲のやりとりが、なんかコミカルで可愛いなぁと思えてしまう(笑)。
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北方水滸伝の第2弾。天然の要害である梁山湖の山寨(さんさい)には、王倫を首領として時の朝廷への反乱を志向する3000人が集まっている。しかし、強大な朝廷を前に、王倫は当初の志を忘れ、「今は力を蓄える時期」と言を弄して幹部や兵の不満を抑えながら、実質的には民間人を襲う盗賊と成り果てている・・・。この第2巻では、朝廷に気付かれぬよう、着々と準備を整えてきた宋江と晁蓋達が、知略を尽くして王倫を追い落とし、山寨と3000の兵を手に入れ、山寨を「梁山泊」と命名、堂々と「替天行道」=「天に替わって道を行う」=「世直し」の旗を掲げるまでが描かれる。
敵となる「朝廷」というか「官軍」にも、「青蓮寺(せいれんじ)」という優秀な人材で構成される強力な組織があり、知謀を尽くした闘いがこれから展開されていきそうである。わくわく。
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世の中を正しく生きるには、志がいる。
だけど、志だけが、生き方ではない。
白勝をみていればわかる。
「安道全は、兄弟以上なんだ。林沖は、血を通い合わせた友だちなんだ。この二人のためなら、命はいらねえ。山寨にいるなら、俺も山寨に入りたい。そのために、みんなに信用される仕事をしなけりゃならねえんだ。志なんか、くそ食らえなんだよ。それが恥ずかしいとも、俺は思っちゃいねえ。」
志は、臆病な自分を勇気付けるものであり、また臆病という自分によって曇るものでもある。
そんな登場人物たちが人間らしくて良い。
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朱貴の魚肉饅頭が初登場する巻。
ほんとに一度でいいから食べさせてほしい。。。
そんで王倫と林冲。・・・ハラハラしますヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ
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替天行道と梁山泊の始まり。
生きること・死ぬことの縁の概念が出てきます。
この2つのテーマはずっと続きます。
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一気に読み進めてしまった。北方謙三の水滸伝が読みやすい理由は、ひとえに精緻な人物描写にある。もはやこれは歴史小説ではなく、歴史に仮託したキャラ小説と言っても過言ではないかもしれない。とにかくキャラの造形が素晴らしい。
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公孫勝、白勝、劉唐あたりがいい味出してるかと。
武松は辛そう。
楊志はこれから活躍してくれそう。
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男達が、暴れまわるだけじゃなく、
悩み、迷い、そして成長していくのは、
今までの水滸伝に無く新鮮
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【至を選ぶ気はないが、死を恐れる気もない】
梁山泊をようやく手に入れようと画策している。
ここから一気におもしろくなるんだろうなぁ。
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水滸伝続き。
巻頭からまさかの武松が素手で虎を殴り殺す!!!おい!!!!
何年も密かに慕っていた兄嫁を犯してしまい、そのせいで彼女は命を絶ってしまう。その後わけもわからないまま走り続けて走りこんだ山中で、死のうとして虎と素手で闘い、勝ってしまうのです。
この巻で、医者の安道全が結構好きになりました。病人やけが人を見ると嬉々として治療にあたり、患者を3日も見ないと鬱になるという変人。あの最強で頑なな林冲が、安道全に翻弄されている姿も面白いし、薬師の薛永とのコンビもいい。
陽志と林冲の、最強同士の立会いも見逃せないし、王倫を暗殺して梁山湖の山塞を奪うまでも興奮の連続!!!
あと、朱貴の魚肉の饅頭、何ですかあれ!!
めっちゃ旨そうな上に、最強の男たちみんなが絶賛って・・・
随所でさりげなく登場する朱貴の魚肉の饅頭にくぎづけです!
食べてみてえええええ!!!!!!!!!
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林沖・晁蓋の梁山泊入り、林沖vs楊志、楊志が棗売りに化けた賊徒に荷馬車の荷を奪われる回。
上記の話は、横山光輝の水滸伝でも語られているので、特に書くことはないのですが、そういった原典のエピソードにもあった話とは別のところも読み飛ばせないのが、北方水滸伝の魅力の一つだと思います。
例えば、安道全が朱貴の奥さんを治療する話。
人々の営みの中で、医者や薬師の存在は非常に重要な存在の一つですが、
三国志や水滸伝といったたくさんの人物が登場する物語の中で、武将達に負けず劣らず、こうも光を放って描くことができるのかと感心します。
戦いと戦いの間の話も見逃せない。一つ一つのエピソードが読み飛ばせません。
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一気に読める。
いよいよ梁山泊が姿を現すのだが、結果的に「乗っ取り」である。注意深く正当化してあるので気にはならないけど、ちょっとえげつないような気もする。そういう意味では少華山も同じだが。
林冲の活躍が鮮やか。一種のスパイ小説として、ジャック・ヒギンズを思わせ、しかもずっと緊張感があるような感じがする。
晁蓋たちが荷物を奪うトリックも鮮やか。
2008/6/13
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一巻にも増して、個性的な人材が登場し、それぞれに魅力的で彼らに引き込まれていく。
兄嫁に恋をした武松、後に致死軍を作る公孫勝、顔に青あざのある楊志等・・・。
そして梁山泊に替天行道の旗を翻すために、謀をめぐらす彼ら。
読みごたえのある二巻でした。
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梁山泊に替天行道の旗が掲げられる。
潘金蓮登場。水滸伝関係者で唯一知っているのが『妖異金瓶梅』で読んだこの人なのだが、そちらとは異なる人格で可愛すぎ。