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嫌われ松子とはうって違い、それぞれの悩みを抱えるもののまださわやかだった。
明日香はまたしても恋人を捨て、夢を追う選択をする。そもそも輝樹は夢を応援できないなんて明日香の何が好きだったんだろう、そして明日香も輝樹の何がすきで付き合っていたんだろう。ふたりの付き合う経緯がいっさいわからないからそもそもしっくりこなかったけれど。
きっとこれからも二度あることは三度あるし、明日香はおなじような選択を迫られ、恋を捨てていきそうな気がする。
でもその先にはいったいなにがあるというのだろう。
笙と分かれて夢をつかもうとしたときの自分に恥じないでいたい。
その生き方はすごくかっこいいとは思う。
ただ自分だけのために生きるというものはすごく楽しいけれど、どこかで孤独と向き合わなければいけない。
明日香は一見強く見えるけれど、結局夢を追いかけた大学でも輝樹に流されているところもあったりして、なにかの物語の主人公のよいうに強くはないと感じた。
もうわかることはないけれど果たしてその孤独に耐えられるのか。
生きていくことはなにかを選んでいくこと。
わたしはこれからなにを選んでいくのだろう。
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それなりに感動はしましたが、松子のインパクトに比べるといまいちでした。なんだかうだうだうだうだしていて。
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嫌われ松子の死から4年。甥の笙は?笙の元恋人の明日香は?気になっていた2人がどう成長したか…
今作を読んで、やっと「嫌われ松子の一生」が終わった気がします。
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面白くてサクサクと読めました。
彼女も笙も自分の行きたい道が見えてきたようでよかったですね。特に彼女が状況に流されてしまわなかったことにほっとしました。
関係ありませんけど、ここに書かれた腹式呼吸のイメージが今まで聞いてきたどんなものよりもわかりやすいと思いました。
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数年前に中谷美紀主演で映画化された『嫌われ松子の一生』の続編である。
前編で関わった松子の甥の笙(しょう)とその元彼女の明日香が主人公。
ただし、続編と言っても前編での悲惨一直線の松子の生きざまとは違って、それぞれ思い悩みながらも自分を見つめ、生きていこうとする姿を描く、青春自分探し物語といった趣である。
松子とのからみはそれほど大きくないものの、要所要所で彼女の存在が、重要な役割を果たしている(と思う)。
『嫌われ松子の一生』をよんでいなくても、テンポよく読めるが、やはりまずは『嫌われ松子の一生』を読んでからの方が、おそらく数倍は面白く読めると思う。
最後に、『嫌われ松子の一生』は小説も面白かったが、映画もかなり良い作品だと思うので、気になった方がいれば、是非映画の方も見て欲しいと思う。
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ダブル主人公の視点で描かれているのは「嫌われ松子」と同様のスタイル。
だらだらと進んでいく二人の「その後」は盛り上がりがなく思えたが、最後の十数ページで訪れる興奮は、「やっぱり嫌われ松子の作者だ」と感じた。
それでも嫌われ松子のおインパクトが強かっただけに多少見劣りしてしまうかも。
赤木のその後を描いた「八雲にて」は知りたくない内容だった。現実もそんなもんなんだろうけど。
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『嫌われ松子の一生』のほうが面白かった。
なんか『松子』の波瀾万丈ぶりに比べたら、普通だと思ってしまった。あのくらいぶっ飛んでたほうがいい。
むしろショウの今後を描いてほしい。
夢やぶれ、転落人生、そしてその先にある希望、みたいな。
松子はなにかを信じて挫折したからストーリーに深みが出て面白かったけど、ショウや明日香にはそれがないから薄っぺらく見える。
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嫌われ松子の一生の続編。笙と明日香がそれぞれ自分の生きていく道を選択していく姿が微笑ましい。松子の人生は決して無駄じゃなかった。
赤木の晩年を描く「八雲にて」もしみじみいい!松子に関わった人々全てのその後が知りたい。
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嫌われ松子の一生の続編。やっぱり山田宗樹は面白い。
嫌われ松子を読んで面白かったと思った人はまず読んで正解だと思う。
「医師」という夢を持って邁進する明日香と、定職に就かずその日暮らしの生活を続ける笙。
青春って大人になってからでもあるんだな。とても爽やかな小説だた。
最後のういろう売りの場面がとてもいい。
夢を叶える人は必ず夢を持っているんだと思う。
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前作、『嫌われ松子の一生』は、浮き沈みが激しく、鬱々としてしまいましたが、今回は、若い二人が主人公で明るく感じます。
笙は、仕事に就けず、フリーター生活をしている時に、役者の卵たちに出会います。
全く縁のなかった世界ですが、そこでの出会いから新たな光を見つけ始めます。
笙の元恋人・明日香は、医大生となって勉強中です。
ある日、飛行機でのドクターコールで出会った女医さんに憧れを抱き、進むべき道を見つけますが……。
それぞれの話が、交互に章を成していきます。
順風満帆とはいかない20代中頃。ちょうど松子が失踪した歳。
二人が葛藤しながら、自分の道を探っていく感じが良かったです。
最後の「八雲にて」を読むと、つい、「松子が、彼についていけば…」と思わずにいられません。
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「嫌われ松子の一生」で、松子おばさんの遺体を発見し、第2の主人公として活躍した笙と、元彼女の明日香の物語。
若者の自分見付けがテーマかな。
今作もたくさんの参考文献を元に書かれており、演劇や医学の入門についても主人公達と共に味わうことができた。
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今の時代って、自由に生きることを強要されてます。
それでも誰にでもシバリはあるし、できないこともある。自由に生きて大成功するなんて、よっぽどの努力と運とタイミングに恵まれた人だけ。自分のやりたいことが見つからないなんてのもよくある話。
そんな息苦しい自由のなかでのもどかしさ、葛藤を書いた本だと思う。主人公2人は上手ではなくとも自分らしく生きることを選ぶ。前作の松子が最後で「コトリ」という音を立てたのもそういうことだったのか?
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8月-4。3.5点。
嫌われ松子の続編。笙と明日香のその後。
笙はフリーター、明日香は医学部へ。
笙はやがて打ち込めるものを見つけ・・・
あっという間に読める。まあまあかな。
二人とも成長していく姿が、すがすがしい。
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嫌われ松子の一生で松子さんの甥の大学生が主人公のお話し
嫌われ松子を読んでなくともまったく問題無いほど別の作品
視点としてはもう一人の医大生の視点で描かれてあるんだけど、この人の話しいるかな?
ま、別々の生活してた二人が最終的に会ってそれぞれの視点と意見でというのは冷静と情熱のあいだのようだけど
あそこまで決まった感はない