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ミステリ好きによるミステリ好きのためのミステリ。過去の有名ミステリのモチーフを使い、登場人物たちにお約束の設定をわかった上で演じさせるという趣向。それを成立させるための暗鬼館という仕掛け。きっと気づけてない仕掛けがまだあるんだろうから、数年後にもう一度読んでみると楽しいのだろうな。
あぁ、もちろんミステリマニアじゃなくても楽しめます。
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先が知りたくて徹夜で読んでしまった。面白かったです。
シチュエーションありきな物語は好きじゃなかったんですが、奇抜
ではなく物語にうまく合ってました。
何より謎解きの醍醐味が堪能できました。
この題名、最後まで意味が分からなかったのですが、巻末の解説で
やっと分かりました。これが最大の謎でした。
この著者の作品はこれが初めてたっだのですが、面白かったので、
他の作品も読んでみたくなりました。
本とは関係ないですが、この作品、映画化されるんですね。
2時間にうまくまとめられるのか心配ですが、映像化されるのも面
白そうです。期待します。
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本格ミステリーの小道具や小ネタが散らばっているだけで、なんだか楽しかったです。
主人公のかるーい性格も好きでした。
ミステリー小説をちょっと皮肉ったような内容で、探偵による解決の正否が多数決で決まる、というのがおもしろい設定でした。
小説の中では、探偵が論理的に事件を説明してみせれば、優秀な登場人物達はみな理解し、納得し、無事事件は解決するわけですが、現実ではそうはいきません。
ましてや、殺人が起き、警察が介入できない状況では、素人探偵がいくら論理的で説得力のある説明をしたところで、なかなか納得できないのは仕方ないでしょう。
主人公が丁寧に親切に何度も事件解明の説明をしているにも関わらず、その場の雰囲気と感情論だけで理解してもらえなかったのは、リアルで興味深かったです。
設定も展開もテーマもとってもおもしろいのですが、どこか小さく収まってしまった気がします。
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ボトルネックを読んだ後だったので、ストーリーの展開が以外だった。また、映画化を意識したともとれる表現振りには少し抵抗を感じたが、最後の方では読む手が止まらなくなった。読んだ後も読み手それぞれで色々と想像を膨らませることになるんだろうと思う。
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2010/6/11 Amazonより届く。
2023/1/16〜1/20
12年半の積読本。
高額のアルバイト代に目が眩んで集まった12人。とある施設に七日間拘束されて観察されるというあるばいは、殺人であった。犯人、探偵、助手など役割によって報酬が変わるシステムの元、追い込まれる参加者たち。
いわゆるクローズドサークルものではあるが、ゲーム要素を取り入れたところが新しい。映画化もされているようなので、チャンスがあれば見てみよう。
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警告 この先では、不穏当かつ非倫理的な出来事が発生し得ます。それでも良いという方のみ、この先にお進みください。
ページをめくるとこんな文章と見取り図から始まり何が始まるんだろう?とどきどきしながら読み進められた。
実際、求人広告に時給十一万二千円のバイトがのっていたらこの登場人物達のように怪しみながらも応募する人はいるのかもしれないなぁ。私は絶対応募しないことにしよう。。
とにかく怖い、けど先が気になってあっという間に読んでしまった。
インシテミル という題名から全く内容が想像できなかったけど、読み終わってみるとうまい題名をつけているなぁと感心。
続編も出て欲しい。映画も楽しみ。
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買う前から自分に合わないことはわかってた^^。ちょっとひさしぶりにこのジャンルを読もうと思ったもので。
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面白かった。登場人物が個性あって名前を最初に意識しえ覚ちゃえば,トントンと読めた。それぞれ与えられた武器があって。色々な部屋があってと,読んでてワクワクした。欲をいえば,最後の犯人の詳しいその後や,動機がもっと欲しかった。犯人の気持ちや環境に触れて,終わって欲しかったです。ライアーゲーム+クリムゾンの迷宮な感じ。
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面白かった。クローズドサークルもの。メモランダムの語り口がちょっと気に入った。最後の展開はインパクトがあってすっと入ってくる。でもミステリ読みの人が読んだ方が面白いのかな?あとタイトルは秀逸だと思う。暗記パンもツボだった。
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20100622読了。
1120百円。クローズドサークル。メモランダム。結城。
タイトルの意味に納得。
もっとミステリ物を読んでいれば、より楽しめそう。
知らなくても楽しめた。
最後の計算は…計算が苦手なのでついていけませんでした。笑
やはり、おいしい話には訳があるのだと思ったけど、あやしい話には手を出すべきじゃないんだなぁ。
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高額な時給をエサにして人を集め、人工的にクローズドサークル(わかりやすく言えば「そして誰もいなくなった」のような閉ざされた舞台)を作り上げて、その中でお互いに殺し合いをさせよう、という内容の小説です。
おそらく意図的に作っている舞台設定の不完全さ故か、もうひとつ心理戦が盛り上がらないのがちょっと物足りない気がしました。
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「インシテミル」ってどういう意味か、作中で解説されるかと思っていましたが、最後まで分かりませんでした。解説には「淫してみる」とあるので、ミステリに淫する、耽るという意味なのかも。映画のサイト(http://wwws.warnerbros.co.jp/incitemill/)のURLからアタリをつけて調べてみるとINCITE=そそのかす、MILL=製造工場という意味で、「そそのかし製作所」?うーん、無理がありますね。
人がたくさん死ぬのに、残された人が無感動なのがちょっとイヤな感じでした。
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ミステリ好きで古典作品をたくさん読んでる人はより楽しめるかも。
でも私みたいにあんまり読んでない人も楽しめる作品。
展開がはやくてサクサク進む。
なんとなくミステリと言うよりサスペンスな感じがした。
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読んでる途中はおもしろいけど、最後が???。
ストンと落ちた感じがしない。
いろんなネタバレサイトをみた。
うーん、ぼくはあまり理解していないのかなぁ。
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閉じた空間に数名の人間、所謂クローズドサークル。
アガサ・クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」へのオマージュとも取れるような設定が随所に見受けられる。
だがそれだけには終わらず、設定を生かした本格ミステリ。