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親友の死、恋人の死で傷ついた2人の、癒しと再生の話。恋人を亡くす話は最近やたら多いですが ただ泣かせりゃいい系じゃなくて好感は持てました。
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自分の中では橋本紡はラノベ作家だったので、新潮文庫にあってビックリでした。
内容は一般文学と言えなくもないけど…行間とかがラノベっぽかったです。
なので、厚さに対しては速く消化出来ました♪
内容は恋愛と友情の半分半分で、死んでしまった彼(or親友)とどう向き合うかを綴っているかんじですね。
始まり方はワクワクなのに、だんだんありがちで個人的には読まない感じの話になりました。
前向きな恋愛ものとか好きな人にはお勧めな本です。きっと。
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こういう恋愛小説は普段あんまり手にしないんだけど、優しい雰囲気に惹かれて手にとっちゃった。
大好きな大好きな彼を事故で失って、後ろばかり振り返っちゃう女の子と、そんな彼女を守っていこうとしながらも同じく彼のことが忘れられず、でも後ろめたさに悩まされてる彼の大親友のお話。
三角関係ってこと。
そこは色々つっこみたいところだったけど、彼女の感じてる切なさとか淋しさとか愛おしさとかにすごくすごく共感したからまぁいいや!
「空を見上げるのは祈りだ。傷つき、苦しんできたひとたち‐永遠を生きることがかなわないからこそ愛おしい生を生きるひとたちが捧げる、歩きだすための祈りだ。 ひとは繰り返し空を見上げ、繰り返し祈りつづける。」
夜空を見上げて祈る日々が続いてます。
いつか「いま」を受け入られる日がくるのかなー・・。
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亡くなったひとを引きずりながら生きる2人のお話。
ストーリー的にはすごくベタな恋愛もの。
たくさん本読む人には合わないかもしれない。
でも読んだときに響く言葉がたくさんあった。
今だからそう思うだけなのかな。
バンプのプラネタリウムがほんとにぴったりくる。
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楽しく読ませていただきました。
橋本紡さんはリバーズエンドの頃より親しませてもらっているけれど、半分の月が略とかは受験で投げ出したので、久々の橋本さんでした。
これはラノベじゃなくてこっちに本腰いれるわけだよ。
恋人を亡くしてしまってから玄関で寝ている女の子。
その恋人と親友仲であったのに今はその女の子と付き合っている男。
流れ星マシーン。
もうなんか青春が青春すぎて泣くかと思った。
加持くんが美化されすぎているけど、そんな加地君のようになれたらいいのにと思う。
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中盤を過ぎてから、主人公の痛みを感じる要所要所でどうしようもなく涙が滲みでてしまって、読み終わった後には、マスカラが剥げ落ちて、手の甲が真っ黒になったわ・・・。
「玄関に布団を敷いて寝る」
この事実は、最初ビックリしたんだけど・・・読んでるうちに、なるほど、これはあたしでも、一緒の布団に入ってみたくなるかも、って思ったり。
何だか皆が暖かい人物ばかりで。
哀しい思い出なのに、あたたかい気持ちで読めるっていうのは、作者さんの魔法かも。
繋がれたままの3人の手。
亡くなってしまった加地くんを同じくらい忘れない二人が、同じ答えを出して同じペースで生きていく事は、二人なら可能よね。
素敵な物語です。大好きですね。
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一気に読み進めてしまった。
恋人が死んでしまい、今も尚その想いを引きずりながら生きている…。
2年間想い合った日々…大切だった想い人。
だが、恋人は見知らぬ土地で亡くなってしまい…。
主人公が玄関で寝る様になる話は印象的。
悲しくも純粋な、恋愛小説。
しかし、別れた恋人や、今現在の恋人の大切さを改めて感じられる小説なのではないかと思う。
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題名に誘われて買ってみました。帰省帰りの車中で読破。
玄関に寝る奈緒子の気持ちがなんとなく共感できました。
各章の名前の付け方がちょっと安っぽいのが不満かも。
悲しい恋の終わりを実体験したことのある人なら、
どっぷり浸れるとおもいます。
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解説の重松清さんの言葉をお借りしますが、「最後に人は星になる」という言葉の答えを、この本は教えてくれていると思います。
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玄関でしか眠れないわたしと、おバカな僕と、優しすぎる彼を繋ぐ「死」という現実。そして、深い悲しみの後に差し込む一筋の光-。静かな愛と赦しを描く、苦しいくらいピュアなラブストーリー。
-紹介文より
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■大好きな人が死んじゃうよりも、世の中にはもっと悲しいことがある……。
悲しみはどうしたら消えるのだろう。優しさはどうしたら届くのだろう。
悲しくて一睡も出来なくても、朝は来るし。涙が涸れるほど泣いたって、やっぱりお腹は空くもので。立ち直りたいなんて思ってないのに、時間はいつでも意地悪で、過ぎ去った日々を物語に変えてしまう――玄関でしか眠れない私と、おバカな僕と、優しすぎる彼を繋ぐ「死」という現実。深い慟哭の後に訪れる、静かな愛と赦しの物語。
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「リバーズエンド After days」のあとがきで(確か)物語の主人公にはこれから先、ずっと続いて行く日常がある、それが書きたかったと書いてあったのを思い出した。橋本さんはすごく優しい人で、登場人物に対する思いもすごく強いのだと思う。「半分の月がのぼる空」もこの作品も、続いて行く「日常」というのが主題にあるのだと思う。
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久しぶりに面白い、楽しいと感じながら読んだ本でした。
ぐんぐん読めて、楽しかった。
青春だな〜と思いながら、自分が同じ年代だった頃を思い出しながら。
読みやすい本でした。読みやすい本って楽しいのかも。
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「加地くんのこと、いつまでも引きずるのは駄目だって思ってたの。でも、無理なんだ。無理だって、わかった。いいことも悪いことも、ずっと残ってるんだよね。だったら、それでいいのかなって気がしてきたの」
高校時代から付き合っていた恋人・加地君が自分の知らない女の子と旅先の事故で死んでから、1年半。奈緒子は、加地の親友だった巧と新しい恋をし、ようやく「日常」を取り戻しつつあった。ただひとつ、玄関でしか眠れなくなってしまったことを除いては――。
深い悲しみの後に訪れる静かな愛と赦しの物語。
私が一年以上かけて、やっとたどり着いた結論と同じせりふがある。
タイトルと表紙が綺麗で購入しただけだったけど、良い意味で期待を裏切られました。
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序盤から泣きっぱなしだった。
何の気無しに買って読んだら見事にやられてしまった。
三角関係de恋愛小説、ってきいたら当たり前のように想像してしまう先入観のまま読み始めたら、事情が少し違う…。
メインとサブのバランスと役割も良かった。